一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球上の水は・・・
登録日: 2003年07月26日 最終回答日:2003年09月11日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.3043 2003-07-26 23:15:07 きゃらめる
どうしてもわからないので、お願いします。
地球上の水はこれから先
@減っていくA増えていくB変わらない
の、どれなのでしょうか。
理由も詳しく教えて頂けるとありがたいのですが・・・。
宜しくお願いします。
総件数 4 件 page 1/1
No.3102 【A-1】
Re:地球上の水は・・・
2003-08-04 18:53:42 KAN (
http://www.eic.or.jp/QA/bbs02.php3?serial=401 で紹介したことがあります。
(世界 水 などのキーワードで検索するとでてきます)
このうち水の資料館 http://www.water.go.jp/referenc/kagaku/f_kagaku.html
の中には「私たちの地球にはおよそ14億Km3の水があるが、地下水を含め川の水や湖・沼など私たちが生活に利用できる淡水は地球上の水のわずか0.8%しかない」
さらに2003年2月の政府広報 http://www.gov-online.go.jp/publicity/tsushin/200302/topics_e.html によると
「さらにその(0.8%の)ほとんどは地下水で、比較的利用しやすい河川水や湖沼水は地球上の水のわずか0.01%」という情報があります。
このように人にとって使える水ということを考えると、厳しい状況ではないでしょうか。
つまり↓のようなことがあります。
・水の汚染が進めば、人間にとって使える水は減る。
・世界の人口が増えれば1人あたりが使える水の量は減る
・温暖化が進行すると地域によって豪雨がひどくなったり、干ばつがおこったり、
降水量が極端に変化するおそれがある
(地球全体では変化が無くてもその地域では不足することがおきる)
参考 世界水ビジョン「川と水」委員会の説明 http://www.idi.or.jp/vision/wwv-02.htm
また水と氷、水蒸気をトータルした地球の水分量が変わることはあまりないと思いますが、
(違うという人がいたらご指摘ください)温暖化が進行すると、氷として蓄積されていた分が溶け、海の水が多くなることが指摘されています。海の水が多くなると海岸線や島などが水没し住居を失う人が出る可能性があり、これも問題が大きいのです。
No.3415 【A-2】
Re:地球上の水は・・・
2003-09-07 16:23:21 マルマル (
>地球上の水はこれから先
>@減っていくA増えていくB変わらない
>の、どれなのでしょうか。
>理由も詳しく教えて頂けるとありがたいのですが・・・。
>宜しくお願いします。
この答えとしてはBが正しい答えといえるでしょう。
地球上にある水は、
海、雲、雨となり最後にはまた海の戻るのでこのことを、水の循環といいます。水が上空で紫外線によって水素に分解されない限り水は循環を続けていき、地球上の水は変わらないということです。
No.3424 【A-3】
Re:地球上の水は・・・
2003-09-08 19:43:27 KAN (
前の回答の登録時に下記の部分が抜けていたことを発見しました。
地球上に存在する水は常に形を変え循環していますから、当分水じたいが減るということはないと思います。(水は地球の温度調節もしているので地球上の水がはっきりわかるほど減ると生物存続の危機になるほどの重大問題です)
参考 全球の水循環 http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/ES_B_M2.html
前野昌弘 大量の水の持つ役割--地球の温度調節器
http://homepage3.nifty.com/iromono/kougi/timespace/node64.html
冒頭に来る文章でした。失礼しました。
No.3443 【A-4】
Re:地球上の水は・・・
2003-09-11 09:59:47 LP (
文部省宇宙化学研究所のページ
http://www.isas.ac.jp/docs/ISASnews/No.215/ken-kyu.html
によると,大気中の酸素イオン・水素イオンは毎日数百トンのオーダーで宇宙空間にプラズマとなって流出しており,単純計算で1億年かかって2%が失われるとあります。
観測データ蓄積の期間が短いので不正確である可能性が否めないことと,地球が重力などの影響によって宇宙空間から取り込むイオン量がこれとは別にあるようですので1億年後には予測とだいぶズレている可能性が大きいです。
この資料をもとに計算すると大気中の酸素分子の量は1兆トン以上あって,水の量が約14億トンですので大気中にある水を構成することができる酸素分子の量全体から見ると現実に水として合成されている量はほんのわずかということになります。
宇宙空間に逃げる酸素イオン水素イオンの量が地球上(地球内部も含めて)の水の量変化に与える影響は「よくわかってない」のが現状のようです。
尚,気体イオンは地球の重力を振り切るだけのエネルギーを得ると宇宙空間に飛び出しますので,温暖化が進んで大気が高温になると流出する量が飛躍的に増えると思われますが,はっきり増えたと観測できる頃にはその観測を行う人類はとっくにいなくなっているのかも知れません。
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