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環境Q&A

建設発生土のアルカリを中和する手法について 

登録日: 2008年11月10日 最終回答日:2008年11月14日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.30248 2008-11-10 15:25:57 ZWlbd1d はっち

みなさん、お知恵を貸してください。

とあるサイトの汚染土壌をセメント工場に持ち込み、セメント材料として再利用してもらうことを考えておりました。

ところが、事前に汚染土壌のサンプルをセメント工場で分析してもらったところ、汚染土壌のアルカリが高く、現状ではそのセメント工場では受付られないとの回答をいただきました。

搬出する建設発生土が数千m3と膨大であるため、最終処分場に持ち込むのではなく、セメント工場での再利用化を希望しているのですが、現地でアルカリを低減、または、中和するのに適した方法があればお教え願えませんでしょうか。

なお、汚染土壌のアルカリが高い原因は不明ですが、当該地の地盤が火山灰を主体とする土で構成されているのも一つの要因と考えております。

以上、宜しくご教授の程お願い申し上げます。


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No.30262 【A-1】

Re:建設発生土のアルカリを中和する手法について

2008-11-11 15:44:19 こん (ZWl144

 詳しい状況が分かりませんので難しいですが、「中和」も簡単ではなさそうに思います。アルカリといっても、モノとしてのアルカリか、アルカリ性かで対応も変わりますし。
その土壌がセメント原料として適しているかどうか、ご質問では分かりません。
 単に「中和」だけで受け入れ可能になるとも思えません。セメント会社に分析の中味を聞いて、どうしたら受け入れ可能になり得るか、相談した方が良いと思います。
 焼却灰でも使用可能ですので、よほどのモノでも可能は可能と思いますが、本件は品質へのリスクを考えて、わざわざ使うメリットが無いということではないでしょうか。

回答に対するお礼・補足

返信ありがとうございます。
出張で出払っていたため、お礼が遅くなりまして申し訳ありません。

「中和が簡単でない」かもしれないことは、事前に聞いておりましたが、やはりそうなのですね。
私は、土木出身者なので化学的な素養は中・高等学校程度のものしか持ち合わせていないのに加え、その当時覚えたものも今や頭からほぼ消滅してしまっています。

アルカリといっても色々あるのですね。
某セメント会社のアルカリのデータの単位は、phではなく%の単位でしたので「あれ?」と思ったのはそのためだったのかもしれません。

アドバイスを頂いたように、現在、セメント会社と受入れのための方法について協議させていただいております。

また、アルカリに対して基準が緩いセメント会社もあるので、サンプルを数社に送り、受取可能な業者を探している次第です(各社、基準がそれぞれ異なるのですが、その基準は企業秘密とのことでした)。


迅速にアドバイスくださったにも係わらず、返信が遅くなりましたこと、重ねてお詫び致します。

No.30290 【A-2】

Re:建設発生土のアルカリを中和する手法について

2008-11-13 20:19:08 くろ (ZWl5646

>アルカリといっても色々あるのですね。
>某セメント会社のアルカリのデータの単位は、phではなく%の単位でし>たので「あれ?」と思ったのはそのためだったのかもしれません。
pHが問題ではなく、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分が多いため、セメント原料として不適合の土ということではないでしょうか。

搬入土量が少くなければ他のサイトの土とブレンドされるので受入てくれる場合もありますが、不適合の土を数千m3も受入れると長期間ストックすることになりますから。

No.30311 【A-3】

Re:建設発生土のアルカリを中和する手法について

2008-11-14 21:04:25 papa (ZWlbd18

>pHが問題ではなく、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分が多いため、セメント原料として不適合の土ということではないでしょうか。
・と、くろ様が回答したように
土木技術者の方なら皆さんご存知と思いますが、このケースでのアルカリとはアルカリ骨材反応を抑制するためにアルカリ金属類であるナトリウムの量をさしていると思います。ですから中和すればどうこうなるものではありませんし、コンクリート劣化防止のための措置ですからセメント原料化は断念するしかないと思います。

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