一般財団法人環境イノベーション情報機構
次亜塩素酸について
登録日: 2008年10月31日 最終回答日:2008年10月31日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.30125 2008-10-31 17:07:18 ZWlbc57 カミ
次亜塩素酸はpH7以上になると酸化力がほとんどないという見方でよろしいでしょうか。
現在、化学会社で廃液分解のテストをしているのですが廃水のpHが12以上あり、処理過程でもpH12前後あります。電解で生成した次亜塩素酸の酸化力ないでしょか
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No.30136 【A-1】
Re:次亜塩素酸について
2008-10-31 22:04:25 おせんち (ZWlb24a
貴方の言う「ほとんどない」と言うその程度が分かりませんが、「ほとんど」と言うのでしたら、少々の「酸化力」の存在は認めているようです。
化学反応を考察するときに、ほとんどなどという抽象的な表現の下に、さらに反応する相手方を伏せて置いて、酸化反応が進むか否か、さらには反応時間も考慮しないで、その結果どうなるかを問われても、お答えのしようがありません。
貴社の状況が分かりませんが、次亜塩素酸を酸性状態にすれば、極めて強力な酸化作用を示しますが、少々怖い場面が想定されます。次亜塩素酸ソーダなどの場合は、少々アルカリ性側で用いた方が安心です。髪の毛を漂白したり、Gパンを脱色したりを短時間で行いたい場合は、酸性にすると効果的ですが、塩素ガスが発生しますので自殺行為になることを想定しましょう。
入浴剤を酸性にして、硫化水素を発生させ、その結果が新聞記事になったりしています。次亜塩素酸についても、多量のものを酸性にするのは、反応を承知し、対応を整えた上で行うのは結構ですが、まったく知らない状況で実施するのは、怖いです。
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