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環境Q&A

研磨材中の遊離ケイ酸分析について 

登録日: 2008年10月26日 最終回答日:2008年10月28日 大気環境 その他(大気環境)

No.30030 2008-10-26 06:41:41 ZWlbc2f 石の上にも三年

皆さんはじめまして。
いつも皆さんの投稿を拝見し、参考にさせていただいています。

金属を研磨する作業場の作業環境測定を行いました。
あわせて、遊離ケイ酸の分析を行うため、集塵機内の粉じんを採取し分析しました。

分析するまでは、石英くらいは出るものと思っておりましたが、X線分析でクリストバライトらしき回折ピークが確認されました。
これまで研磨材(くず)からクリストバライトが出たという経験がありませんでしたので、クリストバライトのピークパターンが第一強線が突出して高く、第二強線以下は小さいため、第一強線だけでクリストバライトとしてよいか判断がつきません。
作業環境のテキストにも載っていませんでしたし、ネットで調べても、歯科用のものにはクリストバライトは使われているようですが、金属の研磨材に使われているという情報がありませんでした。

ご覧の皆さんの中で、ご存知の方、ご経験のある方がいらっしゃいましたら、お教えください。
よろしくお願いいたします。

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No.30037 【A-1】

Re:研磨材中の遊離ケイ酸分析について

2008-10-26 18:09:19 火鼠 (ZWl8329



>
>ご覧の皆さんの中で、ご存知の方、ご経験のある方がいらっしゃいましたら、お教えください。
>よろしくお願いいたします。
>
こんな方法は、いかがでしょうか?

まず、粉末を希塩酸で処理して純水洗浄して、ろ過後X線回折ピークを見る。また、白金るつぼに、粉末をいれ、硫酸を添加後、フッ酸を入れて、加熱し、乾固後、希塩酸を入れ溶出後ろ過洗浄して。X線に掛ける

この、2つのデータの違いによって、ベーターQがあるか、ないかはわかるのではないでしょうか?

回答に対するお礼・補足

回答頂きありがとうござます。
まだまだ勉強不足なので火鼠さんのご意見も参考にしながら、もう少し調べてみます。
今後ともよろしくお願いします。

No.30053 【A-2】

Re:研磨材中の遊離ケイ酸分析について

2008-10-28 13:07:45 アスベスト分析屋 (ZWla85f

 火鼠さんのおっしゃる通りの方法のほかに、粉じん中にどんな元素が含まれているかを調べてから再度X線回折を行うことも一つの方法です。X線回折のチャートは「この物質はどんな結晶構造をしているか」を示しているのであってどんな元素があるのかということはチャートからはわかりません。似たような構造の物質はたくさんあります。また一度の測定ではなく何度か試料を詰め替えて測定することをお勧めします。X線回折測定ではある回折線のピークが強くなったり弱くなったりすることがあるので(専門用語で配向という)。

回答に対するお礼・補足

回答頂きありがとうございます。
アスベスト分析屋のおっしゃることはごもっともです。
アプローチの手法として参考にさせていただきます。

アスベスト分析屋さんはアスベスト分析もお詳しいんですよね。
アスベストのことでもご教授いただければと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

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