一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球サミットでの争点
登録日: 2003年07月22日 最終回答日:2003年07月29日 地球環境 地球温暖化
No.2990 2003-07-22 11:50:20 殿
地球サミットでは、欧州共同体(EC)の「減少に実効性のある
二酸化炭素の総排出量規制」とアメリカの「努力目標」とが
対立しました。
その理由を教えて下さい!
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No.3049 【A-1】
Re:地球サミットでの争点
2003-07-29 10:43:07 君山銀針 (
一番大きいのはその国の削減が見込めるかといったそれぞれのお家の事情。
EUは加盟国の中でドイツが東ドイツとの合併で、
イギリスが天然ガスへの燃料転換で削減を見込め、
さらにチェルノブイリ事故を契機にした加盟各国の環境危機意識が背景になり、「CO2削減を積極的にやろう!」という感じだったのに対し、石油利権と関わりの深いブッシュ(父)政権だったアメリカは、石油消費の削減につながるようなことはしたくなかった、というのが一般的に指摘されているところです。アメリカの場合は産業界・議会の反対も強硬でした。
参考
旧通産省
地球環境とCOP3に関する疑問シリーズ1(Q&A)
http://www.meti.go.jp/topic-j/e97924ij.html
アメリカの産業界の反対が強いことを説明。
地球環境と大気汚染を考える全国市民会議
地球温暖化問題Q&A 京都議定書は日本に不利か
http://www.netplus.ne.jp/~casa/cop7/0110q&a-1.pdf
(ドイツやイギリスの状況を説明しながら、EUではそれ以外の施策も進んでいることを主張しています)
回答に対するお礼・補足
とても詳しく、そして分かりやすくご説明してくださって
どうもありがとうございます。
また、参考なども付けて下さってとても役に立ちました。
本当にありがとうございます。
お礼が遅れてすみませんでした。
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