土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
登録日: 2008年09月10日 最終回答日:2008年09月22日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.29329 2008-09-10 05:42:27 ZWl8d11 CN
含有量から溶出量を推定できないのでしょうか?
この程度の含有量ならこの程度の溶出量と思います。との概略予想をしたいのですが、そのような関係を検討した文献などをご存知な方はいないでしょうか。分析方法で固液比1:10の違いからそのような比率なのかなと思うのですが。正確な相関関係ではなく、おおざっぱな相関関係はないのでしょうか?
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No.29336 【A-1】
Re:土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
2008-09-10 23:43:01 BATA (ZWl5461
かく言う私も・・・
しかし、そこにある物質の化合物が異なるものの相関なんて出てきませんでした。
もっとも、一定の化合物(物質ではないですよ)で汚染されているものであれば、予想も立つかもしれませんが・・・
何か知見をお持ちの方がいれば、私も聞いてみたいです。
回答に対するお礼・補足
回答をありがとうございました。
No.29340 【A-2】
Re:土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
2008-09-11 09:12:55 おたこ (ZWlb94d
調査業のレベルでなく、分析業のかたなら、データベースも相当数なので、定性的な傾向は見えてくるかもしれませんね。大手分析会社とかで発表してくれるとうれしいですね。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございました。そうですか鉛でも相関がなかったですか。残念です。
No.29345 【A-3】
Re:土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
2008-09-11 13:05:19 珠 (ZWla258
正直かな〜り難しいと思います
以前RoHS対象の鉛化合物の溶解度を調べてみたものの
予想通りというか当たり前なのですが、てんでバラバラ
pHによっても違いますしね
調査対象の業態も考えなきゃいけないし
土質による影響も考えなきゃいけないでしょうし
個人的な意見ですが・・・風乾の影響も・・・
18号19号の相関ではアリマセンガ
As・F・Bあたりは土壌と地下水で・・・ありそうな・・・なさそうな・・・
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございました。そうですか、多くのデータを保有している分析の方でもだめでしたか。おっしゃられるように、土壌の状態(土質、pH、ORP)によっても溶出量は異なりますので、難しそうですね。
No.29354 【A-4】
Re:土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
2008-09-11 21:47:19 たそがれ (ZWla61d
皆さんの回答をまとめたような感じになってしまうのですが・・・
土壌汚染対策法で基準が設定されている重金属9項目だけに絞ったとしても通常、陽イオンとして留まりやすいCd Pbの一群、陰イオンとして溶脱しやすいCr6+やAs F等の一群に分けて考えることも必要でしょう。
更にPbを例にとっても直近の人為汚染による水溶性塩等はダイレクトに溶出されるでしょうし、ケイ酸塩なんかはほとんど溶出されません。
酸化物の形なんかは土壌のpHしだいで溶出量が大きく異なります。
これらすべてを含めてデータを得たとしても先には進めないでしょう。
対象元素のざっくりとした群分け、土壌の種類等、ある程度条件を狭めないと検討の土俵にすら上がれないと思います。
データ取りされた方もいるようですが、金属は通常、可溶性の塩でもない限り、一部しか溶出されないため、ある程度高い含有量でないと溶出の定量下限値を超えて出てこないことが多いです。
H15年、土壌汚染対策法が施行されて以降、この辺の検討も進んでいるはずですので、粘り強く調べてみてください。
おたこ さんへ
鉛の調査をされたということですが、19号溶出で150mg/kg超でありながら溶出量が定量下限値未満だったのでしょうか。
あるいは相関がみられないまでも一定のレベルで検出されたのでしょうか。教えていただければありがたいです。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございました。さらに複雑であることが分かりました。大学や研究機関で複雑な条件を整理して、相関関係を研究している奇特な方がおられないのでしょうか。粘り強く調べます。
No.29356 【A-5】
Re:土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
2008-09-12 01:10:40 ひまなので (ZWl955
以下のリンクは都合が悪いらしく消去されました。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=29353
こちらに書き込みますがいつ消されるか。A-30,31
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=29379
回答に対するお礼・補足
変答ありがとうございます。なにか勘違いされているようですが。ひまなのでさんも、有意義な回答をお願いします。
No.29555 【A-6】
Re:全量分析方法と0.1N塩酸抽出分析方法との値の違い
2008-09-21 13:03:12 EIC Q&A改善 (ZWlb931
難しい質問です。
少し違いますが、自然界に含まれる重金属含有量の全量分析方法と0.1N塩酸抽出分析方法との値の違いであればデーターがあります。
鉛の全量分析値
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/japanPb.htm
鉛の0.1N塩酸抽出分析値
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/gazou_san/japan_sanPb.jpg
カドミウム全量分析値
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/japanCd.htm
カドミウムの0.1N塩酸抽出分析
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/gazou_san/japan_sanCd.jpg
回答に対するお礼・補足
このようなデータが有ることを知りませんでした。貴重なデータをありがとうございます。このデータは、自然的原因による汚染のバックグラウンド濃度の説明時に使用させて頂きたく思います。助かります。できましたら、同じまとめ方をした溶出量のデータがあれば、かなり助かるのですが、今後調べてみます。重ねて、ありがとうございました。
No.29574 【A-7】
Re:土壌溶出量と土壌含有量との相関関係
2008-09-22 16:34:00 ジオドクター (ZWl425d
おたこさんではありませんが事例として回答したいと思います。
鉛、ヒ素、六価クロムなどで土対法の含有量基準を超過していても溶出量基準は満足(場合によっては定量下限値未満)するといった事は多々ありました。
原因として考えられるのは二つあって、
一つは土壌のpHだと考えていますが、実際に土壌のpHを測定し統計を取っている訳ではないのであくまで想像でしかありません。
もう一つは対象物質がそのまま入っている場合です。
これは鉛の場合にあったのですが、射撃場や鉛を扱う工場などで調査を実施した場合、その対象物が直接土壌に入っているため、含有量だけが基準超過してしまうと言うものです。
鉛が直接すぐに溶け出すのであれば溶出するのでしょうが、すぐには溶け出さないので含有量だけ超過するのだと考えています。
CNさんへ
個々のデータでのみなら相関があるていどある場合もありますが、貴殿の書かれておられるような全体?で見た場合には相関が取れると言うことはまず無いのではないでしょうか?
pHなど条件を固定すれば可能性は出てくるかもしれませんが・・・
もし相関性が取れたと言う様な事例があれば是非教えていただきたいです。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございました。現在も暇を見つけては調べているのですが、半ばあきらめ状態にあります。すでに提案書には分析方法から1/10程度と想定して提案しているのですが、裏付けデータを見つけておかなくてはいけません。見つけましたらご報告させて頂きます。
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