一般財団法人環境イノベーション情報機構
ストーンペーパーについて
登録日: 2008年07月24日 最終回答日:2008年07月25日 地球環境 森林の減少
No.28812 2008-07-24 07:32:11 ZWlb734 森林を大切にしたい君
台湾製の紙でリッチミネラルペーパーという石でできた紙がありますが、これってどうなんでしょうか。
聞くところによると欧州では相当使われているみたいですけで日本ではあまり聞きませんね。
石灰石が成分で水に強い耐水ペーパーで、燃えるゴミとして処分できる優れものの様です。触った感じはちょっとコシがない感じですが普通の印刷物でした。
環境には大変やさしいと思うのですが、実際どうなんでしょうか。
また、グリーン購入法の対象となれば行政は対応するでしょうが、やっているのでしょうか。
森林伐採を止めて欲しいので広まればいいと思うのですがどうですか。
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No.28822 【A-1】
Re:ストーンペーパーについて
2008-07-25 14:24:48 ののむら (ZWl704f
石灰石は日本では唯一自給できる鉱物資源とも言われていますが、現存する国内鉱山で最も寿命が長いものでも50年程度とされています。
また石灰石鉱山の大半は露天掘りですが、森林を切り開き、大量の表土をはぐことから、環境破壊の側面も大きく、日本では鉱山の新規開発が現在ではほとんど認められません。
中国やインド、その他発展途上国では今後需要が旺盛になると思われるので、環境破壊が心配されます。
とくに乱雑に積み上げられた表土は簡単に流出してしまいますし、河川を埋め立てたり、泥水となって河川や海を汚染することが心配されます。
ストーンペーパーが相当普及したとして、それに消費される石灰石は、セメント原料、排ガス中の脱硫、酸性工場排水の中和沈殿処理、(主として農業用)土壌改良剤、建材(石膏ボード等)に使用されるものに比べれば無視できる量だと思いますが、それほど石灰石の用途や需要は多く、また有限な地下資源なのです。
現状、日本では脱硫に使用してできた石膏を建材用途に回したり、廃屋から出る石膏ボードなどを原料にセメントを作ったり、といったことが行われています。
ちなみに、コピー紙など「中性紙」と呼ばれるものにも充填剤として石灰石が利用されていますよ。
回答に対するお礼・補足
パルプ生産のための天然森林の大量伐採は目を覆うものがあるのですが、それと比べれば石灰石の掘削はそれほど問題ないのでは?と思うのですが、石灰石ってけっこう有限な資源なのですね。これも大切に使わねばなりませんね。メーカーの情報は http://jp.youtube.com/watch?v=ue7vhtKN-HM です。(台灣龍盟科技)
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