一般財団法人環境イノベーション情報機構
雨について。
登録日: 2003年07月13日 最終回答日:2003年07月15日 大気環境 その他(大気環境)
No.2881 2003-07-13 11:08:14 梅
テストで困っています。。。
都会の雨と工業地帯の雨では、硝酸と硫酸の比率がどう違うか、また、その原因についても教えていただきたいです。
お願いしますm(_)m
総件数 2 件 page 1/1
No.2899 【A-1】
Re:雨について。
2003-07-14 17:08:10 がっちゃん (
中国大陸での工場等からの排煙などで、日本に降る酸性雨が影響されていると、言われていますよね。
雨粒の小さい、地表近くの大気中を漂う時間の長い場合には、狭い地区の大気影響を結構受けるとは思うのですが、硝酸と硫酸の比率は、私には分かりません。
広島大学の中根教授が、「酸性雨/窒素酸化物(NOx)調査プロジェクト」というページを公開していますので、お知らせいたします。
http://www.cec.or.jp/es/E-square/books/H12/2/kyoudou/acidrain/unit1/04.html
No.2920 【A-2】
Re:雨について。
2003-07-15 16:00:02 LP (
都会では自動車の排ガスが汚染源としておおきく,燃料はガソリンや軽油です。
工業地帯では,製紙工場や製鉄所など熱源に石炭や重油を使用しています。
ガソリンや軽油などの「軽い」燃料にはもともと硫黄分が少なく,石炭や重油などの「重い」燃料には硫黄分が多く含まれます。硫黄は燃焼すると硫黄酸化物となって硫酸のモトになります。
硫黄酸化物の排出低減技術は窒素酸化物低減技術よりも比較的容易です。自動車の燃料製造工程で脱硫することにより硫黄分をさらに減らすことができます。
石炭・重油も脱硫しますが,もともとの硫黄分が多いので残留硫黄はケタが違います。
窒素酸化物は燃料に窒素が含まれているのではなくて,空気中の窒素が燃料燃焼にあわせて酸化物になります。
とくに,自動車のディーゼルエンジンでは「すす」を減らそうとすると窒素酸化物が増えて,窒素酸化物を減らそうとすると「すす」が増える傾向にあります。
総件数 2 件 page 1/1