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環境Q&A

化石燃料が全て温室効果ガスとして排出された場合の気温 

登録日: 2008年06月24日 最終回答日:0000年00月00日 地球環境 地球温暖化

No.28455 2008-06-24 01:44:01 ZWl783b kitakaze

排出緩和策を取ることによってそうなるまでの時間を長くすることができるとは思いますが、二酸化炭素回収貯留(海底下投棄)など大気中から温室効果ガスを除去することをしない限り、化石燃料のうち可採埋蔵量と考えられている部分はいずれは全てあるいは殆ど全て温室効果ガスとして大気中に排出されると思います。

(1)
化石燃料のうち現在可採埋蔵量と考えられている部分を全て温室効果ガスとして排出した場合、大気の温度はどのくらい上昇するのでしょうか。

(2)
IPCC 第4次評価報告書第1作業部会報告書では 「1980〜1999年と比較して21世紀末の気温上昇量は、最も排出量が少ない場合で1.8°C、最も排出量が多い場合で4.0°Cである」 旨が記されているそうですが、だいたい60年くらいと言われている化石燃料の可採年数から見て21世紀末までには化石燃料のうち可採埋蔵量と考えられている部分は全部ないしほぼ全部採取し尽くすつまり燃焼し尽くすと思うので、この 「最も排出量が多い場合」 の値つまり4.0°Cは化石燃料のうち可採埋蔵量と考えられている部分を全部またはほぼ全部温室効果ガスとして排出した場合の上昇温度であるとみなすことができると思うのですが、そのように考えていいのでしょうか。