白色度70%って本当に良いの?
登録日: 2003年07月08日 最終回答日:2003年07月15日 ごみ・リサイクル グリーン購入
No.2832 2003-07-08 18:00:56 bluetree
最近、白色度70%の紙を見かけることが多くなりました。白色度70%は漂白工程での@薬剤やAエネルギーが少なくすみ、また、B原料の質を落としても良いと聞きますが、本当でしょうか?良い方向であることは間違いないと思いますが、殆ど差がないかもしれないと疑問を持ち、行政や各種団体に問い合わせてみましたが、「処理方法によって異なるので判らない」という答えしか得られませんでした。
@薬剤を沢山使うことは本当に環境に悪いことでしょうか?薬剤は回収リサイクルされないのでしょうか?
A漂白はエネルギーよりも薬剤で決まるのではないでしょうか?
B原料は白色度よりも紙質(紙詰まり)できまるのでは?
1%減るのと99%減るのでは大きな違いです。
量的な情報をお持ちの方がいましたら、おおざっぱで
構いませんのでお願いします。
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Re:白色度70%って本当に良いの?
2003-07-15 10:11:48 君山銀針 (
グリーン購入に取り組む企業などのネットワーク
グリーン購入ネットワークが製品の購入ガイドラインをつくっていて
コピー用紙のガイドラインの中で白色度を下げるとどのような環境上のメリット
があるか解説しています。
http://eco.goo.ne.jp/gpn/files/guide/oa1.html
またエコマーク事業もエコマークに認定する商品の基準やその解説を明らかにしており
http://www.jeas.or.jp/ecomark/nintei.html
情報用紙の解説中に白色度や塩素漂白について触れています
http://www.jeas.or.jp/ecomark/pdf/106_b-v2.pdf
回答に対するお礼・補足
君山銀針 様 コメントをいただき有り難うございました。
会社に白色度70%のコピー用紙を導入しようと考え4社の製品を実験しました。実験結果では値段が高い1社を除き紙詰まりが多くプリンターの寿命低下に繋がる可能性がありました。苦労して実施した事が逆に業務ロスやプリンターの廃棄で環境負荷の増大とならないよう、数値的な確認をしようと思いました。今回、数値的な裏付けは取れませんでしたが、良い方向であるとの説明資料になりました。ありがとうございました。
◆過度な白色度を求めると、古紙の脱インキや漂白の工程で使用する化学物質やエネルギー消費が増加することになり、歩留まりも悪くなる◆白色度の高い上質系の古紙を原料に使えば漂白しなくても白色度の高い再生紙ができます◆従来は塩素ガス(Cl2)を主体に漂白していましたが、有機塩素系化合物が発生し、水質や大気の汚染につながる可能性がある
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