排ガス窒素酸化物の酸素換算のやり方について
登録日: 2008年06月06日 最終回答日:2008年06月09日 大気環境 大気汚染
No.28259 2008-06-06 08:39:41 ZWlb447 こだわり計算
ボイラーの排ガスの窒素酸化物を測っています。
実測の酸素濃度は3.8%
換算の酸素濃度は4% です。
3回測って平均が104.3ppmになったとして、有効数字は2桁なので
実測の窒素酸化物濃度は 100ppm になります。
さて、酸素換算ですが
A. 104.3ppm で換算すると 103.1ppm になるので報告値は 100ppm
B. 100ppm で換算すると 98.8ppm になるので報告値は 99ppm
大した差ではないのですが、皆さんはどちらで計算しているのでしょうか。
大気汚染防止法施行規則を見ると、実測値を確定してから換算するB法のような気がしますが、誤差が大きくなってしまい、抵抗があります。
値の丸めは最後の1回、と言う常識を当てはめるとA法になるのですが、迷ってしまって判断がつかない状態です。
どうぞ、宜しくお願いします。
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No.28281 【A-1】
Re:排ガス窒素酸化物の酸素換算のやり方について
2008-06-09 17:22:58 うっかり計測員 (ZWl8248
万一、そのような計算を仕方を指定するのであれば附則の計算式中のCsの記述の後ろに「有効数字2桁に丸めた値」と注釈がつくと思います。
JIS Z 8401にも規定されているように丸めを2度行ってはならないとしていますので、暗黙の了解として丸めは計算の最終段階の一回のみと考えるべきです。
つまり換算値を計算する際の実測値は計算途中の状態と考えるべきです。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございました。
大気大気汚染防止法別表3の2の備考に酸素換算の式と、施設による酸素%の指定がありますが、この式の説明のCsがJIS K 0104で測定しNm3に換算したもの、とありました。
そして、「JIS K 0104 7,2 分析値のまとめ方」には、「…有効数字2桁に丸める」とありましたので、実測値として一旦確定し(丸めて有効数字2桁とし)、その後この式で換算するものと考えた次第です。
参考になりました。ありがとうございました。
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