各環境基準の設定根拠について
登録日: 2008年06月04日 最終回答日:2008年06月04日 環境行政 環境基準
No.28222 2008-06-04 03:59:44 ZWlaf62 匿名
日本及び他国、WHO等の国際機関において、それぞれ大気や水質等の環境基準が設定されておりますが、異なっている場合が多いです。
そこで、それぞれの基準を比較検討しようかと思うのですが、単純に比較するのではなく、それぞれがどのようなリスクを想定しているのか把握したいと思っております。
このため、それぞれの設定根拠を知りたいと思っているのですが、その根拠に係る資料が容易に見つからず、困っています。まず日本ですが、以前の当QAの質問から、近年追加された水質項目及びダイオキシンについてはありましたが、特に大気汚染項目については全くといって良いほど、ございませんでした。
どなたか、環境基準の設定根拠に関する情報ソース等お分かりになる方がいらっしゃればご教授いただければ幸いです。
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Re:各環境基準の設定根拠について
2008-06-04 22:45:50 ごろり (ZWl6014
・SO2, CO, SPM, NO2, Ox
この5つについては、「環境の基準 : その科学的背景」(日本化学会編、丸善出版、1979.7)に設定根拠などの情報が載っている、らしいです(自分は読んだことがないのですが)。
また、NO2については、「私史環境行政」(橋本道夫著、朝日新聞社発行、1988.4)の第6章に改定経緯が書かれていて、断片的ながら根拠とした情報なども記述されています。
いずれの本も、古い本なので大規模な図書館でも行かないと入手困難かとは思いますが、国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)のホームページで総合目録ネットワークシステムを開けば、所蔵館情報を調べることができますよ。
・ベンゼン
平成8年10月18日、中央環境審議会答申「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第二次答申)」 http://www.epcc.pref.osaka.jp/shidou/chem/edcs/haps/toshin_2nd.htm
←たまたま大阪府が全文をアップしてくれてました。いつ消えるか危ういですが。
・トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン
平成8年12月18日、中央環境審議会答申「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第三次答申)」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=719
←答申本文が残念ながらネット上にアップされていないようです。環境省図書館にならあると思うのですが・・・。
・ダイオキシン類
平成11年12月10日、中央環境審議会答申「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第五次答申)」
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=1499&hou_id=1996
・ジクロロメタン
平成12年12月19日、中央環境審議会答申「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第六次答申)」
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=1420&hou_id=1929
回答に対するお礼・補足
大変丁寧な回答ありがとうございました。
助かります。
実は、「環境の基準 その科学的背景」を当方も探していて(中古でしか手に入らなく、Amazonで23,000円もする、また、都立図書館にも中央図書館にしかなく、しかも製本中で閲覧できない)、困っていたのですが、なんと弊社の資料室に奥深く眠っているのが発見されました。灯台下暗しですね。
その他ベンゼン等については、当方がGoogleで検索してもなかなか引っかからなかったので、情報として大変助かりました。ありがとうございます・
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