NOx年間排出量計算方法について

No.28130 2008-05-27 12:03:00 ZWlb35e 若葉マーク

環境報告書ガイドライン（2007年度）に「指標の一般的な計算例」として紹介されているのですが、実際に計算してみると、なんだか排出量が少ない気がするのです。

■排出ガス中の窒素酸化物濃度から求める場合
窒素酸化物（NOｘ）排出量(t)
＝NOx 濃度(ppm）×10-6×乾き排出ガス量（Nm3/h)×施設の年間稼働時間(h)×46/22.4×10-3

上記の通り、10のマイナス6乗をかけると、小数点以下の排出量になるのですが、そんなに少ない物なのでしょうか？？
ガス量（Nm3/h)がどんなに大きくても、毎日フル稼働してもたいして変わらないのです。。

私の計算方法が間違っているのでしょうか。
是非教えて頂きたく投稿しました。どうぞ宜しくお願い致します。

No.28174 【A-1】

Re:NOx年間排出量計算方法について

2008-05-30 22:38:24 おせんち （ZWlb24a

>窒素酸化物（NOｘ）排出量(t)
＝NOx 濃度(ppm）×10-6×乾き排出ガス量（Nm3/h)×施設の年間稼働時間(h)×46/22.4×10-3

＞この計算式が間違っていなければ、良いのでしょうか。

ｘ＝（NOx 濃度(ppm）×10-6）＝乾き排出ガス１Nm3中のNOx 量(Nm3）になります。

ｙ＝乾き排出ガス量（Nm3/h)×施設の年間稼働時間(h)＝年間乾き排出ガス量（Nm3/ｙ)になります。

ｘ＊ｙ＝年間総NOx排出量(Nm3）

a＝46/22.4＝NOx　22.4Nm3当たり46kg（NOx1000モル当たりの質量kg）

b＝10-3＝NOx 量(kg）をNOx 量（t）に換算する値。

a*b＝NOx　22.4Nm3当たり46*10-3（t）＝NOx　1Nm3当たり46/22.4*10-3（t）

x*y*a*b＝年間総NOx排出量(Nm3)　*　NOx　1Nm3当たりのｔ数

　計算式は間違っていないようです。事実は、小説より奇なり、でしょうか。一企業が排出する量は、そんなに多いものではありません。そういう私も、自信がありませんが。

　こんな話を思い出しました。渋滞道路脇に窒素酸化物の土壌吸着浄化施設を数億円かけて設置したけれど、１日に浄化できる窒素酸化物の量が、バス１台が１日に排出する窒素酸化物程度だ、という話です。

回答に対するお礼･補足

おせんち様

数学が苦手な私にご返事頂き大変有難うございます。

こちらでも勤務先会社の排出量を全て計算したところ、100ｔ以内に収まりました。
色々な会社の環境報告などを見ると大企業といわれる会社でもそれほど多くないという印象を受けました。

環境省のガイドラインを信じてみます。
有難うございました！

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