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環境Q&A

機器分析 

登録日: 2003年07月06日 最終回答日:2003年07月15日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.2808 2003-07-06 13:44:24 なす

標準添加法により、シクロヘキサン中のベンゼンを定量しました。
その操作過程で鉄を入れました、これはマトリックスを均一にするためであるそうなのですが、そもそもマトリックスというものが分かりません、そしてなぜ鉄を入れるのかもも当然分かりません、どうかおしえてください。

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No.2820 【A-1】

Re:機器分析

2003-07-07 20:31:59 きた

>そもそもマトリックス

私も分からずに悩みました。

原子吸光測定等では、共存する成分により、測定値の上乗せや目減りする現象があり、これをマトリックス干渉と呼ぶのだそうです。液性、共存物質の濃度などを含めてマトリックスというのかもしれませんが、よく分かりませんでした。

http://www.pref.gunma.jp/c/02/eikanken/2000_p99.htm
3.共存物質の影響
 ICP-MSでは、共存物質が目的元素の感度を変えるマトリックス効果が見られる

http://www.an.shimadzu.co.jp/support/lib/an/200104/A315.pdf
ファーネス法におけるマトリックスモディファイア.



回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。

No.2918 【A-2】

Re:機器分析

2003-07-15 11:40:17 ya-

ICP 原子吸光 その他機器分析について言えることですが、試料中に含まれる主成分によって干渉を受け、検量線も変化してきます。この共存する主成分を「マトリックス」といいます。また、マトリックスを同じにすることを「マトリックス合わせ」などといいます。より正確な分析を行うためには、標準試料もマトリックス合わせをしなければなりません。

 ICPにおいて、銅中の鉄と、海水中の鉄は、同じ検量線では分析できません。
 例えば、90%銅中の鉄は、標準に銅の濃度が90%位になるようにあえて銅を添加してやります。

 以上でどうでしょうか。

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