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環境Q&A

複数の滞水層を抜くような井戸等を設置していいのでしょうか。 

登録日: 2001年07月30日 最終回答日:2001年08月28日 水・土壌環境 水質汚濁

No.274 2001-07-30 14:25:23 近所のおじさん

 意外と地下水が汚染されていることを知ってびっくりしています。
 さて、疑問なんですが、深井戸の設置などで、地下水の流れが変わったり、起源が異なる地下水が互いに混入するようなことがあると思います。もし、地下水が汚染されている滞水層が在る場合、地下の滞水層(浅層部と深層部)を互いに流通さるような井戸などを作った場合、汚染が広がることがあるかもしれません。
 このようなことは、汚染防止上好ましくないように思えますが、日本では何か規制があるのでしょうか。また外国ではどのような規制を行っているのでしょうか。どなたかご存知ではないでしょうか。とても気になっています。
 


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No.291 【A-1】

Re:複数の滞水層を抜くような井戸等を設置していいのでしょうか。

2001-08-07 21:22:31 東京都 / ちしゃ

この問題には詳しくないのですが・・・(^^;>

飲料井戸の設置については
社)日本水道協会から出版されている
厚生省監修の
『施設基準対応・水道施設設計指針』(2000年版)
という本の中にも井戸づくりの情報があるそうですので
こちらをご覧になったほうがよいかもしれません。
(私はこの本を見ていないので、詳しいことは
(社)日本水道協会さんにお聞きいただけると幸いです)
http://www.jwwa.or.jp/info_b0005.html

工業用水取得のための井戸については
これとは別に工業用水法で決められており、
http://www.bousai.go.jp/jishin/law/028.html

井戸の構造なども県に届け出る必要があるようです。
埼玉県ホームページの中にも以下の様式を示したページがあります。
http://www.pref.saitama.jp/A09/BG00/yosiki/ka.html

さく井技術一般については下記のページの情報も参考になります。
複数の井戸をさく井する場合の技術的注意についての情報があります。
http://www.asahi-net.or.jp/~kv6t-ymgc/04source/raccoon_source_well.htm

なお、さく井工事業の営業許可を受ける場合は、技術者に

1 技術士法による第二次試験のうち技術部門を水道部門とするものに合格した者。

2 職業能力開発促進法による技能検定のうち検定職種を1級のさく井とするものに
合格した者、又は、検定職種を2級のさく井とするものに合格した後さく井工事に
関し1年以上実務の経験を有する者

3 社団法人地すべり対策技術協会の行う地すべり防止工事士資格認定試験に合格し、
 地すべり防止工事士として登録した後、さく井工事に関し1年以上実務の経験を有する者

という資格が必要のようです。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
さっそく調べてみます。m(__)m

No.325 【A-2】

Re:複数の滞水層を抜くような井戸等を設置していいのでしょうか。

2001-08-28 08:53:05 埼玉県 / 近所のおじさん

自分の質問に自分で答えるのはなんですが、見つけました。
アメリカでは、Safe Drinking Water Actという法律の中で、公共用飲料用地下水源保護を目的とする Underground Injection Control (UIC) program というものがあり。地中の水源に井戸等により廃棄物等が投入されることを規制しているようです。
その中で、投入井戸は、保護すべき滞水層に汚染物質が流入しないように、孔壁とパイプの間をセメントでキチンと遮水するようです。
私が気にしている生活用水用の井戸がこれに該当するかは、わかりませんが、水源保護の観点から見れば、複数の滞水層を通関するような井戸の設置は避ける用がいいようですね。
詳しくは、アメリカ環境保護庁のHOMEPAGE(http://www.epa.gov/safewater/uic/)を見てくださいね。

 

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