一般財団法人環境イノベーション情報機構
PCB分析時の汚染について
登録日: 2008年03月01日 最終回答日:2008年03月03日 水・土壌環境 水質汚濁
No.27110 2008-03-01 11:31:56 ZWl6af オレンジ
排水のPCB分析を実施していますが(JIS K 0093)、以前測定した検体に高濃度含有しており、それ以来ブランクにおいてもそのPCB由来と思われる汚染が出てます。装置自身の汚染はなく、器具類も洗浄しているのですが・・・。コンタミがあるとすればどこ部分が考えられるでしょうか?また、みなさんの会社ではどのような対策をとられているでしょうか?
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No.27115 【A-1】
Re:PCB分析時の汚染について
2008-03-01 18:58:15 火鼠 (ZWl8329
装置自体の汚染はなく?何故? 断定できるの?インサータの汚れとか、セプタムの汚れは、溶剤のショックで、よく検出してしまうのではないでしょうか?
何らかの確認を行ったのでしょうか?
器具類も洗浄してます。洗浄とは?水で洗った?化学洗浄剤につけた。酸に漬けた?クロム硫酸に漬けた?いろいろあります。洗ったから、汚れは落ちてるは、分析屋ではないですよ。洗ったことにより、さらに、汚す場合もありますよ。
汚れが、どこで入るかは、あなたの会社のその業務の作業の流れを知ってる技術屋が考えることで、あなたの作業の流れを知らない人には、難しいのではないでしょうか?
回答に対するお礼・補足
どうもありがとうございました。
No.27137 【A-2】
Re:PCB分析時の汚染について
2008-03-03 21:41:01 筑波山麓 (ZWl7b25
「火鼠」さんの言われるとおりです。このような場合に自ら解決できるものを「技術者」、できないものを「オペレータ」というべきでしょう。また、「あなたの会社のその業務の作業の流れを知ってる技術者」でなければ、適切な回答が難しいところです。ですが、せっかく質問されてきたのですから、一般論としての回答をいたします。
既に、実施されているかも知れませんが、GC―(ECD又はMS)?に、清浄なヘキサンをインサートされましたでしょうか?これでPCBのピークが検出するようでしたら「装置自身の汚染」を疑ってください。
次に、「高濃度含有の以前測定した検体」の分析(前処理ほか)に使用した「器具類」と、使用していない「器具類」をそれぞれ併行に使用してブランク試験を実施してみてください。これで、「高濃度含有の以前測定した検体」の分析(前処理ほか)に使用した「器具類」のみからPCBのピークが検出するようでしたら「器具類」の汚染を疑ってください。
どちらにしても、PCBピークが検出されるということは洗浄方法その他が適切でなかったということですので、洗浄方法の見直しが必要になると思われます。
回答に対するお礼・補足
どうもありがとうございました。ヘキサンインサートによりノイズなしなので装置汚染は無しです。
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