環境Q&A

No.2688 【A-1】

Re:統計解析、多変量解析などによる環境データの解析

2003-06-20 09:08:35 広島県 ／ ATR （

>　私は今、大学の研究室で環境(自動車による大気汚染)についての研究を行っています。
>　そこで、私が今考えている事はＮＯｘ、ＳＰＭ，ＯＸなどの数値データを統計解析の手法を使って分析しようと思っていますが､何を使ってよいのかいまいちわかりません。
>　どなたか、このような研究を行っているＨＰや本などがありましたら教えてください。
>

統計的に数値や言語データを処理して結論を出すことは
ベター　だと考える者です。

ご質問の件ですが、主成分分析が適しているように思います。
Referenceとしては、
石井貞夫「すぐわかる多変量解析」東京図書、１９９７
有馬　哲・石井貞夫　「多変量解析のはなし」東京図書
２００２が親切に解説されている本だと思います。

データ処理は手計算でも可能ですが、ＰＣソフトが
あれば試行錯誤でき、最適の解をえることができます。
ちなみに私はLet's　Start　StatPartner　
（有）オーハを使用しています。

No.2768 【A-2】

Re:統計解析、多変量解析などによる環境データの解析

2003-06-30 13:36:51 さか☆もと （

>　そこで、私が今考えている事はＮＯｘ、ＳＰＭ，ＯＸなどの数値データを統計解析の手法を使って分析しようと思っていますが､何を使ってよいのかいまいちわかりません。

まず、NOx,SPM,OX,SOx等の数値データを使って何を分析するのでしょうか？化学、もしくは生物学的なものであれば、私の専門分野外なので、なんともお答え出来ないのですが、少なくとも経済学的分析であるならば、そのデータを使って何を分析するのかが決まらないうちに統計的手法を議論するのは無意味だと思います。

というのも分析するテーマについては、たとえば交通量とNOx、SOx排出量との経済学的分析であれば、主成分分析、主成分回帰が強力なツールになりえるのではと思います。しかし、そのためには、推定モデルの吟味が必要ですし、そのための理論モデルの考察が必要だと考えます。従って、NOx,SPM,OX,SOx(の排出量)と何との関係について分析するのかを具体的に決めてからだと思いますが、いかがでしょうか？

さて、エネルギー、環境データを扱ううえで非常に参考になる実例が紹介されている記事があります。これは、EDA(探索的データ解析)の有用性を説いているもので、エネルギー、環境データを扱ううえで非常に参考になると思います。

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『ベイジアン統計学はいつでも有用か』
美添泰人
※収録雑誌名等詳細がわかりません･･･。
ごめんなさい。

以上、的外れな内容となっていた場合にはご容赦ください。