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環境Q&A

自然を感じたい!! 

登録日: 2003年06月17日 最終回答日:2003年06月18日 自然環境 自然とのふれあい

No.2653 2003-06-17 18:37:56 小梅

環境ホルモンの本を読みました。ご存知でしょうか?Theo Colbornの「奪われし未来」です。非常に衝撃的で身震いをする恐ろしいという気さえ覚えました。私がこの本を読んで思ったことは、人々はもっと自然との助け合いの中で生きているのだということに気づかなければいけないということです。しかし、自然を感じることができる機会は、現在の生活の中ではあまりないと思われます。自ら動かなければ感じることはできないと思います。私は今年の3月にやっと成人した経験のない者で、自然のありがたみを分かっていない者の一人です。自分なりに色々考えたのですが、いつか私たちが大人になり子供ができて、その子供たちもまた‥と続いていくのですが、こんな私じゃ子供たちに何も教えてあげられないと思いました。というか、私自身何が大切なものなのかに気づけないことが悲しいというか、虚しいというか‥この本を読んだ今も、怖いと思いましたが、それだけなのです。そこで料理が好きな私なので(食べること?!)野菜を作ろうと試みています。他に自然を感じれる事はないでしょうか?

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No.2660 【A-1】

Re:自然を感じたい!!

2003-06-18 18:35:12 ひげ

 
こんにちは、ひげです。
昨日ちょうど民間団体「野草を食べる会」の定例会が開催され私はキノコ観察の講師として招かれ、ついでに色々な
季節の山菜料理をご馳走になって来ました。
自然環境学習には五感を充分に働かせ体で自然を感じ取る事が重要です、特に小学生などの体験学習では現在最もこの味覚部分が欠落している様に思います。
お年寄の自然原体験を聞き取りしても本能である「食」の体験が懐かしい思い出として良く語られています。

「自然を感じる」事は受け取る方の感受性の問題でもあります、自然の営みは私たち人類が自然産物である以上常に身近に、そして我が体内外に遍く存在しています。
生まれて必ず死ぬ運命の人間は自然界の一部分であり、自然と隔絶或いは対峙して存在している訳では有りません。
耳を澄ませ、心を開けば何処にいても身近に有る自然の営みに気付く筈です。
そう構えずに自分の出来る事から取り組んでみる事です、
環境ホルモン等の公害も人間の創り出した物、広い目で観れば、惑星地球の一生物が創り出した環境であり、惑星を滅ぼそうが環境を整えようが、大きな自然の営みの範疇なのです。
だからと言って何をしても許されると言う訳では決してありません、貴方にとって大事な事は既にお心の内に在ると思いますがいかがでしょうか。

回答に対するお礼・補足

お返事遅れまして申し訳ありません。
ひげさんのお話を聞いて、何だか心のもやが晴れたような気がします。あまり難しく考えずにもっと純粋に物事を見ていこうとおもいます。環境保護とか環境のためにということにあまりとらわれ過ぎずに、私自身が大好きな食べ物や、木、草花、自然、これらに囲まれていることが幸せだな、ありがたいなと純粋に感じられれば、何か変わっていくのではないかとおもいました。これからも、自分なりに勉強を進めていきたいとおもいます。
文章が下手であまり言いたいことが上手く伝わらなかったかもしれませんが、ひげさんのメールを見てとても大切なことに気づくことができたような気がいたします。本当にありがとうございました。

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