一般財団法人環境イノベーション情報機構
BOD測定においての素朴な疑問
登録日: 2007年12月17日 最終回答日:2007年12月17日 水・土壌環境 水質汚濁
No.26261 2007-12-17 02:36:54 ZWl700 つる33
私のところではDO計を用いて BOD測定を行っています。
そのとき当日(15分後)スパン校正を行なうのですが 5日後のスパン校正は行なっていません。通常これは行なうべきなのでしょうか? もし行なうとしたら再び飽和水を調整し校正を行うものなのか 当日調整した飽和水を5日間培養したもので行うべきなのか。
ご指導ごべ鞭撻のほど よろしくお願いします。
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No.26265 【A-1】
Re:BOD測定においての素朴な疑問
2007-12-17 22:29:26 筑波山麓 (ZWl7b25
>そのとき当日(15分後)スパン校正を行なうのですが 5日後のスパン校正は行なっていません。通常これは行なうべきなのでしょうか?
当然、行うべきことです。
>もし行なうとしたら再び飽和水を調整し校正を行うものなのか 当日調整した飽和水を5日間培養したもので行うべきなのか。
再び飽和水を調整し校正を行うべきです。
>ご指導ごべ鞭撻のほど よろしくお願いします。
大変素朴すぎる疑問ですが、このサイトでも同様な質問が多く寄せられています。「BOD」、「DO」、「校正」の3つのキーワードで「AND」検索をしてみてください。上記の回答以上の有意義な知識と経験を得られるでしょう。また、BODに関する多くの知識と経験も得られるので、あなたにとって大変有意義なものになると思いますので、ぜひ試してみてください。
なお、以下は、上記の検索でも得られないことです。一度、暇なときにでも実験してみてください(多くのこのサイトの視聴者にとって以上の回答のみではつまらないでしょうから!)。
DO計での測定のケースでは、DO計での測定開始とともにDOの測定値は徐々に上昇し、次にプラトーになり、その後、徐々に下降していきます。この時間−測定値の関係はどのDO計でも生じることであり、プラトーに達した時点での測定値を読み取ることとなっています。
どうしてこうなるかも考えてみてください。DO計の測定理論から当然のことであり、また、BOD自動測定機がDO0とDO5を2本でなく、1本で測定している理由の一つであろうと考えております。
この時間−測定値の関係を求めておくと、一度に多くのDO測定を行うとき(ストップウォッチ等の使用)、自動化を検討するとき(勿論、多数のDO計を使用するときのDO計間の器差の検討も必要ですが)、種々の項目を同時にするときなどに役立ちます。
回答に対するお礼・補足
筑波山麓様,このような素朴すぎる疑問に対して 非常に丁寧なご意見を頂きまして ありがとうございました。自分なりに検討を行いたいと思います。これからもお世話になることがあるやもしれません。そのときは ご指導ご鞭撻のほど よろしくお願いします。
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