鉄イオンを多く含む地下水のヘキサダイアグラム作成
登録日: 2007年11月30日 最終回答日:2007年11月30日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.26053 2007-11-30 09:50:02 ZWlaa2c FGM
地下水への、海水河川水等の影響を見積もることを目的にヘキサダイアグラムの各項目分析を考えております。
しかしながら、分析目的の地下水には鉄イオンが含まれ、採取するとただちに酸化加水分解され、沈殿が生成します。
したがって、このままでは測定ができず、沈殿発生防止または除去が必要となります。
酸や還元剤を添加すれば、鉄沈殿は生成しないと思いますが、ヘキサダイアグラム各項目(Cl、SO3、HCO3等)への影響があると思います。
目的は、地下水質の把握ですが、このような鉄イオンを含む地下水の場合に、ヘキサダイアグラム分析を行うことは可能でしょうか。
以上、よろしくお願いします。
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No.26057 【A-1】
Re:鉄イオンを多く含む地下水のヘキサダイアグラム作成
2007-11-30 11:34:10 珠 (ZWla258
>しかしながら、分析目的の地下水には鉄イオンが含まれ、採取するとただちに酸化加水分解され、沈殿が生成します。
>したがって、このままでは測定ができず、沈殿発生防止または除去が必要となります。
>酸や還元剤を添加すれば、鉄沈殿は生成しないと思いますが、ヘキサダイアグラム各項目(Cl、SO3、HCO3等)への影響があると思います。
>目的は、地下水質の把握ですが、このような鉄イオンを含む地下水の場合に、ヘキサダイアグラム分析を行うことは可能でしょうか。
>以上、よろしくお願いします。
>
試料ビンが1つじゃないと駄目な理由でもあるのでしょうか?
それぞれ別の採取ビンにして前処理すればよいと思うのは邪道?
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
発想の転換、盲点でした。
前処理を酸処理とした場合、測定対象以外の酸を使えばNa、K、Ca、Mg、Cl、は 測れるように思います。ただ、pHで酸化還元状態が変わるHCO3、SO4、NO3の変化が予想がつかないようにも思います。
貴重な ご提案ありがとうございました。
No.26060 【A-2】
Re:鉄イオンを多く含む地下水のヘキサダイアグラム作成
2007-11-30 13:13:15 なべちん (ZWl77b
第一鉄50ppmくらいのものを測定していますが、24時間くらいなら、ほとんど問題ないはずです。
満水にしてラボに持ち帰り、直ちに滴定法による重炭酸イオンの測定、比色法による第一鉄の測定、イオンクロマトグラフ用のサンプルカップに満水に分取。
これだけで、1時間もあれば終わります。
あと、再検用(保存用)に小さい瓶に移し変える。(満水にして)
ちなみに、いつもアニオン、カチオンのバランス、導電率の実測値と計算値の比較でチェックしてますが、24時間後でも問題ありません。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
前処理無しで 分析可能なら、色々な心配は無用ですね。
ご指摘の チェック項目を確認し、トライしてみたいと思います。
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