環境Q&A

No.2554 【A-1】

Re:窒素と硫黄酸化物の排出原単位

2003-06-06 18:33:05 北海道 ／ きた （

>今追っかけてるのは木材燃焼の排ガス

NOxは、燃焼温度1000℃以下ではわずかしか生成されず、1300℃以上では急激に増加する
のだそうです。
木くずボイラーは基準を超えることが多いので、目安としてはばい煙の基準値になると思っています。おそらく、何かの対策をする必要がある程度で排出基準が決められているのではないかと思います。
排出基準設定のときの資料があれば分かるのではないかと思いますが。

No.2585 【A-2】

Re:窒素と硫黄酸化物の排出原単位

2003-06-11 20:07:41 茨城県 ／ 武蔵 （

　ご質問の件、燃料種別の排出原単位比較とのことですが、排出原単位の定義は、硫黄酸化物、窒素酸化物、炭酸ガスなどを単位重量処理する際の、単位発熱量当たりの環境対策コストと考えるのですか？。発電プラントなどでは、単位発電量当たりの環境コストとして定義されている場合が多い。環境対策コストは燃焼方式、環境対策方式、その発電設備規模で大きく異なるはずです。例えば、大容量の排ガス処理の脱硫装置は石灰・石膏法の設備が採用される場合が多いが、木材のように硫黄含有量の少ない場合の脱硫装置は石灰・石膏法が最適かこの辺からの検討が必要と考えます。従って、まずは発電設備規模を一定にして灯油、軽油、重油、LNG、石炭、木材（バイオマス）などとの相対的な環境対策コスト比較になると考えます。燃料種で異なるのは硫黄含有量であり排ガス量（空燃比）になるので、排ガス量に応じ環境対策方式、環境対策コストから相対比較できると考える。大規模火力発電などでは硫黄トン当たり削減コストは数十万円に対して、脱硝の場合、窒素トン当たり脱硫の2倍程度と考えられている。比較条件を明確にしませんと、結果が大きく偏倚するような気がします。ご参考まで。

No.2588 【A-3】

Re:窒素と硫黄酸化物の排出原単位

2003-06-12 09:48:10 東京都 ／ ちしゃ （

勤務されている企業などの排出量算定を考えておられるのでしょうか。

「排出量」「大気汚染物質」というキーワードでこのＱ＆Ａを検索すると出てきますが
過去の質問
Ｑ.大気汚染物質、水質汚濁物質の排出量について
http://www.eic.or.jp/QA/bbs02.php3?serial=1951
に「環境報告書にNOx､SOx､ばいじんやBOD、COD、SS、n-Hexの年間排出量を載せている
企業が多くありますが（中略）NOx等についても（換算）係数があるのでしょうか。
また、実測値から概算で算出する方法を知っているかたがいましたら教えて下さい」

との質問があり、
「一般的には、排出量＝（実測）排出濃度×排出ガス（又は水）量」
とのきたさんの回答が掲載されています。
（機器ごとの違いがあるので結局、それぞれで実測されているようです）