ELVの附則2の改定について
登録日: 2007年10月05日 最終回答日:2007年10月13日 エコビジネス その他(エコビジネス)
No.25227 2007-10-05 10:11:45 21
宜しくお願い致します。
ELV(欧州廃車指令)の附則2というところで、免除規定があります。
この附則は、2年に一度のペースで見直されると言うことで、
今年がその年にあたりますが、現時点では、見直されていないようです。
(前回は、2005年9月でした)
この附則の見直しについて、どのような動向なのか?、また、
見直し時期について、情報をお持ちの方、どうぞご回答を
お願い致します。
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No.25232 【A-1】
Re:ELVの附則2の改定について
2007-10-05 11:58:10 cerha (
ご指摘のとおりELV指令のANNEXUの3回目の改定は今年(か来年になるかも)行われる予定のようですが、内容や詳細時期までは把握してません、すいません。(内容について、前回同様に期限切れとなった項目が削除(延長の場合も)されることは間違いないと思いますが・・・重要なのはそれ以外ですね。時期について、前回はステークホルダーからの意見募集を締め切ってから1年以上かかっているようなので、今回ももう少し先になる?)
すでご覧になっていると思いますが、最新動向は下記のELV指令のホームページで確認できると思います。
http://ec.europa.eu/environment/waste/elv_index.htm
この中で「Events in 2007」のところに、3回目の改訂作業を進めている旨の記載がありますが、その下の「Secondary legislation on ELVs」の表には、まだ「Annex U - second revision (2005)」(2005/673/EC)(付属書Uの第2回改訂(2005年))までしか出ていません。
「Events in 2007」のところの最後の「here」をクリックすると、これに関してのステークホルダーからの情報が確認できるようです。
予想される内容や時期については、私もよく把握してませんので、どなたかご存じの方いましたらご教示願います。(私も知りたいです。)不十分な回答で申し訳ありません。
回答に対するお礼・補足
cerha 様
ご回答、どうもありがとうございました。
具体的な動きが良くつかめていないのが
実情です。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
21
No.25243 【A-2】
Re:ELVの附則2の改定について
2007-10-05 20:00:50 todoroki (
パブリックコメントを集める作業が行われていたと
記憶しています。
集めていたのは、日本自動車部品工業会 and/or
日本自動車工業会経由参加各社です。
既に締め切られているはずなので、順当に行けば今頃
欧州委員会,欧州議会で議論されている最中のはずです。
改定にはもう少し時間がかかると思いますが、
いつ公表されるかは、未定だったと思います。
ちょっと調べてみます。
回答に対するお礼・補足
todoroki 様
ご回答、どうもありがとうございました。
お手数をお掛けしますが、何かわかりましたら、
再度、ご回答をお願いします。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
21
No.25293 【A-3】
Re:ELVの附則2の改定について
2007-10-10 11:09:32 cerha (
http://circa.europa.eu/Public/irc/env/elv/library?l=/stakeholder_consultation/request_exemption/general_comments/jama&vm=detailed&sb=Title
その中で上記アドレスに、改訂案とそれに対する自工会(JAMA)さんのコメントが出てます。(あるいは自工会さんからの改訂要望かも?)
それによると改訂案での変更点は、まず鉛では、1項で「機械加工目的の鋼と亜鉛めっき鋼」の部分が単に「鋼」に。2項でも「機械加工目的」が外され単に「アルミニウム」に。4項の「ベアリングシェル/ブッシュ」が、「エンジンとトランスミッション」に限定され、猶予期限は2008/7/1から2011/7/1または2014/7/1に延長(詳細割愛)。
次に水銀で、15項の「ディスチャージランプ、計器パネルディスプレイ」で、新たに「2012/7/1以前の型式認証車とその補給」という免除範囲が追加。
6価クロムとカドミウムはとくに変更なし。その他やはり期限切れ項目は削除されるようです。(訳などで違っている部分あるかもしれませんし詳細省いてますので正確には原版をご確認ください。)
というような感じで改訂案が提示され、それに対し自工会さんからはほぼ原案に異議なしとのコメントを寄せてるようで、他にも各国業界団体やメーカーなどのステークホルダーからの意見が出され、現在はそれらを審議中と思われます。
以上、まだ不十分ですが(また不正確かもしれませんが)追加情報です、よろしくお願いします。
回答に対するお礼・補足
cerha 様
お世話様です。
いろいろと調査していただき、誠にありがとうございました。
今後とも、何か動きがございましたら、ご回答いただけますと、大変助かります。
21
No.25301 【A-4】
A-2の追加として
2007-10-10 20:55:15 todoroki (
これがたぶん日本自動車工業会(JAMA)が、
会員各社の意見をまとめた総意として、
提出したものなのでしょう。
2007.07.01期限のものも含まれているようですから、
概ねANNEXUの期間延長と認識しました。
A−2の追加情報として、
@ 国内でコメントを集める作業は、今年ではなく去年の年末でした。
A 前回(2005改訂作業)以降欧州指令(EU Directive;EU法体系の中で、
規則(Regulation)の次に強い拘束力を持つ)
の公布に至る手続きが煩雑化し、欧州委員会の承認が必要になったため、
政治的思惑も絡んで作業に時間がかかっている。
とのことです。
2007版がいつ出てくるかは、依然わかりません。
No.25325 【A-5】
Re:ELVの附則2の改定について
2007-10-12 09:30:54 cerha (
http://ec.europa.eu/environment/waste/pdf/description_layout.pdf
上記アドレスが、そこに出ていた現在検討中の改訂内容に関する資料です。内容は私が先に紹介した自工会提案?内容と少し異なります。こちらが最新の改訂検討中の内容かと。
期限切れ項目の削除(防錆コーティング中の6価クロムなど)は同様ですが、他に無期限免除項目に対して期限設定の検討や鉛に対して免除用途の追加検討など出ているようです。(先に紹介した鉄鋼中やアルミニウム中鉛の免除範囲変更は出てないようです。)詳細は上記資料をご自身で確認されるのがよいかと。
最後のところに今後のスケジュールも出ておりそれによると、2007/8/10から(5ヶ月間の予定)これらの評価が始まり、2007/10/25に中間報告があり、2007/12/10までに草案の最終報告が出され、2008/1/10までに最終報告が発表されるとのこと。
とようやく具体的な日程も出てきたようです。以上よろしくお願いします。
No.25357 【A-6】
最初の投稿文に戻って
2007-10-13 12:07:28 todoroki (
@ どのような動向なのか?
→当初の設定時は、その時考えられていた人体への影響と、
自動車(部品,素材 含む)の技術進化を見越して設定したものの、
・代替技術がない
・代替技術はあるが、費用が高すぎる
・代替技術はあるが、切り替える必然性がない、または低い
ものに関しては、(無期限含む)期間の延長がなされ、
実質的には「規制緩和」の方向に動いていると解釈しています。
A見直し時期について
→cerhaさんの情報は非常にタイムリーで、大変参考になります。
September 2007となっていましたが、すっかり見逃していました。
ただcerhaさんも書かれ、拙文にも書かせていただいたように、予定はあくまで予定で、
たぶん欧州 議会,専門部会,委員会 等の場で、各国、地域(日本,アメリカ,欧州)の自工会、
部品工業会、素材工業会が圧力をかけたり、
産業側/環境側 双方のロビイスト達が百鬼夜行するなどして、
着地点(妥協点)を決めるのに時間がかかると予想されます。
現状こんなところで、いかがでしょうか?
ご意見・ご指摘等ありましたら、返信してください。
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