一般財団法人環境イノベーション情報機構
溶存酸素測定について
登録日: 2003年05月30日 最終回答日:2003年06月07日 水・土壌環境 水質汚濁
No.2501 2003-05-30 20:56:12 かせん
溶存酸素の測定についてですが、河川など現場でDOビンに採取し固定してきて室内で分析する場合、2本採取し平均をとる場合と、1本採取してその値を使う場合があるようですがどちらが正式な方法なのでしょうか?
また、それに関する文献などご存知でしたら、教えてください。よろしくお願いします。
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No.2504 【A-1】
Re:溶存酸素測定について
2003-05-30 22:24:49 きた (
決め方によるだけです。
水質汚濁についての検定方法には、特に定めはありません。何かの本などでは記載がされているかもしれません。
「正式」ということが法令に基づくということであれば、その告示などに従うことになります。規定がなければ、「正式」というものはなく、多数回の測定値から統計をとればより「正確」らしい値となるのは一般です。
それよりも、清浄な飽和水を標準として利用し、温度を正確に測定して、正しい測定値を得られているか確認されたほうがよいかと思います。温度と飽和溶存酸素量の表はJISK0102などに載っています。これは次で見ることができます。
http://www.jisc.go.jp/
http://www.jisc.go.jp/app/pager?%23jps.JPSH0020D:JPSO0010:/JPS/JPSO0020.jsp=
JISK0102 工場排水試験方法
表32.1 水中の飽和溶存酸素
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます
もし2本測定し平均を採用するというような告示等ごぞんじでしたら教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
No.2556 【A-3】
Re:溶存酸素測定について
2003-06-07 07:24:34 きた (
ではないのですが、「下水の水質の検定方法等に関する省令」では、
(三) 定型的集落数の
平均値の測定
希釈試料を一立方センチメートルづつ二個の培地にとり、それぞれについて、三十五度ないし三十七度で十八時間ないし二十時間重層平板培養し、それぞれの平板培地中に発生した定型的集落数について、その平均値を求め、これを定型的集落数の平均値とする。
となっています。これは大腸菌群数というものが標準試料での精度管理もしがたく、正確には求めがたいという意味なのかどうか分かりませんが、化学分析とは異なった記述となっています。
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