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環境Q&A

粒子状物質PM2.5について 

登録日: 2001年07月18日 最終回答日:2001年07月19日 大気環境 大気汚染

No.250 2001-07-18 16:31:09 なかよし

東京都が実施しようとしている粒子状物質PM2.5の概念と測定方法などの情報が有りましたら教えてください。

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No.252 【A-1】

Re:粒子状物質PM2.5について

2001-07-19 18:13:46 桶屋

大気中に浮遊する粒子のうち直径(粒径)が 2.5マイクロメートル以下の微小粒子をPM2.5と言います。環境基準にSPM(PM10)がありますが、より微小粒子を対象としたものです。微小粒子は肺の深部に侵入、沈着する割合が大きく、発ガン性等を有する有害成分の含有率も高いと言われています。ディーゼル排気に含まれる粒子は、その大部分がPM2.5であることから、大都市を中心に問題となっています。
東京都は12政令指定都市と共に粒子状物質(PM)に対する迅速かつ有効な対策の強化をもとめ国に対して要望をしていますが、その一つにPM2.5の規制が取り上げられています。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/press/60A7H500.HTM
また、東京都はディーゼル車の排出ガス規制を平成15年より実施することになっています。

PM2.5の測定方法は、慣性力、遠心力、重力、拡散力、静電気力などにより微粒子の重量という絶対量に基づいて微粒子を分級します。分級した微粒子の量を天秤法、β線法、圧電法、帯電量法などにより測定します。これらさまざまな方法がありますが現在定められた測定方法はありません。
http://www.jaima.or.jp/souran/ より測定機器の検索ができます。

回答に対するお礼・補足

わかりやすく説明頂き有難うございました。

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