プロパンガスとブタンガスではCO2排出量は違うのか?
登録日: 2007年09月14日 最終回答日:2007年09月22日 エネルギー 省エネルギー
No.24913 2007-09-14 06:03:25 海
お世話になります。
とある企業で環境担当やっている者です。
弊社ではLPGガスを使用しています。今度、LPGの組成をブタンからプロパンに変更します。そこで「ブタンよりプロパンの方がCO2排出量が少ない!(化学式の違いによる燃焼式の違いの為)」との情報を聞きました。
※燃焼式の違い
ブタン
・C3H8 + 5O2 = 3CO2 + 4H2O
プロパン
・C4H10 + 6 1/2O2 = 4CO2 + 5H2O
⇒計算上はプロパンの方が発生量が少ない。
しかし、私は今までそのような情報を聞いたことがありません。環境省で決めているCO2排出係数もブタンだろうがプロパンだろうが係数は同じです。
本当にプロパンとブタンではCO2排出量が違うのでしょうか。正式に認められているのでしょうか。また、ブタンからプロパンに変更することをCO2排出量の削減計画にすることは出来ますか?
どなたかアドバイスを頂けたらなと思います。よろしくお願い致します。
総件数 8 件 page 1/1
No.24921 【A-2】
Re:プロパンガスとブタンガスではCO2排出量は違うのか?
2007-09-15 11:46:58 五月山 (
しかし、同じエネルギーを得るために燃やす量(体積)は違いそうです。
発熱量がわからないのなら、例えば重量あたりで比較するとどうでしょうか。
>環境省で決めているCO2排出係数もブタンだろうがプロパンだろうが係数は同じです。
温室効果ガス算定マニュアルで、他のガスの係数は体積あたりなのに、LPGの係数だけは重量あたりになっていますね。
回答に対するお礼・補足
ご解答ありがとうございます!
なるほど、もうちょっと違う角度から調べて見ます。
No.24922 【A-3】
Re:プロパンガスとブタンガスではCO2排出量は違うのか?
2007-09-15 14:51:27 門外漢 (
> ブタン
> ・C3H8 + 5O2 = 3CO2 + 4H2O
>
> プロパン
> ・C4H10 + 6 1/2O2 = 4CO2 + 5H2O
プロパンとブタン逆では?
>環境省で決めているCO2排出係数もブタンだろうがプロパンだろうが係数は同じです。
門外漢なもんでよく知らないんですが、CO2排出係数って燃料の使用量からCO2排出量を計算するための係数じゃないんですか?だとしたら係数同じならCO2量同じじゃないでしょうか?
ちなみに 低位発熱量あたりのCO2発生量を計算してみたらブタン1に対してプロパン0.975と若干少なくなりました。でもこれには排ガスがもって逃げる熱量とかのロス分が含まれていないのでそこら辺を考えたら多分トントンなんじゃないですか? だからCO2排出係数もおなじなんだと思います。
回答に対するお礼・補足
ご解答ありがとうございます。
はい。プロパンとブタンの式は逆でした・・・。
この問題ですがガスメーカーから仕入れた情報なので鵜呑みにしてしまいました。
No.24923 【A-4】
Re:プロパンガスとブタンガスではCO2排出量は違うのか?
2007-09-15 17:16:09 火鼠 (
ブタンと、プロパンでは、発熱量が違います。ということは、同じ水量の水を100度しようとすると発熱量の少ないブタンの方が、燃料は沢山使うのでは、ないでしょうか?と言うことは、炭酸ガスも同じになってしうのではないでしょうか
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
『門外漢』さんにアドバイスを受けまして、再度確認しています。
冷静に考えると、プロパンの方がCO2発生量が少なければ環境省を始めとする各業界が推奨を大体的にとっくにしているはずですよね・・・・・。
No.24926 【A-5】
Re:貴方は何が聞きたいのですか
2007-09-15 20:16:40 レス (
本当に回答を求めているなら
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=24766
A-36を読んでください。
回答に対するお礼・補足
ご意見ありがとうございます。
正直なところ、『1+1』の回答を即ほしいのは事実です。しかし、『1+1=2』なんて回答はありません。皆さんがそれぞれに様々な意見を出して下さっていることからすると、回答は一つではないということです。そうなると、やはり、最終的にはみなさんの回答=ヒントを基に自身で再調査して結論を出すしかないのです。
くどくなってすいません。
No.24929 【A-6】
レスが、乱入してきました。いいかげんにしてくれ
2007-09-15 20:48:30 火鼠 (
>
>回答者として。私の答えは、半端かもしれません。
しかし、設問者に答えるためにやってます。私の真の意図では、腹の中で、カロリー計算ぐれ〜やれよ〜ってあります。でも、すべて腹のなかさらして、疑問を持ってやる気が出てきた人がやる気になれますか?
レスさん。どのくらいえらい学者さんだかしらんが、人をおちょくるだけならからむな。別のレスで、レスを、うざいと言われた方も、言われておりましたが、比喩が、私にすれば、高舞過ぎてわかりません。高度な比喩は、お仲間の学者さんたちと、深窓のなかで、崇高な古文書とお話されたら、いかがでしょうか?
No.24937 【A-7】
Re:プロパンガスとブタンガスではCO2排出量は違うのか?
2007-09-16 00:28:19 isisan2 (
> ・C3H8 + 5O2 = 3CO2 + 4H2O
>
> プロパン
> ・C4H10 + 6 1/2O2 = 4CO2 + 5H2O
プロパンとブタンは逆です。
単位体積辺りの二酸化炭素発生量ではなく、発生熱量当たりの
二酸化炭素発生量でしたらつじつまが合うと思いますよ。
プロパンもブタンも、炭素と水素から出来ています。
燃焼によって、炭素は二酸化炭素に、水素は水に変わり、エネルギーを
取り出すことが出来ます。
この中で二酸化炭素が出るのは炭素の方です。
従いまして、燃料中に炭素を多く含めば含むほど発生する二酸化炭素の
割合は多く、少なければそれだけ二酸化炭素の発生は少ないと考える
ことが出来ますよね?
プロパンは炭素3に対し水素が8 ブタンは炭素4に対し水素が10
割合としてはプロパンの方が炭素を少なく水素を多く含む燃料です。
よって、ブタンより「二酸化炭素の発生は少ない」ということは
可能かと思います。
同じ理屈で、プロパンよりもエタン、メタンの方が二酸化炭素の
発生が少ないと言えますね。究極は水素です。
まあそうは言うものの、ブタンとプロパンじゃ大した差でも
ありませんし水素自体の発熱量は炭素に比べればかなり小さい
ですからそれほど劇的な効果を期待しても空振りになる可能性は
有りますけどね。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
視点を変えると回答が見えてくるのですね。
勉強になりました。
No.24972 【A-8】
まったく、何言ってんだか?
2007-09-17 11:35:40 一歩一歩の14000 (
http://www.j-lpgas.gr.jp/faq/faq1.html
総発熱量の比が分子量の比に比例している。
従って、単位重量当たりの発熱量はほぼ等しい。
環境省の係数はよく考えてあります。
等モル数の燃焼で事が足りれば良いが、プロパンは余分に燃やさないと熱量がブタンに匹敵しない。
CO2発生量に関しては、使用量そのものが減らなければ効果無しということです。
かつてガス業界がブタンを勧めたのは、プロパンより熱効率が良く、値段が安かったから。
今ではブタンの方が高いので、熱効率以外に利点無し。
LPG種類変更ですが、コスト優先の施策でしょう?
設計次第では、ブタンでないと到達温度が得られない場合がありますので要注意です。
プロパン設計からブタンへの転換は燃焼バーナーの変換くらいで済むが、ブタン設計からプロパンへの転換は、加えて配管耐圧・ガバナーを確認する必要があります。
以上、参考までに。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
目先の意見に飛びついてしまった限りです。
一歩一歩の14000さんの言うとおり、プロパンに変更した経緯に値段が安い!というのがありました。今回のCO2問題は、付属してついてきたというのが実情でした・・・。
No.25046 【A-10】
やっと少しわかってきた
2007-09-22 17:51:28 todoroki (
一歩一歩の14000さんの回答と、それに対する返信を見て、
私なりになんとなくわかって来たので投稿します。
プロパンに変更した狙いは、本来操業費のコストダウンであって、
CO2の削減は副次的なもの、「比べて減ってりゃ儲けもの」だったわけですね。
うがった考えをすると、工場のエネルギー管理(購買)部門の狙いが前者で、
あなたの部門が後者の狙いを押し付けられたとか。
私も何年か前に、「工場のエネルギー管理部門が、
LPGをブタンリッチなものからプロパンリッチなものに変えて、
一定のコストダウン効果を得た。
ついてはCO2がどんだけ減ったか、計算してみて」と、
”尻拭い”させられたことがあります。
ただ今回と違うのは、既に操業しているので、
LPGを変える前後のデータ変化がわかっていたということです。
結果はどうだったと思います?
CO2の排出量は、誤差範囲程度しか変わりませんでしたよ。
その理由は一歩一歩の14000さんの回答欄に書いてありますので、
リンク先含めてよくお読みください。
結局企業全体としてみれば、
「工場のCO2排出量を増やすことなく操業費のコストダウンを達成できました」と言えれば、
それでめでたしめでたしなんでしょうけどね。
海さんの場合は、これから始まるのでしょうから、
LPG会社、工場のエネルギー管理部門の担当者、購買(コスト計算)の担当者などと、
議論を深めてはいかがですか?
回答に対するお礼・補足
お世話になります。
ご回答ありがとうございました。
仰るとおり、第1にコスト、たなぼたCO2な現状です。ISO14001の理想と現実(役員連中との戦い)は厳しいです。
ちなみに、この件は担当者と話し合ってなかったことになりました。
皆さん、色々とありがとうございました!
総件数 8 件 page 1/1