一般財団法人環境イノベーション情報機構
トリハロメタン検査の検体保存条件
登録日: 2007年07月10日 最終回答日:2007年07月14日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.23611 2007-07-10 08:22:20 アクア富雄
瓶に採取した検査水を冷蔵庫保管しています。初回検査後瓶に空気が入った状態で次回検査するとき揮発性有機物の濃度が変化すると考えられます。どの程度までの期間、再現性のあるデータが得られるでしょうか?
高濃度のデータが出たときに希釈して何度か検査したいと考えています。
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No.23638 【A-1】
Re:トリハロメタン検査の検体保存条件
2007-07-12 15:21:41 きら (
トリハロメタン(THM)に限らず、他の調査項目、すべてについて経時変化というものがあります。
文献等を丁寧に検索していけば、THMの経時変化のデータを見つけることができるかと思いますが、測定機器をお持ちであれば、御社で試験してみるのが最良ではないでしょうか?
御社で、サンプル受取りから分析までに要する最長日数(再試験を含む)をある程度想定し、次のような試験を行います。
@サンプル受取り直後に測定
A1日後に測定
B2日後に測定
C以下順次、適度な間隔で最長日数まで測定
結果をグラフにまとめれば、簡単に答えが見つかるかと思います。
※実際に、当社では、この方法で、保存方法・保存日数等を決めています。
ただし、サンプルの条件・由来が異なると、結果も異なります。
上水試験方法・解説編(2001年版 日本水道協会)には、「THMはフミン質などと塩素がハロゲン反応し、その後、加水分解するが、その生成速度は遅い」、「採水後、温度が高い所やpH値が高い状態で保管していた場合には、たとえ残留塩素がなくても徐々にTHMは増加する」、「採水直後にアスコルビン酸を加えて残留塩素を除去し、塩酸(1+10)を用いてpH値が約2となるように調整する」とあります。
以上、ご参考までに
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございました。
装置が壊れたので、持っている検体の経時変化が気になり質問しました。
やはり自分で経時変化データをとることは大事だと痛感しました。装置回復したら きちんとやってみます
No.23684 【A-2】
Re:トリハロメタン検査の検体保存条件
2007-07-14 08:12:54 たそがれ (
状況を詳しく知りたかったので今回はしばらく静観させていただきました。
機器のトラブルがあったのですね。
純粋に経時変化の確認であるならA-1の通りでしょう。
検水の性状、ヘッドスペースの割合で減衰状況は大きく変わってくるとは思いますが。
私どもも、当然のこととは思いつつ、忙しさにかまけて経時変化の調査はあまりやっておりません。
きら様の回答で再考させられました。
ただし、今回の件はちょっと意味が違いますよね。
単なる経時変化ではなく、一度使用した容器のヘッドスペースを問題にされているようですから。
2本サンプリングしてくるのが基本です。
1本だけしか取れなかったときは分析時、予備として
バイアルビンに満水とし密栓したものを何本か作っておくのが基本です。(今回たまたまそうできなかったのでしょうか)
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
おっしゃるとおり2本採取するのがベストなのですが・・・採取した瓶を分配満水にしてして保存するのもひとつの方法ですね。
早めにデータを取る必要性を再認識しました。
No.23690 【A-3】
Re:A-2を読んで
2007-07-14 14:23:47 レス (
ただの一人言ですから、聞き流してください。
2本でなく5本もとってくると面白いんですよね。
結果が。
で、検出限界付近で20%確保できる・・・
自分としてはN本目の方が怖い・・・
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