環境活動を行う若手の現状について
登録日: 2007年06月27日 最終回答日:2007年07月05日 エコビジネス その他(エコビジネス)
No.23312 2007-06-27 08:14:56 yuko
この業界自体が、自治体の仕事や寄付などの小さなパイを企業同士が奪い合っているのと同じく、組織内では「正職員」という小さなパイを奪い合っているわけです。結果として、企業競争における中小企業と同様、立場の弱い若者が犠牲になります。
この業界はまだ歴史が浅いので、パイオニア達がまだ中心に座っています。自分たちが苦労して切り開いた経験から、雇われて保証を受けようという考え方そのものに、否定的な反応をする方も多いです。
確かに若手自らが、新たな組織を立ち上げてしまえるなら良いのでしょうが、こんな状況で新規参入するのは、困難を極めるでしょうね・・・。もし参入するのなら、全く環境とは関わりのない事業で利益を上げ、その利益を使って環境事業を推進していく、という、今流行の「社会起業家」になること、でしょうか。
多くの方は、環境活動=ボランティア=無償ととらえておられるようですが、私はこれには反対です。活動を継続するためには、ある程度は有償のプロパーがいなくては無理です。
これは、私が頂いた意見の一部です。(Q環境関係の団体で働く若手の保証について参照)正に”現状”だと思うのですが・・・この内容に関する意見を是非伺いたいと思います。
※匿名さん、勝手に引用してしまって申し訳有りません。もし、不愉快に思われましたらご一報ください。※
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No.23314 【A-1】
Re:環境活動を行う若手の現状について
2007-06-27 09:28:12 今回も匿名で申し訳ありません (
さて上記の意見は私個人の見聞きした範囲の話ですから、当然こうした状況ではない団体や業界もあるでしょう。しかし私自身はずっとこうした印象を持っております(ちなみに私は若者ではありません、残念ながら・・・(笑))。「白人は黒人に靴磨きの仕事しか与えないでおいて、彼らが靴磨きであるという故に差別する」という、ある人の言葉があります。白人=年配者、黒人=若者(新卒者)と置き換えれば、そのまま今の状況を表すような気がします。
変に物わかりのよい年寄りにはならなくても良いとは思いますが、若者が経験も知識もなく世間知らずなのは当然のことなのですから、そうした若者をうまく育てるのも、我々の仕事なのではないでしょうか?後を継ぐ若者がいなければ、いずれこの業界も先細りになってしまうのですから。
回答に対するお礼・補足
失礼しました・・・申し訳有りません。
まだ、進み始めたばかりですが、様々な意見を頂けて感謝しております。若手の現状としてはやはりまだ考えなければならない課題が多くありそうですね。
No.23315 【A-2】
Re:環境活動を行う若手の現状について
2007-06-27 10:44:30 Geordi La Forge (
で、現状は、大儲けする人なんかいないという現実。
しかも、国民の殆どが、話のネタくらいにしか温暖化に興味を持っていない現実。
だったら、環境税をすぐにでも導入して、その税収入をNPOに還流させればいいのに、やってくれない国。
声を上げていきたいと思っております。
間違っていますか?
回答に対するお礼・補足
”大もうけ”・・・環境活動には縁のない言葉のような気がします。本当は必要な場所に回らないお金ばかりですね。一体どうなっているんでしょう??間違いではないと思いますが・・・国としてはどのように考えているんでしょうかねぇ。
No.23316 【A-3】
Re:環境活動を行う若手の現状について
2007-06-27 11:03:42 JPCCN関西 化情技セ (
「社会起業家」を目指すことには、NPO発ベンチャーの創造を目指すJPCCNと方向性は同じだと思います。ただし、「単に流行りだから」と立ち上げても、この先どのようになるかは明白です。一般的な起業と、社会起業とは異なります。なぜ社会起業でなければならないのか、いままで社会で満たされなかった課題を、社会起業でどのように解決していくのかというビジョンを明確にしておく必要があります。もし、既存の企業や行政で実現できるのであれば、その企業や行政職に就職して、手厚い待遇のなかで社会貢献のビジョンを模索したほうが賢いですし、はるかに楽だと思います。しかし、現実はそうではないと思います。だからこそ、NPOがあるのであり、社会起業というのが流行るのだと思います。喜ぶべきか悲しむべきか、JPCCNがあるのも、そのような背景があるからこそなのです。いわば、NPOとは、「環境時代の社会におけるお医者さん」なのです。NPOの仕事が増えることは、それだけ社会に問題があるということでもあるので、必ずしも喜ばしいことではありませんが、それぞれの時代背景なりにNPOの活動成果を必要としている方が多いのも事実ですし、そのような方に納得していただけることが、NPO活動家の喜びではないかと思います。
NPOで活動のため必要な資金を調達するためには、大学発で行っているのと同じように、NPOで培ってきた公益志向やノウハウを活かした、「NPOに限りなく近い会社」を立ち上げるということも考えられることだと思います。それは、実情に応じてCBでも構いませんし、全国展開でも構いません(JPCCNの場合は、CBを結ぶ全国的なネットワークを目指しています)。
JPCCNの代表も30代です。
環境NPOも環境活動も然りですが、年齢層別属性では、若年層は少なく、50代以上の方が大多数を占め、20〜30代が極端に少ないのが現状です。結構いるように感じるかもしれませんが、それは若い方が行動力などで際立って見えるからに過ぎず、現実では非常に少ないのです。そして、同年代層の仲間が現状において少ないことは、若手の活動家に共通の悩みではないかと思うのです。いかがでしょうか。
環境保全意識を、分野の壁を越えて共有できる若手のネットワークが必要だと考えます。そして、そのようなネットワークの構築を提案したいと思います。
No.23318 【A-4】
Re:環境活動を行う若手の現状について
2007-06-27 13:19:56 火鼠 (
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No.23321 【A-5】
Re:環境活動を行う若手の現状について
2007-06-27 14:20:17 ぜろえみっしょん (
事業費のほとんどが税金で賄われている教育や医療・福祉といった公益性の高い分野でもそれは例外ではなく、環境活動に関してもそれは同じです。
無償の環境活動を推奨するわけではありませんが、環境分野に関しても市場(需要)に対する、適切な規模(環境活動に携わる団体や人)というものが存在し、現状に対して不満や問題を抱く人にとっては、このバランスが崩れているのではないかと思います。
資金源が自治体の関連や企業の寄付など、ごく限られているにも関わらず、必要以上に環境関連の団体・人があるのでは無理や歪も生じますし・・・。
yukoさんにとっては切実な問題だと思いますが、何事も前向きに高い志を持ってがんばってください。
No.23460 【A-6】
質問者へのアドバイスとして
2007-07-04 19:59:52 マッシー・ナナ (
とはいえ、質問者が生活する現代は石油化学が隆盛の社会です。主流でない里山の技術は社会的には重要視されておりませんので、そこに技術革新もされず、ただ過去から未来へ継いでいくしか有りません。こうした理由から、今の里山保全は、若者よりもリタイヤした高年層を中心としたボランティアにふさわしい仕事と考えております。
質問者の環境教育は、私の受けたニュアンスでは、里山保全ボランティアの域を脱していません。環境活動・環境教育という枠組みは、里山を含めた自然環境保全の他にも、快適な住環境作りや廃棄物行政、水質汚濁など質問者が考えているよりもかなり広いことはこのQ&Aを見ても明らかです。こうした環境保全分野では、現在では主に公務員が従事しております。それらの方々は、林業や農園芸業、化学、薬学などの多岐にわたる専門技術や知識を所有した人の集合体で、それぞれが自己の専門知識を生かして仕事をしております。質問者が将来リーダーとなったときに環境に関わる広範な知識を身につけてなければ、公務員や環境に関わる会社の方々と対等に計画立案に携わることは残念ながら難しいと思います。
私自身も里山については中途半端な知識しか持ち合わせませんので、里山保全に情熱を持つ若者のボランティアを否定するものではありませんが、里山保全が重要であるからこそ、若いときは広く学ぶことも大切と思います。また、ボランティアは基本的に無償です。里山は逃げていきませんので、生活保証云々で悩むよりも、遠回りと思われても環境に関わる基礎的な知識を学び、さらに自らの生活基盤を安定させたうえで、里山保全活動を行ったらいかがでしょう。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。残念ながら、もう仕事とすることにはなっていますので、これから様々な現状を目でみて学んでいくことになります。生活基盤は有る程度安定していますので、更に若者が活動できるように安定した団体にしていくように活動をしていきます。お忙しいところ、ありがとうございました。
No.23498 【A-7】
環境活動家の現状について
2007-07-05 18:03:17 レス (
環境活動家の行動基準。
http://www.efsa.europa.eu/en/press_room/press_release/pr_efsa_maize_Mon863.html
http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20070704_html
科学なんて最初から無視。当然騒ぎになれば面白いでしょう。お金も入るようですし。
口当たりのよい話はそれだけでも疑問です。
そういえばこんな昔話がありました。
昔病気がない貧しいけれど幸福な国があったんだそうです。そこへ環境活動家と称する人が来て病原菌を撒き散らせば薬が必要になり、生産活動が活発になってお金儲けが出来ますよ。純朴な国の人はそれを聞いて良い案だと思い。豊かで病気がある普通の国になりました。
回答に対するお礼・補足
主たる目的が何なのかが重要ということでしょうか。
お金儲けになるのは良くないことであると思います。
これからの活動を進めるにあたり、地域住民に負担をかけずどのようにサポートしていくかがポイントであると思っています。(仰っている内容と趣旨がずれていたらすみません。)
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