伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
登録日: 2007年06月25日 最終回答日:2007年06月29日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.23286 2007-06-25 06:46:48 嘉野 博
>伐根・伐採木の破砕チップを法面植生に再利用すると植生が復元しない本当の理由は何!!!
スキ取り物や伐根・伐採木などの植物性有機物には、塩化カリウムが含まれています。塩化物イオンが、土壌から二酸化マンガンやアルミニウム酸化物を溶出させていませんか。
また、塩素原子は紫外線の影響でダイオキシンを発生させていませんか。
もともと、木材質系産業廃棄物は焼却処理するか、管理型廃棄物処理場で埋立処分することになっています。これらは塩素原子によりダイオキシンを発生させるので、安定型廃棄物処理場で埋立処理できない廃棄物です。
これら植物性有機物を破砕・選別等の工程のみで自ら再利用すると水・土壌汚染になりませんか!!
私どもで、これらの有機物分析を行ったところ、原子吸光光度計に反応しないアルミニウムイオン等の浸出が確認されました。
過去の環境汚染事例からも判断できる、パーキンソン病・アルツハイマー病などとの関連が問題視されませんか!!
水・土壌汚染のキーワードは、未だよく判らない塩素原子Clの影響であると思われる。
産業廃棄物を自ら再利用している方々に、イオン分析を行うことをお勧めする。
総件数 6 件 page 1/1
No.23292 【A-1】
Re:伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
2007-06-25 21:14:27 これを無視するは罪悪なり (
北海道の嘉野さんとお見受けします。
いかにも環境や化学の専門家であるかのように、知っている限りの専門用語を羅列して散々ご託を並べた挙げ句、最後に「イオン分析を行うことをお勧めする。」って何ですか?
いたずらに不安を煽るようなことをなさるのは控えられたほうがよろしいと思います。
回答に対するお礼・補足
ネットをご覧いただきありがとうございます。
>オオイタドリ土壌に下草が生えないのは何故でしょう! http://www.garaconsai.co.jp/aa012.html
参考文献;「低pH土壌と植物」日本土壌肥料学会編・第1刷・p199・表Z-6
No.23295 【A-2】
Re:伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
2007-06-26 00:04:10 JPCCN関西 化情技セ (
>>伐根・伐採木の破砕チップを〜(中略)〜土壌から二酸化マンガンやアルミニウム酸化物を溶出させていませんか。
塩化カリウムだとすれば、カリウムは植物栄養ですからそれが吸い上げられる過程で酸性化が進み、塩酸の作用によって溶出が促進される可能性は否定できません。その因果関係を確認するためには、pHや塩化物イオン、問題となる金属イオンのモニタリングを行うことが必要となります。
>また、塩素原子は紫外線の影響でダイオキシンを発生させていませんか。
塩化物イオンの場合、その可能性はまず考えられません。
塩化物イオンは化学的に不活性であり、有機物に対して塩素化などを起こすことはありません。
紫外線を受けた場合も同様です。
> もともと、木材質系〜(中略)〜土壌汚染になりませんか!!
植物性有機物単独では、水質汚染や土壌汚染の原因になることは考えられません。
> 私どもで、これらの有機物分析を行ったところ、原子吸光光度計に反応しないアルミニウムイオン等の浸出が確認されました。
具体的にはどのような分析方法でアルミニウムイオンを検出されたのでしょうか。通常、有機物分析の過程でアルミニウムイオンを検出するようなことは考えられないことだと思われます。
> 過去の環境汚染事例からも判断できる、パーキンソン病・アルツハイマー病などとの関連が問題視されませんか!!
アルミニウムイオンはとくに植物に対する毒性が問題になります。アルミニウムは微量で栄養になる金属でもなく、たしかに脳への悪影響も疑われていますが、事実関係をきちんと調べたうえで、あまり煽らないことです。
> 水・土壌汚染の〜(中略)〜行うことをお勧めする。
前にも述べましたが、塩素とはいっても、形態によって全く性質の異なるものです。塩化物イオンに限っていえば、それ自体が有機物の塩素化に関わったりするようなことはあり得ません。塩酸であっても、塩素化される場合は限られています(もし、塩酸で容易に塩素化が起こったと仮定すれば、胃の中では大量の有機塩素化合物が生成し、大変なことがおこっているということになります。言うまでもなく、あり得ないことです。)
まずは冷静な態度で、道筋に従って、リスクコミュニケーションを実施してください。
参考: http://www.jpccn.org/
回答に対するお礼・補足
早速ご覧頂きありがとうございます。
>伐採木チップの植生は、シロアカザ→シロツメクサ→イネ科植物の順で数年経て植生が復元して行きます。
その過程で沖積土からマンガン・粘土鉱物からアルミニウムを溶出しているのではないかと思われる。
その時、塩素が深く関わっている。KCl(伐採木チップ)やNaCl(畜産糞尿)などの自然循環が影響を与えているのではないか。チップを投入した土壌のカボチャ蔓がだんだん黄変した。
>反射式光度計の信頼を得るために、第3者の試験機関2社(原子吸光光度計)にアルミニウムイオン分析を依頼したが、十分な結果が得られなかった。
No.23311 【A-3】
Re:伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
2007-06-27 06:54:17 たそがれ (
それともご自分で問題提起されご自分で答えるというメッセージのようなものととらえればよいのでしょうか。
いろいろ誤解があると困ります。私も意見を述べさせていただきます。
@木質の破砕チップは炭素窒素比が非常に高いためそのまま土壌にすきこむと、土壌中の窒素が有機体として土壌菌に固定され、植生の回復が遅れる、というのが一般的な考え方です。
Aアルミニウムは確かに普通の植物には有害ですが、酸性資材等の投入で土壌が酸性化した場合に溶解してきます。塩化カリウムは中性塩です。
B私はダイオキシンの発生メカニズムについての知識を持ち合わせておりません。しかしレベルから考えて植生に影響を与えるとは思えません。
C木質にはアルミニウムは多く含まれています。
アルミニウムはなぜ原子吸光で出てこなかったのでしょう?
通常の燃料系ではほとんど感度が出ないのですが、こんなの知らない分析機関なんて普通ないでしょう。
水で溶出させて測ったのではありませんか。
中性では溶解度が低いので含有量に比べてごくわずかしか出てきません。分析機関とすり合わせる必要があります。
いろいろなテーマを投げかけられていますがもう少し整理された上でご質問されたらよいと思います。
補足
Aについて
塩化カリウムは生理的酸性肥料なのでカリウムが作物等に吸収された後の土壌が酸性側に傾くといわれています。その意味ではアルミニウムが溶け出すといえそうですが、それは通常、塩化カリを施肥した場合であり、木質チップ中の含有量くらいでは問題ではないようです。
回答に対するお礼・補足
ご丁寧なる御回答こころから感謝申し上げます。
私どもは、産業廃棄物の中間処理に関する調査・研究をしております。
@についてのC/N比ついては理解しております。
Aの土壌へのアルミニウム浸出については、カラマツ林・オオイタドリ土壌では硫酸アルミニウムが検出されています。下草が生えない、笹をも枯らす酸性土壌(硫酸)です。
Bのダイオキシンについて、私は、サッパリ検討がつきません。日本中には、木チップのダイオキシンを分析しておられる方もいるのでは・・・!オゾン層を破壊しているのも、煤煙も塩素が絡んでいます。ベトナムの枯れ葉剤も塩素の影響です。
陽イオン交換容量CECを定量するときに、塩化カリウム液で浸出させることから、塩化カリウムが多い木材チップは陽イオンが浸出すると云う発想ですが・・・間違いかも!
「参考文献;日本土壌肥料学会監修・土壌標準分析・測定法 25 陽イオン交換容量CEC」
カラマツ林の落ち葉では、白色腐朽菌がリグニン分解酵素によってダイオキシン類を分解している。また、バーク堆肥でも白色腐朽菌を確認しております。
「参考文献;ばい煙・ダイオキシン類処理の知識と技術・三好康彦著」
恐れているのは、私ども手がけている破砕・選別の処理工程のみでは、環境負荷がかかり人畜に被害を与えることが悩みの種である。「事例として、石膏ボードの埋立処理場で死亡事故が発生し裁判に敗訴した途端に、埋立禁止自粛・硫化水素ガスによるもの」
ダイオキシン類の分析費が1検体当たりあまりにも高額なので躊躇しているのが本音です。何方か分析した結果どの型(毒性の弱い)のダイオキシンかご教授頂きたい。
Cアルミニウムの分析
原子吸光法による分析は装置が高価であったり、技術的には高度であることから、結果の精度が満足できるものでなかったということです。「参考文献;日本土壌肥料学会監修・土壌標準分析・測定法、30 アルミニウム(全量分析)」難度の高いことから、有機物のアルミニウムイオン分析を殆ど行わず、自ら再利用か、破砕チップを譲渡しているのが現状であると思います。
テーマが広くて申し訳ありません。
産業廃棄物を再利用するとき、人畜に影響がなければ良しと思っています。
No.23353 【A-4】
Re:伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
2007-06-28 19:31:02 火鼠 (
>
回答に対するお礼・補足
貴重なご意見をご回答いただきありがとうございます。
ここは正確に書きます。オオイタドリ幼葉を乾燥させて分析して見ると、硫酸イオンとアルミニウムイオンが定量されたと云うことです。自然界ですから硫酸アルミニウム化合物ではありません。「ご指摘ありがとうございます」オオイタドリはどの様な有機酸をつくるのでしょうか?また、オオイタドリは「ウニ」の好物でもあります。「参考;雑草ハンドブック・全国農村教育協会」
分析器は個人レベルで購入できる価格ではありません。土壌分析機器を一式揃えると数千万単位になり手の届く価格ではありません。
アルミ鍋のNaClによる変色などを問題にしていません。Clによる、土壌と植生の関係をご教授いただきたいのであります。
ダイオキシンについては、正確には「ダイオキシン類」と表現すべきですね。
ばい煙によるダイオキシン類しか強い毒性がないと理解しております。WHOで規制しているのは17種類です。2,3,7,8-TCDDなどの毒性等価に換算して「0」のダイオキシン類が存在するのかどうか教えて頂きたいのであります。C/N比だけでなく、Clが「リグニン・セルロースの分解を阻害しているのではないか」と推察しています。バーク堆肥や伐採木チップの適切な分解菌が何か知りたいと思います。
塩化物イオンは、カリウムイオンのように水に溶けやすい性質なのか?土壌にとどまるものなのか!本来水に溶けない二酸化マンガンやAlをCl、が浸出させていないか疑問です。化学肥料を使用しない有機栽培が成り立たなくなる。
ダイオキシン類については、久米宏さんのニュースで問題になりましたが、酸性土壌には、毒性の弱いダイオキシン類が存在するのかどうかも知りたいものです。
ここで取り上げている「ダイオキシン類」は、マスコミが作り上げたイメージのものではありません。
塩化物イオンClが、炭素などにより固定化され分解しにくくなっていないかと云うことです。
また少し範囲が広くなり、煽ると云われるかも知れませんが!!
いま、乳牛にはシッポがありません。乳を搾るとき汚いから「切ってしまった」からです。虻が追えないではありませんか。牛もストレスが溜まりますよね。
そこで塩素系殺虫剤を背骨の付近に塗りつけるんです。辛しのような黄色い液体です。牛の口から入るか皮膚から入るか判りませんが、塩素系殺虫剤には、マンガンが含まれておりBSEになるのではないかと云われています。(20歳以下の牛でBSEが発生しプリオン説がゆらいでいる。)
融雪剤を散布すると排水溝のマンガン濃度が上昇するようです。塩化物イオンとマンガンイオン・Alイオンの関係、炭素との関係をご教授お願い申し上げます。
No.23372 【A-5】
Re:伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
2007-06-29 20:38:46 火鼠 (
やはり、言われていることが理解できません。
ひとつ、教えていただきたい。オオイタドリが、ウニの好物??ウニとは、海にいるウニですか?オオイタドリは、なぜウニが食べるようになったのか教えていただけるとありがたい。また、等価毒性0のダイオキシンが知りたいとは、私には、意味がわからないのですが?ダイオキシン(ダイオキシン類でしたっけ)等価毒性でみれば、砂糖とか、塩のほうが毒性が高いものもあるのではないでしょうか?
回答に対するお礼・補足
質問者が返答するのは!!・・・
きっと、広く、いろいろなことを質問して居る性でしょう?
「オイタドリを”ウニ”の養殖で与えたところウニが好んで食べた」と云う記録が、「雑草ハンドブック・全国農村教育協会発行・ゼルノ」にあります。
オオイタドリには、海藻と同じ様に、S分の中にうま味成分が含まれております。
先の第二次大戦中は、「葉たばこ」の代用品となり利用されました。また、幼植物は山菜として利用され、根は漢方薬として利用されている。ひと皮剥いてそのまま食すると酸っぱい味がする。
ダイオキシン類には、200種類程の種類があり、その内WHO-TEFで毒性があると規制対象とされているのは、PCDD−7種類、PCDF−10種類、コプラナーPCB−12類です。それ以外は、その他に分類され毒性等価係数が「0」となっています。
「確認問題・ばい煙・ダイオキシン類処理の知識と技術・オーム社・三好康彦著・H19.4.20発行」
ダイオキシン類の生成機構に関する記述として、誤っているものはどれか。
(1)塩素化反応では、母体の炭化水素に塩素化合物が反応して、ダイオキシン類を生成する。「解説」正しい(ベンゼン環に円)小生には、これら確認問題を解く能力がない産業廃棄物取り扱い者です。焼却場から基準値を超えるダイオキシン類が発生しても、反論も説得もできる知識はありません。
その様な訳で、有機物(伐採チップ)からダイオキシン類の発生する恐れがないか確認の質問をしている者です。
有機物を焼却しないかぎり、ダイオキシン類は発生しないと云うことが「皆様」大多数のご意見であることが理解できました。
御回答頂いた方に感謝申し上げます。
また、この愚問に興味を抱いた方にお礼を申し上げます。
No.23377 【A-6】
Re:伐根・伐採木チップとダイオキシン(塩化物イオン)
2007-06-29 22:29:56 万田力 (
> ベトナムの枯れ葉剤も塩素の影響です。
ではなくて、ベトナムの枯葉剤はほとんどダイオキシンそのものです。
> Clが「リグニン・セルロースの分解を阻害しているのではないか」と推察しています。バーク堆肥や伐採木チップの適切な分解菌が何か知りたいと思います。
例えば石灰窒素を使ってみてください。堆肥製造の過程で生成した有機酸が中和されて「適切な分解菌」の活動が活発になって堆肥化が促進されます。
> ここで取り上げている「ダイオキシン類」は、マスコミが作り上げたイメージのものではありません。
> 塩化物イオンClが、炭素などにより固定化され分解しにくくなっていないかと云うことです。
何を言いたいのかさっぱり理解できません。
塩化物イオンは炭素で固定されると分解しにくくなるのですか?塩化物イオンが分解されると C と l になるなんて冗談を言っているんじゃないですよね?
> 塩素系殺虫剤には、マンガンが含まれておりBSEになるのではないかと云われています。
初耳です、あなたはBSEの原因は異常ブリオンではなくマンガンだと突き止められたのですか?
No.23372で火鼠さんが、「私の知識がきっと足りないのでしょう。」と言われているとおり、私にも理解できません。
教えて欲しいことがあるならそのことを明確に尋ねて、いたずらに不安を煽るような事は書くべきでは無いと思いますが?
回答に対するお礼・補足
御回答ありがとうございます。
(1)「木質系チップ」のマテリアルリサイクルでは、ダイオキシン類の発生源にはならない。
(2)ダイオキシン類の発生源は、
@農薬や殺菌剤の製造に伴うもの
A廃棄物焼却炉、金属精錬などの燃焼過程で生成され環境中に放出されたもの
B製紙工場などので使用した塩素による漂白過程で生成され、廃液とともに環境中に放出されたもの
これ以外のダイオキシン類の発生源は考えられない。
(3)堆肥の分解に石灰窒素
硝酸カルシウムでC/N比を改善する古来からの堆肥作りが最もチップの分解に有効である。
これらのご回答ありがたくご拝聴賜りました。
その他の戯言は、一笑に伏して下さい。
”日本一の硝酸汚染地区より”
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