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環境Q&A

環境関係の団体で働く若手の保証について 

登録日: 2007年06月22日 最終回答日:2007年06月27日 自然環境 自然とのふれあい

No.23204 2007-06-22 06:25:10 yuko

私は今年の10月から今の職を辞して環境教育や里山の地域づくりに身を投る者です。(年齢は21歳です)任意団体ですので、当然保証はありません。それを覚悟で今の路に進みました。
そこで、伺いたいことがあります。全国でも環境関係の団体で働く若手の方はいらっしゃると思いますが、任意団体で若手が働く場合、彼らの保証はどのように確保していますか。
これから、若い担い手を育成していくために、保証や資金面を確立していかなければならないと考えていますので、皆さんの貴重なご意見を伺えればと思っております。弱輩者ですので、色々教えて頂ければと思います。宜しくお願い致します。

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No.23205 【A-1】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-22 19:01:08 火鼠

何か、違和感があります。
俺がやるんだから、誰か協力しろ〜はむりでは?
物事は、成果がでていても、協力なんてない場合がおおいですよ。ましてや、これからやるのに、先に協力を乞うには、甘えではないでしょうか?

回答に対するお礼・補足

ご意見ありがとうございます。
むしろ協力がなければできないものだと私は感じます。
協力を求めている質問ではないことをご理解ください。
ただ、保障がない状況で活動している若者がいるのか知りたいだけです。ということなので意見をいただきたい=協力なのです。
もし、なにか改善策があるのなら実例を知りたいと思いますし、これから参考にできればと思います。
もし、前例がなくても協力がなくても、私がその前例になり、次世代を担う若者に協力すればいいだけのことです。

No.23208 【A-2】

Re:公益精神がなによりですよ

2007-06-22 19:58:30 JPCCN関西 化情技セ

yukoさん、はじめまして。
JPCCN関西 神戸事業区 化学情報技術センターの井田です。

あなたの勇気ある選択は高く評価したいと思います。
確かに、一方では心配もあるでしょう。私も例外ではありません。でも、リスクを恐れては何もできません。世の中も自然界も、ゼロリスクというものはあり得ないことであり、何事もリスクはつきものです。公益市民活動に際しては、あなたや活動仲間の関心の高まりやモチベーション(士気)は、どんなリスクにも克つと肝に銘じましょう。

>これから、若い担い手を育成していくために、保証や資金面を確立していかなければならないと考えていますので、皆さんの貴重なご意見を伺えればと思っております。弱輩者ですので、色々教えて頂ければと思います。宜しくお願い致します。

まず、お金にこだわらない勇気を持ちましょう。
確かにNPO活動の三大要素は「ヒト」「カネ」「モノ」といいます。でも、ここでは、このことにあえて釘を刺したいと思います。
これらの三大要素以前に大切なこと、それは、思い立ったあなたや仲間の、公益活動にかける目的意識です。そして、「ヒト」「カネ」「モノ」は集まらなくても、自分たちで確固たる信念をもって、貫いていこうという自信をもち、決してあわてないことです。方法はぶつかってでも、前例がなく不安はあっても、正しいことは堂々とやればよいのです。そのくらいの気迫がないのなら、中途半端なことはやめるという意識も大切です。
あなたが一生懸命なら、きっと理解者は現れます。それが小さい団体でも、正義や公益精神に基づく思いやりや慈しみの心があれば、それに勝るものはありません。
もし、化学物質のリスクコミュニケーションに関心があれば、ぜひJPCCNの門戸もたたいてみてください。もし専門外でも、遠慮する必要はありません。
同じ関心を持つ仲間を増やすのも意義のあることですが、できるだけ異種の活動にも参加し、連携の戦略を練ることも、公益活動では大切なことです。ぜひ実践してみてください。
よろしければ、以下のウェブサイトにアクセスして、あなたのやる気を聞かせてください。

http://www.jpccn.org/

回答に対するお礼・補足

回答いただきまして、ありがとうございます。
目的意識と資金を天秤にかけるのは、確かに少し寂しい気もしますね。しかし、現に活動を行う際には、何らかの資金がなければ実現は難しくなると感じます。
もし、それでも実現が可能というのであれば、やはり今までそれなりの経験や技術を持った方でなければ不可能です。私は、仕事をやりながらこの活動をしているわけではありませんので尚更です。(両方やっている方を否定しているわけではありませんのでご理解ください。)
 更に、今私が携わっている仕事は少し特殊です。はっきりとは申し上げられませんが、とある河川広報を行っています。今の仕事から離れて行う理由は、もっと地域に根ざした自然環境について、学びたくさんの方へ知ってもらうこと。それを実践したかったからです。
 まっ先に言われることは”無謀”でしょうね。こんな仕事柄、河川に関する公共事業について学ぶ機会が多く、少しですが知識も身につけました。しかし、知識だけでは何の役にも立ちません。実践がなければあまり意味がない、地域の方に現状を気かなければ意味がないのです。
 私的なことをコメントしてしましましたが、私の行こうとしている場所には、私以上に情熱を持っている若者が沢山います。その若者を支えるためにこの質問をさせていただきました。長々と書いてしまったので、内容が違っている部分もあるかも知れませんが、まずは回答ありがとうございました。

No.23214 【A-3】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-22 20:57:33 Dr.ゴミスキー

 A−2の最後の書き込みは、特定団体の売り込みでしょうか。

 仮に若者の声を聞くならば、この場でも良いのではと考える1人です。

 そうすると、良き経験交流になりますが、それを遮る感性を理解できません。

回答に対するお礼・補足

ご意見ありがとうございます。
そうですね。できればその方が嬉しいです。

No.23223 【A-4】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-23 10:17:53 Dr.ゴミスキー

  yuko様 ご理解頂きありがとうございます。しかし、反省が見受けられますが、文の記述次第では誤解(火鼠さんは、真意を誤解?)を招きますので気を付けましょう。

 6月20日に私用があり国連大学の前を通りました。中庭で難民救済(?)と思われる政府支援のキャンペーンに遭遇しました。

 裏方は若い男女です。圧倒的に女性ですが、裏方の皆さんのエネルギーの源を知りたい気持ちでした。

 多分、yukoさんと同じ気持ちで取り組んでいると思われます。

 信念を堅持し目標に向かって下さい。

回答に対するお礼・補足

はい。ありがとうございます。文章も考えもまだまだ幼稚で誤解を招くこともしばしばです。ご指導の程、宜しくお願い致します。
また、激励?ととってもいいのでしょうか?ご意見ありがとうございます。もう、進む路は決まっておりますので、今後は邁進するのみです。何も知らない、、無知な私ですが、今後何かの役に立てればいいなと思っております。この度は回答をありがとうございました。

No.23232 【A-5】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-23 14:23:27 仕事人

どこで働くにしても基本は生活に必要なお給料です。
それと社会の一員として参加するためには
社会保険(最近評判悪いが、現代社会には必要不可欠)と
http://www.sia.go.jp/sinsei/iryo/index.htm
労働組合
http://www.jtuc-rengo.or.jp/soudan/kumiaikamei/nande.html
税金
http://www.nta.go.jp/zeimoku/shotoku.htm
くらいはきちんと考えておいて下さい。
利益を生まない環境団体で、給料原資がどこからきているのか、
あなた方が感じる仕事に対する満足度ではなくて、利益を生まない仕事に対する資金提供者の満足度はどうなのかを考えてみてください。

回答に対するお礼・補足

この度はご意見ありがとうございます。
資金提供者側の満足度>
補助金などを得る形になりますので、行う活動がより発展的になり、持続していくことが資金提供者の満足度につながると認識しているのですが、間違った捉えかたをしていると感じられますか?ご意見をお願い致します。

No.23244 【A-6】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-23 19:21:24 今回は匿名で

http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=14339

 だいぶ前の記事ですがお読みください。

 それとこれは基本的なことですが、保証などどの世界にもありません。

 少なくとも私個人としてはこのようなことを前提として考える方には周りにいて欲しくありません。
 これは給料の多寡を申し上げているのではありません。「やりがい」とか「自分捜し」などと称して本来自分に課せられた義務を放棄しているから申し上げているのです。

 年齢は21歳です。と記載されています。高校卒業されてやっと三年、中学からでも六年。「今私が携わっている仕事は少し特殊です。はっきりとは申し上げられませんが、とある河川広報を行っています。今の仕事から離れて行う理由は、もっと地域に根ざした自然環境について、学びたくさんの方へ知ってもらうこと。それを実践したかったからです」何がわかるのですか。河川の技術がわかるだけで数年、環境がわかる???ただ今の場所にいるのに飽きた(いづらくなった)だけでしょ、と聞きたくなります。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
”いずらくなった”と捉えられても無理はないと思います。私の気持ちとしては、地域の方が公共事業についてどのように感じているのかもっと理解し、私がこれから移り住む地域にはどのような自然があって、これからどう守り、次世代に伝えていくのか考え行動する時期にきていると思っています。地域の方の環境に対する考え方に直に触れてみたいというのが本心です。

河川の技術がわかる>
まず、技術というくくりでなく、河川で行われている公共事業のほんの一部を知っただけに過ぎません。理解したと申し上げるには程遠いです。今の仕事では、環境に目を向けるきっかけを貰ったに過ぎないと感じております。そのきっかけから、私の大好きな地域の里ではどのような自然があり、文化があり、人がいて、どのような公共事業がおこなわれていて、それは何のためにどのような方法で行われていて、その事業に対して地域の方はどのように感じているのか。また、地域の方はどのように今まで里山を守り続けてきたのか、これからどのようなものを求め、活動していくのか、そして、その中で私には何ができるのか。実際に移り住んで体験し、感じて活動を行いたい。そう思っています。

話は変わりますが、これから若手の担い手を本当に育成していくならば、保障は大きな問題になっていくとは思いませんか?具体的に、保障がない状況で環境活動のみを行っていく若者が増えるでしょうか。今まで、そのサポートがなかったからこそ若手人材育成が難しかったのではないかと思います。(実状を理解していないまま、安易な考えを述べることをお許しください。)私個人はいいとして、これから環境ボランティア(NPO以外の任意団体)で活動を行っていく若者のために、皆さんにどのような方法が考えられるか伺いたいと思っています。“保障はないからあきらめろ”というのは簡単です。しかし、環境について興味関心を持った若者が、それを守っていきたいという気持ちを少しでもサポートできればと思うのです。環境団体で働く”意識”についてのご意見としてはもっともですし、私もすべて失うくらいの覚悟がなければ選ぶべきではないと感じます。私の場合は「この仕事がしたい」と思った、ただそれだけですのでご理解いただければと思います。知識も経験も、考えも浅はかで、申し訳ありません。長々と失礼なことを申し上げたかもしれませんがお許しください。貴重なご意見ありがとうございました。感謝申し上げます。

No.23264 【A-7】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-24 23:40:04 火鼠

頓珍漢な返答かもしれません。
私は、小学生のころから水に興味を持って河川の分析をしてました。みるみる汚染が進み、魚のいない川にたった、5年でなりました。その川に魚が戻ったのは、20年後でした。今の環境行政は、わけのわからんNPO法人がかき回すだけの税金の無駄使い集団としかおもってません。しかし、意思のある方がやるのはまもらんと、次にすすみません。その辺がとてもむずかしい。熱ばっかりあっても、技術のないやつに金渡しても、無駄なだけ。口ばっかりうまいやつにに金わたせば、汚職だけ、河川環境なんてよくならない。ほんとに、気持のある人間に金が回る社会ならいいのですが。若くてもいい、俺はこれだけの熱と、技術と、聞く力がある。だから、金と、力を貸せ〜と言ってほしい。(こうなると、政治家かな)

回答に対するお礼・補足

火鼠様>ご意見、とても同意致します。私の家の近くにある川は、温泉の水が流れる為、魚の棲めない酸性の川でした。現在の川と向き合う職業に就いたことで、その理由が分かったことは勿論、県内には沢山の生き物を育む川があること、そしてそんな川が今変化してきていること、だから守っていかなければならないと強く感じました。それに、川を取り巻く環境・公共事業・地域の方の想いをもっと知り、ではなにができる?何を学ばなければならないか?と自分に問い掛けています。そう思ったので、現在の決意を致しました。(安易で自分本位ですが・・・)その中でも、取り分け重要だと思うのが、「域の方々の川へ対する意識」です。子供の頃は“水は大切”、“川は大切”と教えられて来ましたが、残念ながら『何故大切にしなければならないのか』ということを知る機会は少いと思います。だから、知識や技術、経験豊富な方々に教えてもらい、環境についてそれに関する制度についてなど、もっと知りたいもっと伝えたい!意見を交わし合いたい!!と思っています。(聞くだけではなく、私が意見を投げかけたい、それに対してアドバイスをいただきたいのです。)川ばかりの話しになってしましましたが、川だけではありませんよね。例えば、地域に伝わる民話・伝承、年中行事、郷土料理、方言などの文化も自然と結びつきがない訳ではありません。こうなるとキリがなくなるのですが、様々な自然環境と関わるものから学び教え伝えたいと思っております。私の方が頓珍漢なことを申し上げたかもしれませんね。申し訳有りません。火鼠さんの情熱はとても伝わりました。(私的にですので、誤解していたらすいません。)きれい事ではなく、価値のある活動ができるように頑張って行きたいと思いました。ありがとうございました。

No.23268 【A-9】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-25 09:27:43 瀬戸のおじさん

この種の議論を読んでいつも思うのは、恐らく若い方たちと恐らく多くを経験した大人の人たちの意識のすれ違いです。
私は多くを経験した大人の方ですし、考え方は多くの大人の考えでしょう。
ただ、これは年代によるギャップではなく、恐らく多くを経験した大人たちが作り上げた社会が若者に対して行う教育にあるように私は思っています。
 環境教育、情熱を持っている若者、
 次世代に伝えていく
 ボランティア、環境ボランティア
 里山の地域づくり、地域に根ざした自然環境、
 地域の方はどのように今まで里山を守り続けて
 自然があり、文化があり、人がいて、
というような、学校教育の現場で使われ、国・自治体の諸計画等でよく記載される多くを経験した大人たちの作ったキーワードが、yukoさんの文章にちりばめられています。
 ・環境は何にもまして大切なもの、守るべきもの。
 (『環境』っていったいなんだろうという疑問さえない観念的な環境)
 ・ボランティア活動はよいこと。
 (みんなボランティアをしなければならないというような強迫観念)
▼これらは、正に小学校から高校の課程で、総合的学習呼ばれる教育等で恐らく多くを経験した大人の人たちが教育実践してきたものそのものではないでしょうか?
yukoさんは、素直で、まじめな方で、これらの教育を真剣に受け止めたと思います。
▼一方、根本的に勘違いしていると思うのは、『ボランティア』の定義でしょう。
ボランティアは、自発的に無償で、行うものであり、だから気高いと思います。資金協力もボランティア、すなわち自発的に行われるべきものです。
ボランティアは、身の丈にあった無償の行為であるからこそ価値があると思います。社会の一員として生計を立てつつ、ボランティア活動をすること方が現実的ではないでしょうか?
⇒つづく

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。それぞれにまた、答えたいと思いますので、宜しくお願い致します。

●若い方たちと恐らく多くを経験した大人の人たちの意識のすれ違い

そうですね。決して、知識豊富な方々の意見を否定している訳ではありません。(また、全てを肯定している訳でもありません。)より良くしていく為には、双方の活発な意見交換が必要ではないかと感じます。どちらも歩み寄らなければ、結局今のまま、何の進展もありませんよね。

●国・自治体の諸計画等でよく記載される多くを経験した大人たちの作ったキーワードが、yukoさんの文章にちりばめられています

すみません。そのような関連にいるので、ついついこんな文章になってしまいます。強制的に直されているので癖がつきました・・・昔は思ったように自由に書けていたのですが・・・

●これらは、正に小学校から高校の課程で、総合的学習呼ばれる教育等で恐らく多くを経験した大人の人たちが教育実践してきたものそのものではないでしょうか?
 ・環境は何にもまして大切なもの、守るべきもの。
 (『環境』っていったいなんだろうという疑問さえない観念的な環境)
 ・ボランティア活動はよいこと。
 (みんなボランティアをしなければならないというような強迫観念)

教えられたそのままを受け入れたとは思います。しかし、私は環境やボランティアなど全く興味のない人間でした。友人の誘いと今の仕事にであったのがきっかけです。でも、そんな上辺だけの環境に対する考え・捉え方ではいけないと思うのです。正に、瀬戸のおじさん様がおっしゃる通り、“『環境』っていったいなんだろうという疑問さえない”というところを体験したいと思うのです。概要だけでは何の意味もなしませんので。

●一方、根本的に勘違いしていると思うのは、『ボランティア』の定義でしょう。

ボランティアの定義ですが、お金を貰っているという事実があるということは“ボランティア”ではないのは存じております。ご説明、ご指摘ありがとうございます。言葉を選び間違えました。“環境ボランティア”というよりも、“環境団体で働く若者”の表現の方が正しいですね。(A-6の文章)始めるきっかけはボランティアになるので、混同させてしまいました。すみません。

●『保障』というのは、いったい何を保障するのでしょうか?

上記と同じなのですが、“環境団体で働く若者”の保証という意味になりますので、“環境ボランティア”に対する保証ではありませんでした。度々すみません。

No.23269 【A-10】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-25 09:31:12 瀬戸のおじさん

⇒つづき▼『保障』というのは、いったい何を保障するのでしょうか?
震災等多くの災害でも活躍されたボランティア活動ですが、いろいろ問題はあったけれども、社会が大切な価値ある行動と認め、そこで保障されたのは、怪我等に対する保険加入等であったように思います。
yukoさんのボランティアな行為が、多くの賛同を得たとすれば、それは社会的な価値を持ったものと認められるでしょう。
そうなれば、大きなうねりとなって、組織化され、雇用や保障というようなことも出てくるかもしれません。(この時点で、ボランティアと呼べなくなると思います。)
▼『環境活動のみを行っていく若者が増える』などということは恐ろしいことだと思います。環境活動がすべて『善』であるということはありえません。
したがって、『環境活動のみ』(=ボランティアのみのように思われますが)を行う若者は、基本的に社会的に要請されていないように思います。
ボランティアは、ある意味『独善』で行うわけですから。好き勝手にやれるわけです。
▼里山の地域に入られたとしても、みんなが好意的とは限りません。
むしろ疎ましく思われることも多々あるのではないでしょうか?
総合的学習で、地域の人がボランティアの受け入れに困っている現状をご存知でしょうか?
▼介護の問題や過疎の問題に比べて、環境の問題は地域の人にとって深刻ではないと思います。
受け入れられる素地はわが国にはまだ育ってないし、環境先進国(どこかしりませんが)でもyukoさんの考えるような環境ボランティアは恐らくないのではないでしょうか?
▼そんな余計な心配をしてしまったので。一筆啓上/

回答に対するお礼・補足

●『環境活動のみを行っていく若者が増える』などということは恐ろしいことだと思います。環境活動がすべて『善』であるということはありえません。
基本的に社会的に要請されていないように思います。

環境関係の団体で働く若者が担い手になること、地域を守り伝えていくことは社会的に要請されていませんか?(地域づくりに傾いているかもしれませんが)それでは、何故今地域に目を向けるのでしょうか、自然に目を向けるのでしょうか?そのような傾向が強くなっているように思うのです。私の認識にずれがあると思いますが、回答頂ければと思います。宜しくお願い致します。

●里山の地域に入られたとしても、みんなが好意的とは限りません。

それは、おっしゃる通りです。私の行く予定の地域でも、今年は県外から800人の子どもたちが訪れ、環境体験学習を行いました。(事務局長は21歳の地元出身者で私と同い年です。それに中学生、高校生、他地域へ進学した大学生がスタッフとして参加します。)農村ホームステイやグリーンツーリズムなど様々な活動を行いました。この地域の興味深い所は“助け合い”の精神が古くから受け継がれているところです。だからホームステイ受け入れを行っている家庭が多く、活動の際には、地域住民のおよそ200人が先生として参加し、活動を行えるのではないか思います。地域の若者が中心となって頑張っている=協力するということです。無論、今後受け入れも増加していきますので、それだけではやっていけなくなります。議題がずれましたね。
 好意的とは限らないということでした。知らない人が入って来るというのは抵抗がありますよね。私も、3年間何度も通い続けて地域の方と交流し、向こうのスタッフからこのような話を頂き、決断をしました。誰もが私のような判断をすべきとは思いません。むしろどちらかというとお薦めはしません。

●介護の問題や過疎の問題に比べて、環境の問題は地域の人にとって深刻ではないと思います

これもおっしゃる通りです。私の関わっている地域では、どちらかというと地域活性化についての方が興味があるようです。更に、砂防えん堤が多く建設されている地域ですので、川に関しては関心が高いようです。(公共事業反対派の方もいます。)私の場合、外部者なのでこれから地域の環境についてどのように考えているか、もっと伺わなければならないと思います。

長々と駄文を書いてしまいました。瀬戸のおじさん様、ご意見ありがとうございました。また、回答頂けますと幸いです。

No.23270 【A-11】

Re:環境関係の団体で働く若手の保証について

2007-06-25 10:09:35 今回も匿名で申し訳ありません

yuko様の考え方、もっともな事だと思います。

この業界自体が、自治体の仕事や寄付などの小さなパイを企業同士が奪い合っているのと同じく、組織内では「正職員」という小さなパイを奪い合っているわけです。結果として、企業競争における中小企業と同様、立場の弱い若者が犠牲になります。

この業界はまだ歴史が浅いので、パイオニア達がまだ中心に座っています。自分たちが苦労して切り開いた経験から、雇われて保証を受けようという考え方そのものに、否定的な反応をする方も多いです。

確かに若手自らが、新たな組織を立ち上げてしまえるなら良いのでしょうが、こんな状況で新規参入するのは、困難を極めるでしょうね・・・。もし参入するのなら、全く環境とは関わりのない事業で利益を上げ、その利益を使って環境事業を推進していく、という、今流行の「社会起業家」になること、でしょうか。

さて、私自身もまだそう力のある立場ではありませんので、若手の身分を保証するために、これという妙案はないのが現状です・・・。優秀な若者は正職員に登用するよう働きかけているのですが、力及ばずということも多々あります。

そういった場合私は(半ば個人的にですが)、転職への協力は快く引き受けるよう、心がけております。例えばリファレンス(身分照会)や紹介状の依頼、カバーレターの書き方の指導などです。

またバイトの若者でも能力のある人には、単純作業だけではなく、調査技術、ソフトウェア操作、翻訳作業などを経験してもらうように心がけています。将来、転職の面接などで、経験として胸を張って述べられるように、という気持ちからです。技術士などの資格を取る気がある子には、自主的な勉強会のサポートもしています(私自身の勉強にもなりますし)。

身分保障というにはほど遠い、ささいな対策ですが、今の私にできることは、その程度です(苦笑)。環境団体の正職員の中でも、後進の行く末に心を痛めている者もおりますから、そうした職員と協力してみてはどうでしょうか。
あまり参考にならなかったらすみません。

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