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環境Q&A

残留塩素の数値の違いの意味 

登録日: 2003年05月06日 最終回答日:2003年05月08日 環境行政 法令/条例/条約

No.2312 2003-05-06 11:00:30 タロウ


水道水の水質基準において、
水道水快適水質項目の残留塩素は1.0mg/L 程度となっています。
しかし、水道法では、遊離残留塩素を0.1mg/L 以上保持となっています。

数値が1桁違うのでその、解釈に迷うのですが、
強制力の強いのは、0.1mg/L以上で、1.0mg/Lは、参考的に認識していれば、いいのでしょうか?
(何故、0.1mg/L以上を、水道水水質基準に取り込んでいないのでしょうか?それも疑問ですが・・・・)

宜しくお願いします。

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No.2317 【A-1】

Re:残留塩素の数値の違いの意味

2003-05-06 22:38:07 北海道 / きた

 専門家ではないので、検索の内容だけですが、
http://www.water.okayama.okayama.jp/2_oishimizu/anzen/suisitu.html
水道の水質
 水道水が備えなければならない要件として水質基準が定められています。水質基準は、大きく「健康に関連する項目」と「水道水が有すべき性状に関連する項目」に分けられます。「健康に関連する項目」とは、生涯にわたる連続的な摂取をしても人の健康に影響が生じない水準を基とし、安全を十分に考慮して基準が設定されています。そして、「水道水が有すべき性状に関連する項目」は、水道水としての生活利用上あるいは水道施設の管理上障害が生ずるおそれのない水準として基準が設定されています。
 また、水道水には、消毒のため塩素が加えられています。衛生上必要な措置として、給水栓における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持するように定められています。

とありまし、次などを参考とすると、水質基準とは水そのものが有する質であり、残留塩素は添加するものですし(減るものですから)給水栓での濃度を「必要な措置」として規定しているということでしょうか。
 おっしゃるようなことのようです。
http://www.jwwa.or.jp/mizu/index.asp
このホームページでは、平成11・12年度に全国の水道事業者が水道の水質について水道法に基づく水質基準46項目等について水質検査を実施した結果を紹介しています。
さらに水質基準項目、快適水質項目等の解説を掲載しています。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Ekv6t-ymgc/12quality/raccoon_quality_frame.htm
「狸の水呑場」
 水道水の品質のなかでもっとも重要なのはやはり水道水質基準でしょう。水質関連の基準類については以下のようなものがあります。  

回答に対するお礼・補足

詳細な、説明ありがとうございます。
まだ全てのサイトを見れていませんが、参考になる知識が得られそうです。助かります。ありがとうございます。

No.2323 【A-2】

Re:残留塩素の数値の違いの意味

2003-05-07 15:16:49 東京都 / KAN

快適水質項目 は質の高い水道水のための目標値、判断基準として設定されたもので
標準という意味での基準ではありません。
http://www.pref.chiba.jp/suidou/suisitsu/kijun.html
http://www.jwwa.or.jp/mizu/yougo/menu.htm

回答に対するお礼・補足

という事は、快適水質項目は、水道法に比べると、強制力は低いと思っていいのでしょうね。
 サイトのほうも、詳しい情報が書いてあり助かります。
ありがとうございます。

No.2332 【A-3】

Re:残留塩素の数値の違いの意味

2003-05-08 00:09:24 埼玉県 / 百足

>(何故、0.1mg/L以上を、水道水水質基準に取り込んでいない
>のでしょうか?それも疑問ですが・・・・)
 つまり、水道水として供給しているものであれば当然満足しているはずだからです。
 水質基準は水道水として供給する際の最低限の基準であり、必ず守る必要があります。
 しかし、そうはいってもカルキが多い水は不味いですから、美味しい水道水といわれるように努力しましょう! というのが快適水質項目です。「1mg/L"程度"」とかなりおおざっぱな値ですね。
 一昔前まで「水道水は不味くて飲めない」というのが半ば常識となっていたので、このような目標値がられたのだと思います。

回答に対するお礼・補足

返事ありがとうございます。
先の御二方の返答で、概略がわかり、百足さんの返事でさらに分かりやすくなりなりました。
 ただ、不思議に思うのは、快適水質項目が消毒として注入する0.1mg/Lよりかなり大きい、1.0mg/L程度となっていることです。
数値を大きくすると、味や、カルキ臭等が強くなり、快適でなくなる方向にいくと思うのですが・・・・
目標値なんですから、検出されていれば出きるだけ小さい数値を設定しても良かったと思うのは浅はかですかね?

No.2336 【A-4】

Re:残留塩素の数値の違いの意味

2003-05-08 14:55:21 東京都 / やま

>水道水快適水質項目の残留塩素は1.0mg/L 程度となっています。

蛇足で補足します。
 快適項目では、1.0mg/L程度「以下」、添加する措置の方は、0.1mg/L「以上」で、この間にあるのが快適だと言うことです。
 但し、1.0でも1.1でもそんなに変わりないだろうということで、「程度」が付いているということと思います。
 理想的には、0.2とか0.3ということでしょうか。

回答に対するお礼・補足

>理想的には、0.2とか0.3ということでしょうか。

返答ありがとうございます。
現実には、塩素注入点から使用先の蛇口等までの間に多少の塩素はどうしても消費されるでしょう。
又、配管の長さ等により消費される塩素の量も異なるでしょう。

様々な要因を考え、多めの塩素を注入する事になり、結果、使用先で検出される塩素の量は、基準値をある程度こえる数値になるのでしょうね。

そうなる現実は、分るのですが、目標数値なんですから、出きれば残留塩素の量は検出されていれば、小さい方がいいですよね。

 疑問に、賛同を感じられる意見で少し安心しました。
 参考になりました。
 ありがとうございます。

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