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環境Q&A

油汚染土壌について 

登録日: 2007年06月14日 最終回答日:2007年07月03日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.23013 2007-06-14 07:47:14 環境学生

初めまして。素人の私に教えて下さい。
油汚染土壌の浄化基準は法律で決まっていないと聞きましたが、よく耳にするのがTPH1,000mg/kg以下だったら良いと聞きました。
TPH1,000mg/kg以下という基準はどこで定められた基準なのでしょうか?
知っている方がおられましたら教えて下さい。

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No.23019 【A-1】

Re:油汚染土壌について

2007-06-15 09:43:52 たる吉

>初めまして。素人の私に教えて下さい。
>油汚染土壌の浄化基準は法律で決まっていないと聞きましたが、よく耳にするのがTPH1,000mg/kg以下だったら良いと聞きました。
>TPH1,000mg/kg以下という基準はどこで定められた基準なのでしょうか?
>知っている方がおられましたら教えて下さい。

どこから来たんでしょうね。(重量法の定量下限の10倍とか?)
周りの状況等も踏まえて,対策目標を決めるとありましたが。
ご存知かもしれませんが,参考リンクを添付しておきます。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=17756

回答に対するお礼・補足

回答有難うございました。1,000mg/kgとはインターネットで検索すると基準に使われているケースがありましたので・・・又、何か分かりましたら教えて下さい。よろしくお願い致します。

No.23023 【A-2】

Re:油汚染土壌について

2007-06-15 11:48:15 こてつ

 たる吉さんのおっしゃるとおり、私も1,000mg/kgという数値は初めて目にしました。
 油汚染対策についての見解は、平成18年3月に「油汚染対策ガイドライン」が中央環境審議会から出されています。
これによると、油汚染対策は人の感覚(臭気や油膜の有無、感じやすさ)によってなされております。また、ここでいう油とは主に鉱物油をさしており、鉱物油も組成(主に炭素の数)により性状が異なるため、同じTPH濃度でも臭気などの感じ方は様々になると思います。

http://www.env.go.jp/water/dojo/oil/index.html

 ちなみに、このガイドラインが出る数年前に、某工場跡地で土壌調査を行った際、削穴した際に油臭が感じられたため油の調査を合わせて行ったことがあります。分析はノルマルへキサン抽出法にて行いましたが、1000mg/kg以下(500〜800mg/kg)であったにもかかわらず、作業者全員が不快な臭気であると感じていました。現在の油汚染ガイドラインにあてはめると、「油汚染問題」に十分合致する状況であったと思います。このように、油汚染が数値だけで判断できない問題であるという事がお分かりいただけると思います。
  

回答に対するお礼・補足

回答有難うございました。現状では数値での基準が無いのですね。例えばn-ヘキでの数値やTPHの値で油臭や油膜の判断ができればよいのですが、難しいですね。

No.23169 【A-3】

Re:油汚染土壌について

2007-06-21 15:35:39 くろ

7〜8年前、某石油会社さんの油汚染対策にかかわったときにTPH1,000mg/kgが浄化の目安でした。
何か根拠資料があったのですが、探しても見つかりませんでした。
代わりに、オランダの土壌基準(2番目に厳しい基準を適用するサイト)で鉱物油が1,000mg/kgというのがありますが参考になりませんか。

No.23435 【A-4】

Re:油汚染土壌について

2007-07-03 22:28:39 チロ☆

はっきりとは覚えていませんが...

たしか、土壌環境センターの油汚染関連のワーキンググループ報告書に、1,000を判断基準値としていたのが、各所で流用されたのではと思います。
ただし、その判断数値は参考として使わないでください。と記載されていましたが。

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