微生物について
登録日: 2007年06月02日 最終回答日:2007年06月16日 水・土壌環境 水質汚濁
No.22770 2007-06-02 05:14:22 JK
現在、大学の研究で人工汚水の浄化というものを行なっています。
そこで家庭浄化槽などで用いられている微生物を用いてCOD、全窒素、全リンを減少させたいのですが、市販されている微生物はどのようにして手に入れられるかを教えてください。
ちなみに炉材としてスギチップを用います。
よろしくお願いします。
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No.22773 【A-1】
Re:微生物について
2007-06-02 20:42:33 万田力 (
>市販されている微生物はどのようにして手に入れられるかを教えてください。
テーマを与えた指導教官に尋ねて下さい。
回答に対するお礼・補足
もちろん別人です。
まさか他にいるとは知りませんでした。
残念ながらテーマは自分で決めたので、自分で何とかするしかありません。
聞く人がいないから質問しただけです。
No.22777 【A-2】
Re:微生物について
2007-06-02 21:47:22 Dr.ゴミスキー (
回答に対するお礼・補足
その方法と炉材をそのまま土に埋めて、微生物を賦活させる方法も検討中です。
No.22779 【A-3】
Re:御質問の中に回答が記載されています。
2007-06-02 22:35:32 レス (
>
市販されている場所で購入する。
ところで二つ質問があります。
>ちなみに炉材としてスギチップを用います。>
>
スギチップで燃焼しても活性のある微生物、または燃焼しても燃えないスギチップ。
私にも譲つてください。
何で他人のハンドルを騙るのですか。
いまのご気分は。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
質問が未熟ですいません。
自分が聞きたかったのは、市販されているのはどこかということです。
ネットで買えるのか、業者から買えるのか、店で買うのかなどで、詳しいことが分かるのでしたら教えてください。
燃えにくいスギなら知ってますが、チップ化したら不可能ですね。
他に同じハンドルがいたなんて知りませんでした。
以後気をつけます。
No.22783 【A-4】
Re:微生物について
2007-06-04 08:53:43 ねこ目蛙 (
微生物製剤 排水処理 などのキーワードで検索するとたくさん出てきますよ。
あちこちから色々出ます。値段もさまざまです。
処理対象に特化した商品もあります(油分に効く、とかバルキング対策、とか)
詐欺に近いような製品もあります。
調べると面白いですよ。実験したらもっと面白いかも。
回答に対するお礼・補足
確かにいろいろありました。
やはり熱帯魚用の微生物(光合成細菌)が含まれているものが、無難かもしれません。
No.22784 【A-5】
Re:微生物について
2007-06-04 09:04:34 papa (
生物処理に使われる微生物は、私たちの周りにふつうに存在している微生物群です。だからDr様の回答にあるとうり、植木鉢の土で全く構わないのです。
問題は、そういった微生物を継続的に利用して処理を行うような環境制御をどんな装置でどんな制御因子で行うかが研究テーマであるはずです。
どこに売っているとか、ネットで買えるかと質問することにはほとんど意味がありません。おそらくネットで入手できるのはいわゆる「水商売」系のアヤシげなものでしょう。
昨年、近所の中学校で質問のような内容で出前授業を行い、校内の観察池で採取した水や泥の中に活性汚泥生物が存在することを実際に観察していただきました。中学生でも生物処理の仕組みをきちんと理解できていました。
生物処理の基本原理は高校生物の教科書にも書いてあるくらいポピュラーなものです。活性汚泥はどこにも売っていません。なぜかと言えば、自然界でいくらでも入手ができ、素人でも簡単に自分で育てることができるからです。
もしかしたら指導教官が文系の方ではないですか?
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
本研究の目的はスギチップがどのくらい炉材として有用であるかということで、微生物の研究ではないので、一般的に家庭浄化槽で使われている微生物を探していました。
ちなみにCODと窒素に関してはどんな微生物でも問題ないと思いますが、リンは特定の微生物でないと蓄積できないはずですよね。
No.22787 【A-6】
Re:微生物について
2007-06-04 11:02:30 蛇足 (
バイオトイレで検索してみては?
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
バイオトイレはし尿が対象ですよね。
生活雑排水はどうなんですかね。
とりあえず、検討してみます。
No.22811 【A-7】
Re:微生物について
2007-06-06 15:59:58 レス (
>ネットで買えるのか、業者から買えるのか、店で買うのかなどで、詳しいことが分かるのでしたら教えてください。>
>
どうやら、新しい回答が出そうもありませんし、質問者はpapaさんの回答も理解できないようなので・・・
昭和40年から50年代にかけてalgaの世界的権威であつた中山大樹先生(味の素を作る酵母で毛のないやつは先生が見つけられたのです:残念ながら不慮の事故でお亡くなりになりました)はいつも汚い作業着で長靴をはいておられました。時間があれば、どぶや川を浚い、それを分離培養されて世界的なコレクションを作られていました。
浄化槽や新設の水処理場を設置した場合には、近隣や、関係者が管理している類似施設より種汚泥と称する余剰汚泥を貰い(有償の場合も、無償の場合もここの条件により異なります)それを訓化して使用する場合もあります。
一般に汚水と考えられる有機物を含む水にエアレーション(曝気)を行えば、通常二三週間で活性汚泥と呼ばれるその汚水と環境条件に適した生態系が出来上がります。
油分解などに使用するためのリパーゼ分解酵素を選択的に有する菌などは(大抵枯草菌の仲間ですが)販売しているメーカーもあります。これらは有用な場合も多いのですが、ヨーグルトに使用する乳酸菌と同様、培養法が企業秘密です。よくどんどん増えるなどと宣伝していますが、そんなことなら一度植種すれば十分な訳で、そんな菌を販売したら企業は二度と販売できなくなります。最も時たまどんどん増えるやつもいますが。
まあネットで調べれば有用菌と称するものは腐るほど見つけられますが、真に有用なものは萬に一つもないと考えて良いと云えます。なぜか、当然そんなに活性が強ければ地球上がその菌であふれてしまうはずです。現にそうならないのは所詮バランスの中で生きているからです。
それと最後に、学生さんなら仲間とか、指導教官とかの関係を考えたほうがよいと思います。知識は卒業してからいくらでも補充が利きますが、学生の身分で自分が決めたことなので相談できないなどと云うような人間関係を作るようでは、社会に出て全く通用しませんよ。
自分の耳にいたいことをいつて貰えるうちが花だとわかつた時にはもう遅いですから。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
私の研究室は微生物や排水処理の研究をやっているわけではないので、まったく知識がありません。
なので工学部の専門の方に聞きに行ってきます。
No.22881 【A-8】
Re:微生物について
2007-06-09 17:11:29 暫 (
市販されているものなら大丈夫だと思われるが、
バイオトイレの常在菌などの中には、
特許で権利化され、市販されていないものもあると聞くので、
ゆめゆめ無断で持ち帰りなどなさらぬよう、ご注意ありたし。
No.23057 【A-9】
Re:微生物について
2007-06-16 16:13:45 papa (
下水処理場の余剰汚泥を顕微鏡で観察すると、崩壊途中のセルロースが見られることがあります。また、最初沈殿地のないODなどの余剰汚泥には流入水にたくさん見られるセルロースがほとんどない(活性汚泥の基質として資化されている)ことはこの業務に携わる者の常識です。
従って、どんな樹種でも樹木の破片は活性汚泥の基質となる可能性はあると思いますが、安定性のある生物担体としては見込みはないと思います。
>微生物の研究ではないので、一般的に家庭浄化槽で使われている微生物を探していました。
微生物種の研究でなくとも担体として利用されるなら、基本的な微生物の知識は必要かと思います。
>ちなみにCODと窒素に関してはどんな微生物でも問題ないと思いますが、リンは特定の微生物でないと蓄積できないはずですよね。
これは完全な誤認です。
CODという物質はありません。
CODとして計測される物質のうちかなりの部分が生物によって資化されると思いますが、比率は排出源によって様々です。
窒素に関しては、硝化に関与する生物(独立栄養細菌)と、脱窒に関与する生物(従属栄養細菌)はまったく別の菌種です。
りんの除去については、微生物のりん代謝を制御して除去する手法ですので、菌種がどうこうというより運転制御手法のほうをまず検討しなければなりません。
汚水の生物処理というのは、どこにでもありふれた微生物を人間側で生息環境を制御して目的とする処理水質を得る作業です。
発酵生産のように生産力の高い菌株を純粋培養して生産物を得る操作と、水処理のように生息環境制御(これが運転技術です)で混合培養する操作は基本的に全く別の手法であることをご理解ください。
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