一般財団法人環境イノベーション情報機構
汚染土の洗浄・分級処理について
登録日: 2007年04月26日 最終回答日:2007年04月27日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.22376 2007-04-26 07:35:51 かんてんママ
重金属等で汚染された土の分級処理のメカニズムでは、有害物質は粒子の細かい土にくっついている(くっつき易い)ため、土の粒子径でふるいをかけ、粒子の大きい土を清浄土として分離するみたいな説明が一般的です。
で、なぜ、有害物質は粒子の細かい土にくっついている(くっつき易い)のでしょうか。ご教示願います。
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No.22378 【A-1】
Re:汚染土の洗浄・分級処理について
2007-04-27 09:25:24 くろ (
土は単一の大きさの粒子で構成されるのではなく、細かいものから大きなものまでが組み合わさっています。
その内訳は土の種類や地方などによって変わります。
粒径の細かい粘土から、シルト、細砂、粗砂の順で大きくなっていきます。
土粒子の形を球と仮定して、1gの粘土と粗砂の表面積を求めてみましょう。
計算しやすいように、粘土の直径を0.1mm、粗砂の直径を2mmとし、土粒子の密度は共通で3 g/cm^3とすると、
粘土1個の体積は0.00000052 cm^3、表面積は0.00031 cm^2で、これが1gだと粒子の数は640,000個となり表面積は200 cm^2です。
粗砂1個の体積は0.0042 cm^3、表面積は0.12 cm^2で、これが1gだと粒子の数は80個となり表面積は 10 cm^2です。
1gの表面積を比べると粘土の方が20倍も広いこととなり、汚れの付く面積が広いのです。
No.22380 【A-2】
Re:汚染土の洗浄・分級処理について
2007-04-27 14:25:37 kan43 (
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