一般財団法人環境イノベーション情報機構
有機フッ素化化合物について
登録日: 2007年04月11日 最終回答日:2007年06月23日 健康・化学物質 環境ホルモン
No.22086 2007-04-11 12:12:27 oti
初めまして!現在大学卒業論文で生物においての有機フッ素化合物の環境汚染実態の究明をテーマにしている者です。
PFOSやPFOA以外の有機フッ素化化合物についての分析をするのですが、(テフロンやトリフルオロ酢酸を例として)主にどのような分析方法を用いればいいんですか?
またサンプルはどのような生物試料を用いればいいですか?
できればしっかりした標準物質がある物質がよくて、分析装置はGC/MSを用いるつもりです。(誘導体化できるもの?)
要求、質問が多くてすみません。まだまだ駆け出しで勉強が足らなくて申し訳ないのですが、どんな情報でもかまいませんので、どなたか教えてもらえませんか?
全然未知のことで質問の内容も意味がわからないかもしれませんがどうかよろしくお願いします。
総件数 4 件 page 1/1
No.22515 【A-1】
Re:有機フッ素化化合物について
2007-05-13 12:53:40 レスないので (
>
>またサンプルはどのような生物試料を用いればいいですか?
>
学位論文を書こうとするものが、この体たらくとは、私どものころの中等学校よりも員数が多く質が低下しているとはいえ、何とも情けないものです。
さぞかし、指導教官は嘆かれているでしょう。
高等学校の卒業論文でもこのような考え方で書き進めれれることはなかつたと記憶しています。
分析とはその方法が公的に定められようが、何らその結果が真値を表わすことを保証されたことにはならないことは明白です。
新しいことをなさるのですから、貴殿が目的とするものを、回収率、再現率を含めて検討し、使用するのが基本です。
サンプルも同様です。生物種により、当然代謝が異なるのですから、濃縮の経路、その濃縮場所は異なります。
その違いを含めて検討することが貴方の今後検討する内容の重要な部分になります。
このような質問をされること自体が、ある意味で学位を取るに値しないことの証明になると思います。
一度、研究することの目的を考え直して整理されることが貴方の人生にとり重要なことと存じます。
No.23212 【A-2】
Re:有機フッ素化化合物について
2007-06-22 20:50:55 JPCCN関西 化情技セ (
まず、あなたはなぜ、有機フッ素化合物が問題であり、どのような問題を解明したいのかというビジョンを明確にすることが必要なようです。
環境化学の研究にあたっては、研究者自信が確固たる問題意識を持って臨むことが不可欠です。それさえあれば、技術的なことはあとで何とでもなるのです。
結局は、分析のツールとしては、
ガス化が可能なものはGCまたはGC/MS
ガス化ができないものはHPLCもしくはLC/MS
となるでしょう。
バイオアッセイを行う場合、PFOSやPFOAのような有機フッ素化合物中のC-F結合の生物体内での代謝過程での切断はまず考えられないでしょう。急性毒性について検討されてみてはいかがでしょうか。
例えば、ミジンコの遊泳阻害であったり、メダカ仔魚もしくは成魚に対する急性毒性や、孵化に与える影響などについて検討されるとよいと思います。
フッ素系界面活性剤であれば、酵母や枯草菌を用いた増殖阻害率(時間−吸光度曲線の微分(接線の傾き)に相当する増殖速度の対コントロール比で算出)をエンドポイントとして設定しても興味深い結果が得られるかもしれません(私も合成洗剤成分で検討した経験があります)。
研究ツールは、対象となる物質によって臨機応変に対応すればよいとして、まずは何をしたいのかを明確にしてください。
ヒントはJPCCNのウェブサイトにもありますので、ぜひお読みいただくことをおすすめいたします。
そして、わからないことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。(JPCCNウェブサイトでもご相談を受け付けております。じっくりと、環境化学のお話をしましょう!)
http://www.jpccn.org/
No.23225 【A-3】
Re:有機フッ素化化合物について
2007-06-23 11:09:52 JPCCN関西 化情技セ (
先程の補足として回答させていただきます。
>PFOSやPFOA以外の有機フッ素化化合物についての分析をするのですが、(テフロンやトリフルオロ酢酸を例として)主にどのような分析方法を用いればいいんですか?
あなたは、化学眼というものが、まだ備わっていないように見受けられます。テフロンもトリフルオロ酢酸も有機フッ素化合物であることには変わりはありませんが、化学的特性も物理的特性も全く異なる物質です。このような物質を同列で挙げることの意味が理解できないところです。
化学関連の研究一般にいえることですが、化学眼をもつことは、研究を円滑に進めるうえで欠かせないだけでなく、研究者の社会的責任の基本でもあります。
このままでは、ビジョンが曖昧なままで、ただ発表するだけの説得力に乏しい研究になりかねません。
あなたは、市民活動団体から依頼をうけ、その期待に応えるのだというつもりで(たとえ実際にはそうではなくとも、そのようにして)研究を進めてください。
>できればしっかりした標準物質がある物質がよくて、分析装置はGC/MSを用いるつもりです。(誘導体化できるもの?)
ないのであれば、つくってみてはいかがでしょうか。化学の勉強になります。私もポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)の標準品が入手できなかったため、標準品の入手が容易なポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)からラボで合成して実験に使った経験があります。
あるいは、原体メーカーに研究用の純品試料の提供について問い合わせてみてください。取引先の試薬業者に仲介してもらうとよいと思います。ただし、原体メーカーはガードが固いので、早めに取り寄せの依頼を相談しないと、研究に間に合わなくなるケースが多く、場合によっては提供を拒否される場合もあるので、早急に検討することです。
No.23230 【A-4】
Re:将来読まれる方のために JPCCN関西
2007-06-23 12:50:14 レス (
のA-5
誤った回答を書こうが、俗説を信じ込んでしまったりするのも含めて無知を友とする方にはせん無きことですが・・・
あなた方の記事はそれこそ科学の名を借りた政治宣伝に過ぎません。
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