一般財団法人環境イノベーション情報機構
低位発熱量計算式について
登録日: 2003年04月08日 最終回答日:2003年04月17日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.2127 2003-04-08 22:46:59 タロー
教えてください。
ごみ質の低位発熱量の計算式がよくわかりません。
厚生省の指針の式、Steuerの式、日環センターの式、
熱研の式、について、、また、高位発熱量の式 等
よくわかりません。
一つでもかまいません 教えていただける方 よろしくお願い致します。
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No.2192 【A-1】
Re:低位発熱量計算式について
2003-04-17 17:34:13 KAN (
神戸大学 中島 健の工業熱力学のページ
http://www.ms-5.mech.kobe-u.ac.jp/weblec/
http://www.ms-5.mech.kobe-u.ac.jp/weblec/frame/main/046/046.htm
に説明があります。
・燃焼ガス中の水蒸気が全部凝縮することにより放出された潜熱を発熱量に加えた熱量
=高位発熱量=H0
・これが全部水蒸気であるとしたときの発熱量=低位発熱量=Hu
通常,燃焼ガスを利用する場合,燃焼ガス中の水分は蒸気の状態なので,低位発熱量が熱計算では用いられているそうです。
燃料1 kg中に水分w kg,水素h kgが含まれている場合のH0 と Hu の関係
H0 = Hu + 2442×(w + 9h) [kJ/kg]
なお、Dulongの式、Steuerの式、Scheurer-Kestnerの式はごみの発熱量を元素分析値から推算する式で、ほかにごみの3成分(水分,灰分,可燃分),から推算する3成分式、本多の式、組成分析値から推算する小林の式、狩郷の式、京大の式があるそうです。
http://www.asahi-net.or.jp/~DH1F-MYS/kan/00c/calorific_value_o.html
廃棄物学会誌,Vol.11, No.6, pp.411-416, 2000
http://www.jswme.gr.jp/edit/abst/vo11no06_411_416g.html
に関連論文「ごみの三成分,発熱量および元素組成について」渡辺信久さん(*大阪市立環境科学研究所 連絡先:〒543-0026 大阪市天王寺区東上町8-34) があるようです。
すでに算出した低位発熱量の係数を利用した、焼却炉の時間当たりの処理能力計算については http://www.aonoshiki.co.jp/prst2/pr2_09.html にわかりやすい説明がありました。
回答に対するお礼・補足
ありがとう ございます。
お礼が 遅くなりました。 すみません。
マイナーな疑問だったので、なかなかわかりませんでした。
たすかりました。ありがとうございました。
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