生物資源の入門書
登録日: 2006年11月29日 最終回答日:2006年12月03日 エネルギー バイオマス
No.19566 2006-11-29 04:01:41 匿名
持続可能な生物資源に興味があり、そのような学問を扱っている大学への進学を希望している高校生です。
1フードシステム
2生物資源を人間が使いやすいように加工する研究
(竹の堆肥化、木材のプラスチック化など)
の二つに興味があります。
まだ、二つともどのような学問か詳しく知りません。
インターネット(新書マップなど)や図書館で探したのですが、高校生向けの入門書がなかなか見つかりません。
1と2の片方でもいいので、お勧めの本ありますか?
(AERA MooK 農学がわかると新版環境学がわかるは読みました)
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No.19586 【A-1】
Re:生物資源の入門書
2006-11-30 01:06:06 深夜フライト (
>1フードシステム
>2生物資源を人間が使いやすいように加工する研究
> (竹の堆肥化、木材のプラスチック化など)
2.
堆肥化といっても、竹以外に魚のアラや食品残渣など「素材原料」は多義に渡っているため目先のみならず需要を考えた広範囲なシステムの構築を望む私です。
(肥料が増産されすぎ。一部の方々は、肥料にしさえすれば役目が終わったと考えている。=需要のことまで考えず。オーバーフロー)
木材のプラスチック化にあっては、京都大学の先生(訪問経験有り、その際の手帳や資料検索したが不明、和歌山県の工業試験場でも検討された:当時のサイエンスアイon2001?NHK 検索不明)
私事 書籍の紹介に至れないのですが、大学選定段階であるなら、先輩が進学された大学の状況や教授などの研究の方向性をヒアリングし検討し、研究論文を検索されたほうが望ましいと思います。
(http://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/service/library/guide/dis.html)
しかしいずれにしても、理論に基づいた実証試験の結果が世の中に採用されるような“営業努力:プレゼン能力”を培う『事も』重要と思い、かつそのような『スタンスをも』育てる環境を持った大学を選んで欲しい。
本によっては、(研究者の仮面をかぶった企業を巻き込んだ)作者の理想や思惑のみを謡う結果となってしまいます。
(若いときに読んだ某研究機関著書の本は、結局業界推進の宣伝本:フロン=人体影響無しの内容:当時は推奨だったが現在は・・全体的な面から、承知のとおり。)
専門の選定段階であるなら、視野を広くもてる(柔軟な:らゆる方向から考える)ようなスタンスを創出し、育ててくれる野心を持ちつづけるなら、向こうからチャンスがやってきますヨ。
(しかし、私事貫いている“理想のみ”では食えないなー。 大学研究室かつくば研究機関に残ればよかった。)
(紹介できなくすいませんが、・・甥も選定段階で、類似助言・・)
回答に対するお礼・補足
一応、希望の大学の入りたい研究室の教授が書かれた論文は読みました。(あまり理解できませんでしたが)
Yahooで検索して手間を掛けて探したので、webアドレスは参考になります。希望が変わったらぜひ、利用させていただきます。
竹の堆肥化の研究は、ある企業が実際やっている研究内容で(話を伺うったのですが)需要とのバランス、価格、と問題が山積みだそうです。
需要など広範囲なシステムを扱っている、という所まで、視野に入れて大学を選びたいと思います。
私は、自分が学びたいことが、将来どんな意味を持つとされているのか、社会的意義は何か、そもそも実際どのような学問なのか全然知りません。研究論文は狭い内容を深く掘り下げているので、もう少し浅く広く知りたいと思います。作者の理想や思想が混じっていたとしても、10年そこそこそか生きていない自分より広い知識と視野をもった人の、自分でも理解できる本が読みたいと思います。
アドバイスありがとうございます。
No.19626 【A-2】
バイオマスについてなら
2006-12-03 15:04:09 大門館 (
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生物資源は原理的に循環します(=持続可能である)が、「それとヒトの暮らしとの関わりを学びたい」という意味に受け取りました。
■1■NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク のサイト内にあるリンク集を眺めてみて、興味の方向を確認してみてください
http://www.npobin.net/hakusho/2005/links.html
■2■バイオマス関連の書籍は、こちらをご覧下さい
a)前出サイト内の「バイオマス関連の主な書籍」
http://www.npobin.net/hakusho/2005/books.html
b)広島大学バイオマスプロジェクト研究センターのサイト内(やや専門的傾向)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/bprc/books.html
■3■いくつか入門書をあげておきます
@『トコトンやさしい生分解性プラスチックの本』生分解性プラスチック研究会編(B&Tブックス日刊工業新聞社)1,470円
@『バイオマス 誤解と希望』奥彬著(シリーズ地球と人間の環境を考える10/日本評論社)1,680円
@『持続社会へ向けて バイオエネルギー最前線』横山伸也著(森北出版) \1,945
@『木質バイオマス発電への期待』全国林業改良普及協会編(林業改良普及双書No.135/全国林業普及協会)\970
■おまけ■
NHK放送大学のテキストで『世界の食糧問題とフードシステム』は入門によいかも!(下記参照)
http://www.u-air.ac.jp/hp/kamoku/kyouyou/seikatu/s_1819038.html
以上です
回答に対するお礼・補足
>生物資源は原理的に循環します(=持続可能である)が、「それとヒトの暮らしとの関わりを学びたい」
というのは正にその通りで、自分の気持ちを言葉にしていただき嬉しく思います。
社会や経済、化学、生物、様々な方向から学ぶことがあり、研究材料も幅広く、興味の方向もまだ具体的に定まりませんが、(希望の大学はこれら全ての視点から見ることができるそうなので、だからこそ、学ぶことが薄くならないように、自分のやりたい方向を絞りたいと思っています)ぜひご紹介頂いた本やHPを見てよくよく考えます。
回答ありがとうございました。
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