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環境Q&A

蛍光X線分析とクロマトグラフィーの違いを教えて下さい 

登録日: 2006年11月02日 最終回答日:2006年11月02日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)

No.19172 2006-11-02 11:03:58 環境素人

ある顧客から、ある両面テープの「総臭素」と「総塩素」の含有調査を「イオンクロマトグラフィー」にて精密分析を行なうように指示が来ました。
こちらからは、「蛍光X線分析」にて回答する旨を伝えたところ、「蛍光X線分析」は「簡易分析」なので、精密分析である「イオンクロマトグラフィー」でないと認めない、という事でした。

なぜ「蛍光X線分析」が「簡易分析」で、「イオンクロマトグラフィー」が「精密分析」となるのか、どなたか教えていただけないでしょうか?
また、そのような内容の書いたURLがありましたら教えて下さい。

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No.19177 【A-1】

Re:蛍光X線分析とクロマトグラフィーの違いを教えて下さい

2006-11-02 13:18:02 Dr.ゴミスキー

 安易過ぎます。

 自分で「蛍光X線分析」と「イオンクロマトグラフィー」をキーワードにして検索し、その結果を踏まえて再度質問されることをお薦めします。

No.19181 【A-2】

Re:蛍光X線分析とクロマトグラフィーの違いを教えて下さい

2006-11-02 16:13:27 今回匿名

蛍光X線分析をお持ちであれば、販売メーカにまず確認されたら,いかがでしょう。また、外部への委託ならば,分析会社に確認されたらどうでしょう。
蛍光X線分析は、鉄鋼関係では、定量的に使われております。これは、標準がしっかりしているからです。ベース素材に目的成分をいれて検量線を作成してます。また、分析の範囲も%で見ており、ppmとかのオーダーを追いかけてはいないと思います。ベースがかわれば、検量線は全部違います。それらの標準物質だけで、かなりの高額な金額になると思います。また、蛍光X線は、金属以外も確かに計測することはできますが、精度が悪いです。ちなみにテープの素材(厚みごと)ごとに塩素、臭素の標準物質は,お持ちですか。濃度は、多数点ないとまずいです。
イオンクロマトでみると言うことは、試料を破壊して、含有量をみることであり、対応濃度もppmからppbまでみれるでしょうから、要求事項に合うのでしょう。
簡単な説明で体重計で、金の指輪の重さを測って、200gと出たから200gの金の値段で買えって言っても買えないでしょ?

回答に対するお礼・補足

ご丁寧なご回答有難うございます
化学のの苦手は私には難しすぎて・・・苦労してます。もっと勉強して100%理解できるよう頑張ります。

No.19184 【A-3】

Re:蛍光X線分析とクロマトグラフィーの違いを教えて下さい

2006-11-02 19:22:05 分析機関A

>なぜ「蛍光X線分析」が「簡易分析」で、「イオンクロマトグラフィー」が「精密分析」となるのか、どなたか教えていただけないでしょうか?

「今回匿名」さんがお答えされているので、事足りたかもしれませんが、分析装置の面で説明されているので、「試料の調整」について付け加えます。

試料が均一であり、濃度測定に適応する標準物質が揃っていれば、両方法における定量の優劣を付けることではないでしょう。
イオンクロマト分析は、試料を一旦液化しなければ測定できません。適切に溶液とした試料は均一性が得られます。

今回の試料の情報から、層状で成分組成が異なる場合、非破壊による蛍光X線分析では、この試料の均一性の面で劣ることになります。
非破壊で手間を掛けずに測定することから、「簡易分析」と称しているのでしょう。
このとき、イオンクロマト法で示す液化処理が相当に手間の掛かる操作であること、匿名さんが言われる機器の測定感度を合わせて、顧客は「精密分析」と称していると思います。
測定対象が、低濃度であることも前提にあるものと予測します。

回答に対するお礼・補足

有難うございました。

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