一般財団法人環境イノベーション情報機構
透過損失について
登録日: 2006年09月13日 最終回答日:2006年10月13日 大気環境 騒音/振動
No.18509 2006-09-13 03:32:27 くらうん
国土交通省揚排水機場基準の茶本を元に、小窓からの透過音を計算し、距離減衰を計算して敷地境界での騒音レベルを計算してるのですが、透過損失の公式で
SPL(OUT)=SPL(IN)−TL−6 とありますが、
この場合の6とはどういう意味があるのでしょうか?しかも、SPL(OUT)の値は0m点のレベルみたいです。
私は、1m点の音を算出する為に−6していると思っていましたが、茶本を見る限り0m点の音です。
距離減衰を計算する時に、
SPL(A)=(SPL(IN)−8)−20logr とあったので、間違いないはずです。
この透過損失の公式だと、透過音が小さくなります。私は
SPL(OUT)が1m点の音と思ってたので、境界での計算値はいつもより8dB小さくなります。
どなたか、この根拠をご教示お願いします。
出展元もお願いできれば幸いです。
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No.18530 【A-1】
Re:透過損失について
2006-09-14 13:25:03 騒音屋本舗 (
>SPL(OUT)=SPL(IN)−TL−6 とありますが、
>この場合の6とはどういう意味があるのでしょうか?しかも、SPL(OUT)の値は0m点のレベルみたいです。
0m点の値で間違いありません。
音源のパワーレベル :PWLo
窓透過音のパワーレベル:PWL
窓の面積 :S
室内の吸音力 :A
とした場合の関係式は,
PWL = PWLo + 10Log(S/A) -TL
で表せます。これを変形すると
PWL = PWLo + 10Log(4/A) - 10Log(4) + 10Log(S) - TL
PWL - 10Log(S) = PWLo + 10Log(4/A) - 10Log(4) - TL
ここで,
PWL-10Log(S) = SPL(OUT)
PWLo+10Log(4/A) = SPL(IN)
10Log(4) = 6
よって,下式が導けます。
SPL(OUT)=SPL(IN)−TL−6
もっと詳しく知りたい場合は,下記の書籍等で勉強して下さい。
「建築・環境音響学」前川純一著,共立出版社
No.18917 【A-2】
Re:透過損失について
2006-10-13 13:48:34 TF (
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