シアンの熱分解について

No.18507 2006-09-13 02:58:21 エコ太郎

シアン化合物の熱分解温度は何度なのでしょうか？

　ごみ焼却の燃料設備は、燃焼温度850℃以上を2秒の滞留時間で設定しています。そのため、シアン化合物を含む材料を燃焼（分解）させるには、850℃でいいと思うのですが、「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律」では、シアン化合物の火炎温度を1100℃以上としています。実際のシアン化合物の分解温度は何度なのでしょうか？ご存じでしたらご教授願います。

No.18671 【A-1】

Re:シアンの熱分解について

2006-09-24 16:26:22 レスないので （

　はぐらかした様な答えになってしまいそうなので考えましたが、誰もお答えにならないので・・・

　単純に試験管の中で純粋物が分解する温度だけを考えるのならば８００℃オーバーで分解すると思っておりますが、実情はそうならないので答えにくいのだと思っております。

　つまり、火炎温度を1100℃以上に保たないと分解しない炉が有る可能性が有る。単純化された実験室内と実際の炉の違いも有りますし、他の共存物質等も考慮するとすれば答えはないのではと思います。

　火炎温度を1100℃以上で燃やしたら、排ガスからシアンが検出出来なかったよ！！と考えたら良いと思います。

　別途、炉内の温度も実際細かく測ってみると一様ではないですし。すみませんこんな答えで。

No.18792 【A-2】

Re:シアンの熱分解について

2006-10-03 09:08:04 火鼠（

>シアン化合物の熱分解温度は何度なのでしょうか？
>
>熱分解温度と形状の問題では,ないでしょうか？
焼却炉の８００度２秒は、たしかドイツの毒ガス処理施設の２次燃焼炉の規格８５０度３秒保持から流れてきたものと理解してます。シアンは,ガス体で、可燃物なので保持さえ出来れば,無害化できるでしょうが、低濃度１％以下とかで、温度が上がらず外気に出た場合は,危険です。可燃物ですから、火炎に触れれば燃えるという発想から火炎温度になっていると思いますが。ちなみに８５０度３秒保持の二次燃焼炉は,馬鹿でかいですよ。だから、昔の規格は、炎に触れさせる規格だと思います。
どなたか,間違いがあったら,指摘してください。