一般財団法人環境イノベーション情報機構
家畜排泄物の燃料化のための燃料
登録日: 2006年09月03日 最終回答日:2006年09月11日 エネルギー バイオマス
No.18252 2006-09-03 05:41:55 E-Cube
養豚農家からの問い合わせです。
牛排泄物の燃料化は乾燥が比較的容易なため、燃焼効率が高い炉と攪拌装置を組み合わせて4〜5時間で含水率を40%以下まで下げて燃料化することが可能になっているようです。乾燥物の燃料リサイクル率が10%以下という実績がある処理施設を実見しました。
一方、養豚では糞尿が混ざってしまい、初期含水率が非常に高いために効率的に燃料化、または一次堆肥化することができないで悩んでいます。豚の糞尿を効率良く乾燥し、燃料化(残余分は一次堆肥化)するための方法をどなたかご存知ありませんでしょうか?
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Re:家畜排泄物の燃料化のための燃料
2006-09-11 10:36:40 君山銀針 (
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターのプレスリリースに
「バイオマスの多段階ガス化/コ・ジェネレーションシステム試験装置 農林バイオマス2号機の開発」という情報がありました。 http://www.knaes.affrc.go.jp/press/20030314/index.html
参考 総合科学技術会議基本政策専門調査会エネルギー分野推進戦略プロジェクトチーム第1回会合資料
エネルギー分野の研究開発の取組について(平成17年12月14日 農林水産省)
http://www8.cao.go.jp/cstp/project/bunyabetu/ene/pt1/enept1-index.html
畜排せつ物は現状では堆肥利用が約80% http://www.chushi.maff.go.jp/biomass/nanndarou/index.htm で、家畜排せつ物法の堆肥化が前提。農林水産省 畜産環境対策室ホームページ http://www.maff.go.jp/chikukan/index.html に掲載されている情報も堆肥化中心です。
ただし、このホームページに畜産環境対策に関する相談窓口 http://www.maff.go.jp/chikukan/2.consulting.html が示されていて、家畜ふん尿を適正な処理施設で処理して、その資源を有効利用することを助言・指導できる「畜産環境アドバイザー」の紹介があります。
このアドバイザーも堆肥化技術中心に考えられてはいるようですが、ジャンルは近いので聞いてみる価値はあるのではないでしょうか。
回答に対するお礼・補足
君山銀針さん 大変詳しいご回答、まことにありがとうございます。
ご紹介頂いたサイトで参考になる情報を多々得ることが出来ました。大変有難うございました。
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