一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

アルコール系消泡剤 

登録日: 2006年08月31日 最終回答日:2006年09月01日 水・土壌環境 水質汚濁

No.18193 2006-08-31 10:18:43 イニシャル泥

汚水の生物処理プロセスでの発泡対策に消泡剤が使われることがあり、よく『アルコール系消泡剤』なる言葉を耳にします。CMCが出版した『消泡剤の応用』という書籍を見ると、アルコール系消泡剤の一例として、『ポリオキシアルキレングリコールとその誘導体』を挙げています。
現在、『ポリアルキレングリコールアルキルエステル』を使用しており、かなり似た構造ですが、そのメーカーがアルコール系消泡剤は扱っていないと言うので、分類の定義がよくわかりません。
『アルコール系消泡剤』が一般的な呼称でないのか、分類自体に明確な定義がないものと思いますが、実際に『アルコール系消泡剤』をご使用されている方がいらっしゃいましたら、具体的に消泡成分を教えて下さい。

総件数 1 件  page 1/1   

No.18212 【A-1】

Re:アルコール系消泡剤

2006-09-01 14:06:05 東京都 / こん

確立した分類は無いように思います。どこを主要構造と見るか(親水部分か疎水部分かなど)にもよりますし、多分メーカーが販売しやすいように分類していると思います。
ただ大まかには名前である程度判断できる範囲かもしれません。

アルコール系というのは、各種アルコールそのもの、またはアルコールとグリコール重合体をエーテル結合したものも含めたいいかた、
エステル系はそのアルコールの代わりに脂肪酸を使ってエステル結合させたものと考えられます。
但しそれらの複合系もあるようです。

「ポリオキシアルキレングリコール」(名前に重複がある気もしますが)そのものをアルコール系とするのは誤解されるかもしれません。アルコール誘導体であればいいですが。
グリコールもアルコールの1種という考えをすれば、広義でそういう分類も可能でしょう。(ポリエーテル系という言い方もあります)

消泡剤リストをもらって分類全体を見回し、メーカーに特徴の説明を聞いてから使うのが良いと思います。(複数メーカーに聞くのがよいかも)

回答に対するお礼・補足

早速のご回答ありがとうございます。おっしゃる通り主要構造がグリコールの重合体部分だとすれば、ポリエーテルでも良いように思いますし、アルキルエステルやエーテルになっていれば、エステル系やエーテル系でも良いと思います。全くわかりにくいです。

総件数 1 件  page 1/1