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環境Q&A

硫酸イオン 

登録日: 2006年08月29日 最終回答日:2006年08月29日 地球環境 その他(地球環境)

No.18145 2006-08-29 04:54:50 匿名

この間グリセリンアルコール法について質問したものです。
それで環境省のHPを教えてもらい
やり方も書いてあったのですが
簡潔すぎて私にはあんまり理解できなかったので
もうすこし具体的に教えていただけるか、詳しく書いてあるHPなどありましたら教えていただけないでしょうか。
お願いします。

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No.18154 【A-1】

Re:硫酸イオン

2006-08-29 20:58:32 筑波山麓

環境省のHPの情報程度で測定できるように経験を積んで一人前になって下さい。先に紹介した分析のポイントに注目するくらいであってほしかったです。このHPの紹介者として責任を感じますので、字数の制限上、簡単なSOPの雛形に直してお知らせします。試薬はhttp://www.siyaku.com/を参照ください。本操作の前に十分に検討・練習し、操作に習熟してください。
1.試薬
1) 水: 超純水、純水、蒸留水等で硫酸イオンを含まないもの。
2) 5N塩酸: 塩酸(特級)45mlに水を加えて100mlにする。
3) グリセリン・アルコール溶液: グリセリン(特級)とエタノール(特級、95%)を1:2に混合する。
4) 塩化バリウム(粒径20〜30メッシュ)粉末: 塩化バリウム(硫黄酸化物測定用、24〜32メッシュ)。微細でない場合は乳鉢で細かく粉砕する。
5) 硫酸イオン標準液 (1000): 硫酸イオン標準液(JCSS級、1000ppm)
6) 硫酸イオン標準液(100):  上記5) 硫酸イオン標準液 (1000)を正確に10mlとり、水で100ml全量フラスコ定容とする。
7) 検量線用標準液(一例): 上記6) 硫酸イオン標準液 (100)を、それぞれ@ 0.0ml (0 ppm)、A 1.0ml (10 ppm)、B 3.0ml(30 ppm)、C 5.0ml (50 ppm)、D 10.0ml (100 ppm)を正確に取り、水で10.0ml とする。()内の濃度(ppm=ug/ml)は、10.0mlにしたときの濃度。調製は、10.0ml全量フラスコを使用する、又はプッシュボタン式(デジタル)液体用体積計で行う。
2.機器・器具
1) 吸光光度計
2) 25ml共栓付試験管又は比色管
3) プッシュボタン式(デジタル)液体用体積計: フィンピペット、エッペンドルフ、ギルソン等。又は ホール 及び メスピペット
4)100ml全量フラスコ
3.操作
1) 各試料10.0ml及び 上記 1. 7) 検量線用標準液の@〜Dで調整した標準液10.0mlを、25ml共栓付試験管又は比色管に取る。
2) 上記 1. 2) で調製した 「5N塩酸」 を 1ml 加える。
3) 上記 1. 3) で調製した 「グリセリン・アルコール溶液」 を 2ml 加える。
4) 上記 1. 4) で調製した 「塩化バリウム(粒径20〜30メッシュ)粉末」 を 約0.1g 加える。
5) 静かに混和した後、室温で、20分間静置する。
6) 吸光光度計を使用し、500nm で測定する。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
文系だったのもあって理解が難しかったです。。
丁寧な説明ありがとうございました。

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