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環境Q&A

ペットボトルのキャップについて 

登録日: 2006年08月22日 最終回答日:2006年09月02日 ごみ・リサイクル リサイクル

No.18033 2006-08-22 02:16:09 ささき

ペットボトル自体はリサイクル技術が進んでいますが、そのキャップのリサイクルとなるとほとんど話を聞いたことがありません。比較的きれいなプラスチックが排出されていると思いますが、どのように処理されているのでしょうか?
また、素材はポリプロピレンが多いそうですが、その構造をよく見ますと、パッキンがついているものもあります。青色のパッキンが多いですが、これはどんな素材なのでしょうか?ポリプロピレンとしてリサイクルした際に問題は起きないでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。

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No.18051 【A-1】

Re:ペットボトルのキャップについて

2006-08-23 13:43:39 匿名

>ペットボトル自体はリサイクル技術が進んでいますが、そのキャップのリサイクルとなるとほとんど話を聞いたことがありません。比較的きれいなプラスチックが排出されていると思いますが、どのように処理されているのでしょうか?
>また、素材はポリプロピレンが多いそうですが、その構造をよく見ますと、パッキンがついているものもあります。青色のパッキンが多いですが、これはどんな素材なのでしょうか?ポリプロピレンとしてリサイクルした際に問題は起きないでしょうか?
>以上、よろしくお願いいたします。


市町村で回収したペットボトルは、日本容器包装リサイクル協会へ資源として搬出するのが一般的だと思います。
この、容リ協会では、ペットボトルを受け入れる条件としてキャップの混入の無いこと。を条件としています。
(正確のには多少の混入は認めるが、混入が多いと品質が下がる)ですので、各市町村ではキャップは焼却処理している所が多いのではないかと思います。キャップだけ分別して収集している市町村があれば、リサイクルは可能でしょうが。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。混入が多いと品質が下がるというのは、多少ほかの素材が入っていてもそのままリサイクルしているということですね。
比較的分別が容易だと思うんですが、キャップだけで収集している自治体はほぼ無いんですね。

No.18056 【A-2】

Re:ペットボトルのキャップについて

2006-08-23 16:08:17 コロ

 ペットボトルのキャップは、容器包装リサイクル法で、「その他プラスチック製容器包装」として収集され、リサイクルされています(もっとも、サーマル・リカバリーという名の焼却が多いようですが)。
 ただし、ペットボトルのキャップのみを収集しているわけではなく、ペットボトルのラベルや菓子袋などと一緒です。「その他プラ」のリサイクルマークをご覧になったことがあるはずです。これらのものがどのように収集・リサイクルされているかは、容器包装リサイクル協会のHPをご覧ください。
http://www.jcpra.or.jp/index.html

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。ペットボトルのキャップは比較的きれいなポリプロピレンだと思いますが、特に分別されず、ほかのプラスチックと混合して収集され、焼却されているようですね。

No.18086 【A-3】

Re:ペットボトルのキャップについて

2006-08-25 15:06:04 匿名

>混入が多いと品質が下がるというのは、多少ほかの素材が入っていてもそのままリサイクルしているということですね。

日本容器包装リサイクルのルートでは、キャップの一部混入は認める。という程度です。異物の混入は原則ありません。手で選別をかけています。また、ペットボトルのラベルも剥がします。

ペットボトルを海外(中国)へ有価物として輸出しているケースもあると思います。
この場合は、主に、ビデオテープなどの原料になると聞いたことがあります。このケースでは、多少の異物混入は認めていると思います。

回答に対するお礼・補足

ご丁寧にご説明していただき、ありがとうございます。現在、ペットボトルなどの廃プラが中国へ輸出され、国内の処理業者が困っている理由がよくわかりました。

No.18232 【A-4】

Re:ペットボトルのキャップについて

2006-09-02 15:07:53 セバスチャン


こんにちは。PETボトルのキャップですがポリプロピレン(PP)ではなくポリエチレン(PE)だと思います。基本的に本体がPET、キャップがPE、ラベルがPPの物が多いと思います。処理する段階としてPET・PP・PEが混合でも構いません。処理方法は、各自治体やスーパーなどから回収した物を一度破砕し、比重分離(ここで各種類に分別)、洗浄、脱水、乾燥というように処理を行います。ここから、またいろいろな処理方法になりますが、一つ目が各分別処理をしたプラスチックごとに再ペレット(原料)を作りプラスチック成形メーカーに販売します。二つ目は、各プラスックことに梱包し中国などに輸出及び販売というようになります。国内での販売価格や人件費などを考えると、後者の業者の方が多いと思われます。また、容リ協会に加盟している業者は中国などに輸出する場合はプラスチックに着色を義務付けされています。余談ではありますが、販売価格では色によって値段がかなり変わってきます。無色(ナチュラルといいます)や白色は販売価格が高く、その他の色(雑色といいます)はナチュラルのだいたい1/3から2/3ぐらいの価格になります。

回答に対するお礼・補足

ご指摘ありがとうございます。キャップの素材は私が調査した限りポリプロピレン製のものしか見当たりませんでした。もちろんすべてのキャップを調べることができたとは言えませんが。ポリエチレンですと容易に外すことのできるパッキンがポリエチレンでした。また、簡単には外せない青色のパッキンはポリイソプレンではないかと思います。キャップのメーカーに聞けばすぐわかるとは思うのですが、知り合いにいないもので調査した限りの結果です。
また、処理法に関しましては丁寧なご説明ありがとうございます。

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