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環境Q&A

着色試料の六価クロム分析 

登録日: 2006年07月27日 最終回答日:2006年07月28日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.17653 2006-07-27 09:44:56 MS

JIS K 0102 65.2.1(ジフェニルカルバジド吸光光度法)の備考13には,この方法では着色の定量は困難であると記述されています。私自身,分析の経験はありませんが,可視領域の吸光度を測定する方法なので当然だと思います。ところが,一方でフローインジェクション法をこの吸光光度方法に適用した装置が市販されており,土壌汚染対策法に対応していることをうたい文句にしています。土壌の含有量試験および溶出試験(それぞれ,塩酸で抽出した液および水で抽出した液を測定)の抽出液は着色している場合が多いので,私はこのうたい文句はいかがなものかと思っています。皆様はどうお考えでしょうか?実際に着色試料の六価クロムの分析をしている方のご意見を伺えれば幸いです。

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No.17689 【A-1】

Re:着色試料の六価クロム分析

2006-07-28 15:14:48 野志保

専門家ではありませんので、御期待通りの回答になっているかどうか判りません。

以前、インキメーカーから 橙色のインクのCr6分析結果を戴いた事があります。
そこには、「インキは”ジフェニルカルバジド吸光法”が使えない為、”水酸化鉄共沈分離-ICP発行分析法”で検査しました。」と書かれていました。

P.S.
吸光光度法では、ジフェニルカルバジド液を添加する前の物と後の物を比較している筈ですので、多少の着色であれば問題無いと思います。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。参考になります。

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