一般財団法人環境イノベーション情報機構
ISO14001 不適合、是正処置 について
登録日: 2006年06月12日 最終回答日:2006年06月13日 エコビジネス 環境マネジメント
No.16931 2006-06-12 07:08:12 悩み多きISO事務局
私は機械・工具の商社の総務を担当しており、ISO14001の事務局も担当しています。
当社では「環境管理計画」に基づき実施し、実績把握を行います。「活動、サービス」については2ヶ月連続で目標未達成の場合は是正処置を行う。ただし、商品についてはこのかぎりではない。とマニュアルで謳ってあるのですが、これってまずいでしょうか?
「活動、サービス」・・・コピー用紙の削減 等
「商品」・・・環境配慮商品の販売
実は環境配慮商品の販売のところで「省エネ コピー・FAX複合機の販売」で「目標数値:500万円(年間)」という計画をたてたのですが、実際300万円くらいしか売れませんでした。こういうものって景気とかお客さんの胸三寸で決まってしまうので是正処置のしようがないと思うのですがどうでしょうか?
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No.16932 【A-1】
Re:ISO14001 不適合、是正処置 について
2006-06-12 21:32:31 こん (
ただ不適合だからだめというわけではなく、是正が働くシステムになっているかどうかが問題と思います。
是正処置・予防処置は環境影響の程度に応じて決めるのですから、目標の方を変えるのもありと思います。
もし是正のしようがない目標、対策のしようがないというものであれば、設定の仕方が悪いことになると思います。
No.16937 【A-2】
Re:ISO14001 不適合、是正処置 について
2006-06-13 09:54:15 ISO営業 (
なかなか面白い事例ですね!商社の場合、環境配慮型製品の取扱量を増やすって言うのはよく挙げられる目標だと思います。
商品に関する目標が2ヶ月連続で目標未達でも是正処置を行わないシステムにしても良いのかっていう質問については、
組織としてそうしない、もしくはそうしなくても良いという明確な理由があれば良いとは思います。
環境目標の見直しを、是正処置でするのかマネジメントレビューでするのかは組織が決めることですしね。
でも是正処置のしようがないというのは疑問です。
そもそも是正処置とは、「問題が起きてしまった後に、問題が起きた原因を追究し、その原因を取り除く方法を確立、実施する事」なんです。
対処療法的な応急処置と混同されている方が多いのですが、是正処置のキモは「原因の追究と原因の除去」です。
よく言われるのはのは「ナゼナゼ分析」しましょうって事ですね。
今回のケースの場合「なぜ目標が達成できなかったのか?」というところから始まって、「本当にお客さんの胸先三寸なのか?」、
「売り方に問題はなかったのか?」・・・・・って事をどんどん突き詰めていくのが、本来の原因追求の方法です。
突き詰めていって最後に「景気次第だよね」という事になれば、
その時点の景気を反映した目標の立て方に変えるという是正になると思いますよ。
No.16938 【A-3】
Re:ISO14001 不適合、是正処置 について
2006-06-13 10:26:37 ちしゃ (
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=12951&oversea=
で紹介された
経済産業省 「企業の赤信号を緑に変える35のアイデア」
http://www.meti.go.jp/policy/eco_business/kankyo-com.html
の調査は面白かったです。
「顧客に対する環境配慮型製品についての情報提供を工夫する」
というのも目標になりそうな気がします。
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