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環境Q&A

(原子吸光での)分析結果の解釈 

登録日: 2006年06月11日 最終回答日:2006年06月12日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.16916 2006-06-11 05:45:04 きなこ

試料100mLを酸処理後、20mLにメスアップした溶液を
原子吸光で分析し1ppmという数値を得たとします。

以前の職場では、機器から得た数値を分析結果としていましたが
現在の職場で「5倍に濃縮されているから元の濃度は0.2ppm」
と言われました。

どちらの考えが正しいのでしょうか?

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No.16919 【A-1】

Re:(原子吸光での)分析結果の解釈

2006-06-11 21:44:31 こん

>試料100mLを酸処理後、20mLにメスアップした溶液を

というのは具体的のはどういう処理をしましたか。
原子吸光で直接絶対値が出てくるわけではありません。標準試料はどうやってつくりましたか。
検量線を作るところから考え直してみましょう。

回答に対するお礼・補足

こん様、ご回答いただきありがとうございます。
昨夜は何故かこん様からのご回答が表示されない状況でした。
返信が遅れてしまい申し訳ございません。

昔の職場でも今の職場でも
Asの分析でJIS K 0102「NaBH4を還元剤に使用する連続式水素化物発生原子吸光法」
に準じた処理をしました。検量線を作る操作も本質的には同じなので悩んでいます。
濃縮した影響を考えるなら、酸処理で加えた硫酸と硝酸の体積を考えなくていいのか…
と思っています。

No.16922 【A-2】

Re:(原子吸光での)分析結果の解釈

2006-06-12 00:04:40 つもった

当然今の職場のやり方は間違っていません。しかし、どちらが正しいかどうかではないのでは。
前提条件がどうなっているかあなたが把握しているかどうかだと思う。
つまり、機械が勝手に計算して数値・結果を出しているわけではなく、操作する人がそれなりの条件を入力して検量線を作成しているわけですから、その条件によって機械が数値を出しています。だからその条件を換えれば機械が出す数値は異なる数値となます。
 たとえば、いつも一定の濃縮率で原子吸光にかけるということにし、検量線作成時にそのことを考慮すれば、出てきた数値が結果となる(あまりこんなことはしない方がよいと思うが)。だから前の職場がどのようにしていたか分からなければ間違っていたとはいえないのでは。
「どちらの考えが正しいのでしょうか?」を人に聞く前に、初歩に戻ろうよ。初歩に戻って自分で考えようよ。

回答に対するお礼・補足

つもった様、ご回答いただきありがとうございます。
今朝はA-1の回答者様にお礼を書いた後、
おふたかたのご回答が見れなくなってしまって
お礼が遅れてしまいました。非礼をお許しください。

>前提条件がどうなっているかあなたが把握しているかどうかだと思う。
まさにその通りですね。私は検量線の条件をよく意識していませんでした。
つもった様のアドバイスのおかげで頭の中が整理できてきました。
どうもありがとうございました。

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