線音源の距離減衰について
登録日: 2006年05月16日 最終回答日:2006年05月18日 大気環境 騒音/振動
No.16494 2006-05-16 02:28:17 G
現在、線音源の距離減衰を解析により求めて,その値を線音源の距離減衰の式と比べる作業をしています。
そのときに使用する式なのですが,解析では線音源に圧力を与えて音波を発生させています。例えば線音源に0.5Paの圧力を与えると音圧レベルの式より
Lp=20log(0.5/P0)≒88[dB]
が線音源の音圧レベルになります。
上の値より,線音源からd[m]離れた位置での音圧レベルLは
L=Lp−8−10log d
=88−8−10log d [dB]
で求めることが出来ると思うのですが。解析値が一致いたしません。
何か間違いがありましたら,ご指摘頂きたいのですが,どうかよろしくお願い致します。
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No.16507 【A-1】
Re:線音源の距離減衰について
2006-05-16 17:33:37 匿名 (
>
数値計算同士を比較してもあまり意味は無いように思います。比較対照としては実測値と比較して、どちらの数値計算結果が実測値に近いかを検討するほうが、世の中のためになると思います。
回答に対するお礼・補足
ご返信ありがとうございます。
確かに計算同士で比較には意味が無いと思います。
私の計画では使用するソフトウェアが理論通りに正しい計算を行っているかを確認してから,実測値との比較を行うことを考えております。遠回りかもしれませんが一歩づつ足元を確認しながらですので,今回このような質問をさせていただいた次第です。
No.16522 【A-2】
Re:線音源の距離減衰について
2006-05-17 08:04:17 筑波山麓 (
>
>そのときに使用する式なのですが,解析では線音源に圧力を与えて音波を発生させています。例えば線音源に0.5Paの圧力を与えると音圧レベルの式より
>
> Lp=20log(0.5/P0)≒88[dB]
>
>が線音源の音圧レベルになります。
>上の値より,線音源からd[m]離れた位置での音圧レベルLは
>
> L=Lp−8−10log d
> =88−8−10log d [dB]
>
>で求めることが出来ると思うのですが。解析値が一致いたしません。
>何か間違いがありましたら,ご指摘頂きたいのですが,どうかよろしくお願い致します。
あなたの「回答に対するお礼」を読んで、回答とは関係なく、書きたくなりました。この業界では、理論よりも実践という考え方がまだまだ主流です。また、短納期、低価格の現状では、それも仕方ないかなと思ってきました。
しかし、理論なくして、より高度なレベルへの発展はありえません。より優秀な人材をひきつけることもできません。「迂遠なようですが、一歩づつ足元を確認しながら」進んでくださることを楽しみにしております。
回答に対するお礼・補足
筑波山麓さん
ありがとうございます。
そう言って頂けると非常に励みになります。これからも学習に励んでいきたいと思います。どうもありがとうございました。
No.16563 【A-3】
Re:線音源の距離減衰について
2006-05-18 16:22:28 騒音屋本舗 (
>解析では線音源に圧力を与えて音波を発生させています。
与えるのは「圧力」ではなく「エネルギ」だと思います。エネルギを与えた結果,空気中に圧力変動(音波)を生じさせるものを「音源」と呼びます。
>例えば線音源に0.5Paの圧力を与えると音圧レベルの式より
>
> Lp=20log(0.5/P0)≒88[dB]
>
>が線音源の音圧レベルになります。
上記で述べたように「線音源に圧力を与える」のではなく,「線音源から生じた圧力」だと思います。
ある地点で観測した圧力(音圧)が0.5Paの場合に,音圧レベルは88dBになります。
>上の値より,線音源からd[m]離れた位置での音圧レベルLは
>
> L=Lp−8−10log d
> =88−8−10log d [dB]
この式はLpが「パワーレベル」の場合のものです。
Lpが「音圧レベル」の場合は,
L=Lp−10log(d/do)
do:Lpを観測した点と音源までの距離[m]
になります。
なお上記の内容は全て,音源が「無限長線音源」の場合です。
回答に対するお礼・補足
ご返信ありがとうございます。
何か色々見当違いをしていたようです。一度ご指摘下さった式で見直して見ます。
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