一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

六価クロムの測定方法について 

登録日: 2006年04月12日 最終回答日:2006年04月12日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.16065 2006-04-12 02:46:28 えいじ

製品含有の六価クロムの測定に教えて下さい。
取引先よって、前処理の例示としてEPA3060Aを上げていたり、或いは、JIS H8625に則りジフェニルカルバジド法での測定を求めていたりします。

EPA3060AとJIS H8625は、どのように違うのでしょうか?

JIS H8625を要求する取引先にEPA3060Aによる分析データを提示した場合、問題あるのでしょうか?

分析については素人です。是非、ご教授下さい。

総件数 1 件  page 1/1   

No.16074 【A-1】

Re:六価クロムの測定方法について

2006-04-12 22:24:46 筑波山麓

>製品含有の六価クロムの測定に教えて下さい。
>取引先よって、前処理の例示としてEPA3060Aを上げていたり、或いは、JIS H8625に則りジフェニルカルバジド法での測定を求めていたりします。
>
>EPA3060AとJIS H8625は、どのように違うのでしょうか?
>
>JIS H8625を要求する取引先にEPA3060Aによる分析データを提示した場合、問題あるのでしょうか?
>
>分析については素人です。是非、ご教授下さい。

EPA3060Aは、以下のサイトから、邦訳、原文ともに入手できます。
http://www3.ocn.ne.jp/~tukubasa/

JIS H 8625は、以下のサイトから閲覧(見るだけ)できます。
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=141611

購入は、以下のサイトからできます。
http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/JIS/FlowControl.jsp

相違を一言でいえば、JIS H 8625は水で5分間煮沸して試料表面から六価クロムを溶出する、EPA3060Aは試料(主に土壌が対象)から六価クロムをアルカリ抽出する方法です。

したがって、分析方法が完全に相違しますから、JIS H 8625を要求する取引先には要求する方法でのデータを提示しなければいけないでしょう。

しかし、取引先がEPA3060Aによる分析データを了承してくれるならば(可能性は薄いですが)、それはそれでよろしいのではないですか。また、メーカーによっては、数種類の測定方法を指定している場合もあるので、その点も確認されると良いです。

詳細は、これら文献を見てください。

回答に対するお礼・補足

早速、ご丁寧な回答頂きありがとうございます。
ご指摘に基づき入手している取引先からの分析データを見直した所、指定外の前処理での分析データが散見されました。鉛やカドミウムについては、前処理も確実に確認していましたが、六価クロムの前処理確認が漏れていたことが判明し、反省している次第です。
大変参考になりました。ありがとうございます。

総件数 1 件  page 1/1