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環境Q&A

ヘキサクロロベンゼンとは 

登録日: 2006年03月17日 最終回答日:2007年08月19日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.15666 2006-03-17 10:35:05 けんたろう

ヘキサクロロベンゼンについて教えて下さい。
どんなものに含まれる可能性があるのでしょうか?
電気機器の製造業をしており、ヘキサクロロベンゼン含有の
調査依頼がきたのですが、何から手をつけてよいか分からず
あたふたしております。
どなたか力を貸して下さい。

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No.15669 【A-1】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-17 11:11:46 きら

 きらです。

 まずは、このEICの「環境用語集」で検索して見て下さい。

 その他、化学物質のデータが記載されているホームページ、サイトがありますので、検索してみてはどうでしょうか?

 例:http://www.tokyo-eiken.go.jp/edcs/chem index.html

 また、MSDSを見るという方法もあります。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
環境用語集は見ました。
ただ、これだけではよく分からないのです。

私は、電気機器の製造業に携わっているのですが、
お客様より’ヘキサクロロベンゼン’の含有の有無を調査するよう連絡がありました。
弊社で使用している部品は点数も多くて、全ての部品メーカに依頼をかけるとなると、大変な作業になります。
もし、含有の可能性のあるものだけに絞れれば、大変楽になるのです。
もしご存知でしたら教えて頂けますか?

No.15673 【A-2】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-17 13:08:38 一歩一歩の14000

サイトがサイトなだけに、信憑性は?ですが、下記の「プラスチックが危ない」が参考になるのでは?

http://science4.2ch.net/bake/

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
ここを経由して、情報を得ることができました。

No.15674 【A-3】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-17 14:34:51 東京都 / 君山銀針


環境省 化学物質の環境リスク評価 第1巻(平成14年3月)http://www.env.go.jp/chemi/report/h14-05/ のヘキサクロロベンゼン の評価 http://www.env.go.jp/chemi/report/h14-05/chap01/03/32.pdf
「本物質は、1979 年に化審法第一種特定化学物質に指定されており、製造、輸入、使用が規制されているため、ほとんど国内に流通していないと考えられるが、焼却の過程等で非意図的に生成されうるため、現在でも環境中への排出の可能性がある」
「過去の用途−本物質は、日本では農薬登録されていないが、海外では殺菌剤として麦類の種子消毒に施用されている。工業用では除草剤PCP の製造原料、ゴムの素練促進剤、衣類の防炎加工剤、ポリ塩化ビニールの可塑剤等として使用されていた」


環境省 POPs対策検討会(第1回)資料 http://www.env.go.jp/chemi/pops/kento/01/ のPOPs条約対象12 物質の概要
http://www.env.go.jp/chemi/pops/kento/01/mat03-2.pdf
「海外における主要な用途 農薬(小麦の種子等の殺菌剤)、PCP (除草剤)の製造原料、ゴムの素練促進剤、衣料の防炎加工材、ポリ塩化ビニルの可塑剤、染料、ヘキサフルオロベンゼン製造の中間体、軍用火品の添加剤(電極用空隙調節剤)」
「日本ではHCB は過去に農薬として登録されたことはなく、国内使用の9割以上はPCP の合成原料として使用されていたと考えられる」

化審法では、第一種特定化学物質が使用されている製品の輸入は原則として
禁止していますが、一部例外もあるようです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/01/dl/s0113-5f.pdf
http://www.jo-kan.or.jp/Env_jouhou/kashin_hou.html
http://www.yasuienv.net/ChemSubControl.htm

化審法第一種特定化学物質が使用されている製品の輸入についての過去Q&A
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=14225

No.15679 【A-4】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-17 20:49:17 EMBRYO

ヘキサクロロベンゼンを含有するテトラクロロ無水フタル酸使用者各位

厚生労働省医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室
経済産業省製造産業局化学物質管理課化学物質安全室
環境省総合環境政策局環境保険部企画課化学物質審査室

ヘキサクロロベンゼンを含有するテトラクロロ無水フタル酸の使用について(調査)

という文書が平成18年2月24日付けで出ているようですよ。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
確認してみました。

だいぶ日が経っているというのに、ニュースにもならないのですね。
どの程度のレベルで危険な物質なのか、私にはよくわかりませんが。

No.15680 【A-5】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-17 21:20:08 東京都 / 君山銀針

失礼しました。

テトラクロロ無水フタル酸(TCPA)の合成過程で非意図的に副生されることが判明したという情報を、化審法関係省庁が発表した模様です。
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=12717&oversea=0

回答に対するお礼・補足

再度のご返答ありがとうございます。
内容確認いたしました。
結局のところ、妥協案を出す、ということで決着しそうな気配ですね。

No.15683 【A-6】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-18 08:56:43 matsu

>電気機器の製造業をしており、ヘキサクロロベンゼン含有の
>調査依頼がきたのですが、何から手をつけてよいか分からず
>あたふたしております。

以下のこのサイト内で経過をやっていた件だと思います。
化審法の適用について(副生物) 2006-02-24 10:40:09 まいったな
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=15172>

No.15286
人類の技術力 2006-02-27 20:55:18 無鉄砲
で、コメントが出ています。

当事者が官庁対応をしていて、適法範囲を行政側が管理しているので、自分の材料のベンダーから何も言われていなければ、自社製品への含有は無いと考えて良いと思います。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
とりあえず部品調達しているところからは、この件に関しての連絡はございません。
ただ、まだ安心はできないかな、という状況です。

No.15689 【A-7】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-20 09:03:48 isisan

弊社でも厄介なことになっています。
すでに回答がついていますがヘキサクロロベンゼンの含有について
というよりは今回の措置でテトラクロロ無水フタル酸の輸入を中止
するメーカーで出てきておりテトラクロロ無水フタル酸を含有して
いるプラスチック材料が供給ストップになりそうです。
今情報を整理している段階ですが,用途から考えて可能性の
高いものとしては「赤系統の透明プラスチック」
をマークしないといけません。
ABS,ポリカーボネート,アクリル などですね。
まずはこのあたりを優先調査してはどうかと思います。
追加情報があったら今後も追記します。
他の回答者の方も有力情報ありましたらぜひ書き込みをお願い
したいですね。
今後を考えると憂鬱ですががんばって乗り切りましょう。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
isisanさんは私と同じ状況のようですね。
今後も情報交換できたら、大変助かります。

赤色プラスチックが危ないようですね。
私の仕事では、ほとんど(というかまったくと言ってよいほど)使用していません。
本当は私の会社とは無縁の話なのかもしれません。
ただ、客先より突っつかれている手前、調査せざるを得ない状況です。
とりあえず、関連しそうなところへ、片っ端から連絡する他ありません。
相手にしてもらえるかどうかが心配ですが。

No.15706 【A-8】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-22 20:14:52 chota

いまさらな情報かとは思いますが(別のQで話が出ていましたし)、、、
関係省庁より、TCPAの用途として
 C.I. Solvent Red 135
が浮かび、これをターゲットにするというようなことが発表されていました。
(ということは、他の用途については気にしなくてよいのでしょうか?)

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6955



No.15710 【A-9】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-22 22:10:48 通りすがりのものです

以下、ヘキサクロロベンゼン:HCB
テトラクロロ無水フタル酸:TCPA
の略号を用います。
@某海外TCPAメーカーのMSDSによれば、純度98%のTCPA中、不純物としてのHCB含有率は0.5%とされています。
ATCPAは赤色系合成染料の中間体原料。
B既出のSolvent Red 135は、TCPAから合成されるプラスチック用着色染料。
C主な用途では、ポリカーボネートやアクリル等を透明系の赤色または橙色に着色した成型材料による、自動車のリアコンビネーションランプカバーが、使用量としては最大ではないでしょうか。
D透明系以外でも、鮮やかな赤〜橙色が求められる外観部品用途はもちろんのこと、グレー系や樹脂メーカー標準色(既製品)の黒色にも、微量ながら使用されている場合がありますので、プラ部品の仕入先に対して「納入製品について“使用しているプラスチック原料に着色染顔料としてソルベントレッド135を使用していないか」確認を求められる事をお勧めします。
Eプラスチックの着色用途以外にも、食用赤色104号(フロキシン)や食用赤色105号(ローズベンガル)といった、菓子、漬物、魚介加工品、畜産加工品等への使用を認可されている合成着色料もTCPA由来のはずなのですが、HCBの残留が問題化していないのは何故でしょうか。
以上、乱筆乱文ご容赦下さい。

No.15715 【A-10】

Re:ヘキサクロロベンゼンとは

2006-03-23 09:01:28 isisan

通りすがりのものさんのご回答にもありましたが,ほとんど黒に
近い着色製品にも使用している場合がありますね。(弊社の場合
は濃い紫色でした)
状況が供給ストップにつながる事態ですから材料メーカーから
の情報もいくつか入ってきていますが油断にならない状況です。
さらに「可能性あるよ」と聞いた話ですが一見色のついていない
透明品にも樹脂そのものが持っている色を消すという目的で
微量添加されているかも知れないとか。(私が調査依頼をかけて
いる範囲では今のところ該当なし。)
こうなるとほぼすべてが調査対象ですね。

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