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環境Q&A

赤水汚泥の脱水 

登録日: 2006年02月28日 最終回答日:2006年02月28日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.15302 2006-02-28 01:39:58 環ちゃん

現在、溶解性鉄を100mg/l程度含む炭鉱排水の処理計画を策定中です。
計画処理量は10,000m3/day(10m3/min)、性能条件は以下のとおりです。
@溶解性鉄を排水基準10mg/l未満にする。
A汚泥の硫化水素吸着能を320mg/g以下にする。
B汚泥の含水率を75%程度にする。
実験の結果、上記@、Aを満足するためには、NaOH100〜150ppmを注入した後、30分曝気し、その後高分子凝集剤を10ppm添加して、90分の重力沈降を行えばよいことが分かりました。
ところが、沈降汚泥のフロックが微細で含水率も99%程度と高いため、脱水性が悪く、遠心脱水を行っても92〜94%程度の含水率しか得られない状況です。脱水の前段で通常は凝集剤を加えますが、今回は条件Aの縛りがあるため凝集剤の前段追加添加ができません。脱水機の後段に乾燥機を入れれば条件Bを満足できるのでしょうが、コストが嵩みすぎてしまいます。
温室での天日乾燥など低コストで乾燥できる方法、また含水率をさらに下げうる脱水方法などを教えて頂ければ幸いに思います。

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No.15306 【A-1】

Re:赤水汚泥の脱水

2006-02-28 14:24:38 レス

『真空脱水機』検討してみたら?

『』内で検索すると19,500件ヒット

回答に対するお礼・補足

早々の回答を頂き有難うございます。
真空脱水機についても考えてみます。

No.15312 【A-2】

Re:赤水汚泥の脱水

2006-02-28 18:05:21 謎のSE

こんにちは。

下水汚泥処理施設などでは、ベルトプレスによる脱水を採用しているところもありますね。
これだと熱源はいらないと思います。どのような汚泥に向いている脱水方法なのかはわかりませんが・・・。

ご参考までに。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。ベルトプレスも選択肢の中に入れて検討してみます。

No.15314 【A-3】

Re:赤水汚泥の脱水

2006-02-28 22:09:39 papa

門外漢ですが事業所の除害施設を見てきた経験から参考になればどうぞ。
@空気酸化を次亜塩素酸ソーダにしてみる。(空気酸化の処理槽が不要になります。)
A前段で高分子凝集剤が使えないという理由が分かりません?
B中和剤は石灰乳のほうがコストが安く、脱水時の濾過性が向上するはずです。表面処理工場などで金属水酸化物を生成させるときにはよく使われています。
C含水率から見て脱水機は加圧脱水機(フィルタープレス)をご検討されたらいかがですか。石灰乳使用では濾過性がさらに向上するはずです。うまくいけばこれだけで含水率は目標程度になるはずです。
D真空濾過器を使用するならプリコートタイプになると思いますがコーティング剤の分だけケーキが増えますので注意が必要です。プリコートタイプは性能はよいのですがランニングコスト的に導入後やめてしまう事業所が多いです。
E仕上げ処理では濾過を取り入れたらいいと思います。
 急速濾過なら濾過面積はわずかですみます。
F除鉄装置は上水道ではよく使われてますので、水道関係のプラントメーカーと共同でという方法もあります。
G土木工事水替工で場所によっては赤水対策をやっているところがあります。ゼネコンさんに聞いてみるのもいいかもしれません。

回答に対するお礼・補足

回答有難うございます。
@次亜塩素酸ソーダを用いた試験はまだ実施していません。少し勉強してみます。
A前段で高分子凝集剤を用いると、硫化水素吸着能が低下する結果を得たためです。
B石灰乳を用いると、硫化水素吸着能が低下する実験結果を得ました。
C現在、フイルタープレスの脱水試験中です。
D、E、F及びGについては、参考にさせて頂きます。
具体の技術アドバイスを頂き、重ねて有難うございました。

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